ミャンマー政変 の商品レビュー
2024.01.28 高校の同級生の著作。評価したいのは、少数民族について丁寧に描かれているところ。少し残念なのは国軍に辛く、スーチーに甘いように思えること。 ロヒンギャについては、国軍と同様の罪がスーチーにもあると思うから。
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ミャンマー/ビルマについては正直よく知りませんでしたので、ロヒンギャ問題などとニュースで耳にすることはあってもよく分からないまま聞き流していましたが…なるほど、民族問題を含め、かの国の歴史・社会の複雑さを垣間見ました…。
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今回のミャンマー政変を起点に、ミャンマーの抱える諸問題を国家の成立や多民族問題など、クーデター以外にも広げて幅広く論ずる。 スーチーと国軍の愛憎に満ちた微妙な関係、国軍に特別な権限を認める憲法とそれを止めようとしてきたNLD、ロヒンギャ問題で露になった少数民族問題、かと思えば中...
今回のミャンマー政変を起点に、ミャンマーの抱える諸問題を国家の成立や多民族問題など、クーデター以外にも広げて幅広く論ずる。 スーチーと国軍の愛憎に満ちた微妙な関係、国軍に特別な権限を認める憲法とそれを止めようとしてきたNLD、ロヒンギャ問題で露になった少数民族問題、かと思えば中国の支援を受けた事実上の独立国ワ自治管区のような問題もある。 国軍の問題は文民統制のない軍の問題、日本外交の中国の影響を相対化するという口上はもはや冷静に見ているミャンマー人に通用しないという指摘にはなるほどなと思った。 筆者も言う通りの突貫作業による出版で粗い部分もあるが、今のミャンマーを(ジャーナリストの視点から)見て理解する良書
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読み終えたのだが、アフガニスタンのタリバンと同様に、多民族が、複雑さで、国が、勢力によって、国民を押さえつけている。 今年、2月のクーデターで、一瞬何が起こったのか?が、理解出来ない程、コロナとワクチン問題で、日本は、ニュースの大半を報道していた。 ミャンマーも民主化になっていくだろうと、期待していたのだが、大きな力で、国軍が、連邦政府の大臣にスーチー氏も拘束してしまったという異変。 バングラデシュへのロヒンギャの難民の数は、17年以降88万人とか・・・ 帰還する者は、殆どいないのは、先住民と平等な位置付けには、ならないから、戻っても、監獄しかないとか・・・ 監獄だけでなく、帰還反対のARSAに殺されると、言われている。 半世紀前のカンボジアと言っていた時代、ポル・ポト政権で、虐殺や強制労働で、国民の多くが、犠牲になった。 今回のクーデターも、市民の犠牲が、増えている。 中国の一帯一路で、少数民族のワ自治州は、中国語が、通じて、人民元。 ミャンマーのチャットでは、ないのだと、この本で知って、ビックリ。 そして、シャンという民族の所は、タイ人と同じ民族で、通貨は、タイのバーツだと・・・。 こんな国もあるのだと、この本を読む前には、考えた事も無かった事である 日本は、ロヒンギャへの支援を20憶、クーデターに酔うる食糧支援に5億円近いお金をでsとしており、無償資金協力である。 しかし、本当に困っている国民へ、使用されているのだろうか?・・・ 軍や権力の持った者の懐に入っているのだったら、この協力金は、無駄に権力者を 大きくさせているだけではないだろうか? 日本の国民達は、どれほど、この国の事や、アフガニスタンの事を知っているのだろうか?と、平和ボケの私でも、不安になっている。 これから、世界は、どうなっていくのだろうか?
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今年2月の国軍によるクーデターの現状と背景にある複雑な政治状況を解説するだけでなく、国としての歴史や日本との関係の深さを知る。 ロヒンギャなど少数民族が迫害される実態が知れたのも勉強になった。 著者は新聞社の特派員としてとして現場に向かい市民の声を聞いている。 ミャンマー
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