新・大学序列 の商品レビュー
各大学を比較するうえでの指標とか、規模が大きい大学ほど格付けが高い傾向にあることなどが知れたのは収穫だった。 その一方で、終盤に筆者自身も指摘しているけど、大学の存在意義は序列を高めることでも競争に勝ち残ることでもなくて、市民への教育とか社会で活躍できる人の輩出なのだから、その本...
各大学を比較するうえでの指標とか、規模が大きい大学ほど格付けが高い傾向にあることなどが知れたのは収穫だった。 その一方で、終盤に筆者自身も指摘しているけど、大学の存在意義は序列を高めることでも競争に勝ち残ることでもなくて、市民への教育とか社会で活躍できる人の輩出なのだから、その本質についてもっと深掘りしてほしいと、読んでいて感じた。 また、筆者も指摘している通り、昨今は大学の(渋々の?)情報公開も進み各種メディアの分析力も高まり、大学が比較されやすくなっていることはある一面ではいいことであると思う。しかし、比較されやすくなっているということはモノサシが標準化されてきていて大学の多様性が損なわれてしまうよなという心配がある。 科研費採択の多寡や就職率などの数字には現れない大学ごとの校風とかポリシーがあるはずで、大学側はそれを磨く努力を、社会の側はそこに着目する努力をするようになってほしいと思った。
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それぞれの大学に特色がある。しかし、その特色を知ろうとしない人たちが、いわゆるカーストを作り、そと高い位置にある大学を出て安心したいから序列はなくならないのだろう。
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https://opac.nittai.ac.jp/carinopaclink.htm?OAL=SB00537891
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大学というものは伝統的に常に序列化されて、いつも誰かに評価されて、上に見られて下に見られるというのが宿命なのだろうか。本書は大学に係わるそれぞれの立場からの順位付けの考察である。ただ、何か虚無感が漂う。このような興味で大学を見つめて、過去からの延長線でしかない目線、そこから得る...
大学というものは伝統的に常に序列化されて、いつも誰かに評価されて、上に見られて下に見られるというのが宿命なのだろうか。本書は大学に係わるそれぞれの立場からの順位付けの考察である。ただ、何か虚無感が漂う。このような興味で大学を見つめて、過去からの延長線でしかない目線、そこから得るものがあるだろうか。 2021年に出版された古籍。
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融資する銀行員、働く教員、学ぶ学生の立場から見て優れた大学、危うい大学とは? 「偏差値頼り」の大学序列はまもなく消滅する!
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少子化より先にコロナ禍が大学経営を襲っている。これを危機と捉えるかチャンスと捉えるかが生き残れるからしい。でも基本は教育機関としての大学であること。まぁ良い大学が残ってほしいですが。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2021/7/17 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2021/10/1〜10/3 企業退職後に大学教員となった著者による大学分析。外部者、学生、教職員、経営者という四つの視点から分析しているのが興味深い。この後、18歳人口がますます減少していくが、10年後いったいどうなっているだろうか。
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