潜入・ゴミ屋敷 の商品レビュー
読んでいるだけでも体にダニがいるのではないかと思うほどムズムズするし、ゴキブリが出るのではないかとソワソワしてしまうほど強烈だった。片付けられない人、会社にもいるけどまさに典型タイプとわかり、これから片付けさせてみようと思ったし、さっそく我が家もいらない書類を処分した。
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あんしんネットさんと一緒に現場に入った著者のルポです。片付けの過酷さ、危険さ。(虫、臭い、暑さ) そしてどうやって改善させるかまで。 今後、遺品整理、生前整理、家の清掃の仕事は、一人暮らしの多い都市部ではどんどんふえていくんだろうなと思われる。 死後に誰かに迷惑をかけるようにな...
あんしんネットさんと一緒に現場に入った著者のルポです。片付けの過酷さ、危険さ。(虫、臭い、暑さ) そしてどうやって改善させるかまで。 今後、遺品整理、生前整理、家の清掃の仕事は、一人暮らしの多い都市部ではどんどんふえていくんだろうなと思われる。 死後に誰かに迷惑をかけるようになる前に、身体が動くうちに自分の意思で片付けるのがベスト。でもその思考にならないから溜め込んでいるんですよね… 。。。。読書メモ ためこむ原因は、病気の場合、外面よく頑張っている人がバランスをとるためにしている場合。 何かしらのきっかけが、ある。死別、失業、離婚などの喪失体験。 ションペット ペットボトルに尿をためる ゴミで囲って自分を守るケース モノをコレクションしているケース 病気 発達障害等 多頭飼い
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ゴミ屋敷系の話は今はよく目にするのでさほど目新しさはなかったが、やはり強烈な気持ち悪さはある。 しかも何処かで他人事ではない。 精神的にしんどくなったら部屋は荒れる。 つまり部屋が荒れてきたらしんどくなってるのだなと判断している。
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以前も似た物を読んだけどそこまで、衝撃はこなかった。 やはり、孤立/孤独が原因。 独身1人暮らしがなりやすいとは言うけれど、本の中には子供と暮らしてる人も出てきたね。血のつながりは無い連れ子との共存だけど。 ゴミ屋敷になる人はためこみ症という病らしい。 強迫症の一種のためこみ症。...
以前も似た物を読んだけどそこまで、衝撃はこなかった。 やはり、孤立/孤独が原因。 独身1人暮らしがなりやすいとは言うけれど、本の中には子供と暮らしてる人も出てきたね。血のつながりは無い連れ子との共存だけど。 ゴミ屋敷になる人はためこみ症という病らしい。 強迫症の一種のためこみ症。 物に執着、大量に集める、整理整頓が出来ない。 コレクターとは違う。 あとADHD。 これを捨てたら思い出が…って。 それよくわかるけど、 極端に過去に縛られたらいけない、今を孤独孤立にならないようにしたら変わるかも。 これに重要な事が書いてるかも…と思って捨てれない新聞、 残してても一生読まない。 ↑ わたしも残してる本捨てよーって思った。
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ゴミ屋敷レポにあたるが筆者が実際に現場の仕事を体験し且つ表面的でないのが良い。 ところで傷口からバイ菌が入って脚の切断と相なった職員の方の話はホラーとしか思えない。
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文章はそんなに上手くないのだけど、著者の優しい人柄が感じられる。 取り上げられているエピソードも、ゴミ屋敷の住人に対して好意的で、時々見るテレビ局が視聴率欲しさに興味本意で作った番組のようなものとは違う。 だからこそ、自分や自分の大切な人が"そう"なる可能性を...
文章はそんなに上手くないのだけど、著者の優しい人柄が感じられる。 取り上げられているエピソードも、ゴミ屋敷の住人に対して好意的で、時々見るテレビ局が視聴率欲しさに興味本意で作った番組のようなものとは違う。 だからこそ、自分や自分の大切な人が"そう"なる可能性を感じてとても怖い。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
何十年もかけて溜められたゴミ山が凄絶。エアコンの高さまで積み上げてその中で生活している住人の心理がよくわからないが、精神疾患であるとの見解。関連してゴミ屋敷清掃の動画を見ていたら気が滅入ってきた。ゴミは人の生きる気力を奪う。対策は人のつながり。
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孤立が先か、ため込みが先か。 生前・遺品整理業者で実際に3年間はたらいたジャーナリスト・笹井恵理子さんによるルポです。内容は、壮絶なゴミ屋敷の整理体験記、「ためこみ症」に対する医師や専門家の見解、本人や家族へ向けた具体的な解決案、整理業者ではたらく方の心情など。構成もわかりやす...
孤立が先か、ため込みが先か。 生前・遺品整理業者で実際に3年間はたらいたジャーナリスト・笹井恵理子さんによるルポです。内容は、壮絶なゴミ屋敷の整理体験記、「ためこみ症」に対する医師や専門家の見解、本人や家族へ向けた具体的な解決案、整理業者ではたらく方の心情など。構成もわかりやすくあっという間に読み終わりました。悪徳整理業者の見分け方まで書かれており、細やかさに好感が持てます。 ゴミ屋敷に住む人・住んでいた人に偏見の目を向けるのではなく、住人の再起を願う笹井さんの優しい目線を感じます。迷わずおすすめできる本です。 ゴミ屋敷主人の人生を描いた橋本治さんの小説「巡礼」を読み、ゴミ屋敷に住む人間の心理に興味がわいたところに、この「潜入・ゴミ屋敷」が話題になっていたので迷わず手に取りました。読んでいてあまりに自然に「巡礼」の主人公の描写・心情とぴったり符号するので驚きました。 現場ルポは本当に壮絶です。死臭、虫、大小便、亡くなった遺体の痕跡の描写が、読んでいて自分の顔が歪んでいるのが分かるほどに。住人の孤独の痛ましさをリアルに物語ってくれます。 帯に「こんな家に住んでいると、人は死にます。」とありますが、これはけして煽り文句ではないことが読めば分かります。 ものをためこみ過ぎて日常生活や社会生活に影響をおよぼしてしまう「ためこみ症」は2013年に精神疾患として定義されました。 そもそも「ものを必要以上にためこむ」という行動自体は他の疾患にも見られるようです。ADHDは整理整頓が不得意であったり、うつであれば整理・処分する気力がない。認知症の場合はなにを所有しているかを忘れてしまう。統合失調症は「これを処分すると大変なことになる」という妄想、、、それらがきっかけでためこみ行動が起きるとされています。 上記の疾患と区別される「ためこみ症」は、人間関係の強烈な喪失体験(大切な人との死別や離婚その他)がきっかけとなり、ものをため込むことで喪失した部分を埋めようとする病気だそう。ためこんだものが自分の一部のように感じられるため、処分することに苦痛を伴うとのことです。 ゴミ屋敷の住人は、社会あるいは人とつながれなかったからためこみ行動に出てゴミ屋敷をつくりあげてしまったのか。それともゴミ屋敷になってしまったから周りから孤立してしまったのか。どちらが先かはわかりませんが、行政でもご近所さんでも友人でも、なにかしら「だれかと繋がること」がゴミ屋敷から脱する手がかりになることが分かりました。 最後に笹井さんは、コロナ以降の孤立をふせぐためには「"弱くゆるい人間関係"が大事」と書かれています。やはり昨今の社会のあり方におけるキーワードですね。肝に銘じます。 余談:「SM系エロ本」を大量にためこんでいた現場のルポで、大学教授にためこみ行動とSM趣味の心理的な関係をたずねていたところは、不謹慎ですが少し吹き出してしまいました。
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沖田×華さんの漫画『不浄を拭うひと』で特殊清掃やゴミ屋敷の現場の描写には耐えられるようになったつもり(1巻の前半は衝撃と想像で少し具合が悪くなったくらい→3巻を読むころには慣れてきた)でいたけれど、緻密な文章での描写はまたやはり違った角度から心を抉ってくるようで、読んでいてしんど...
沖田×華さんの漫画『不浄を拭うひと』で特殊清掃やゴミ屋敷の現場の描写には耐えられるようになったつもり(1巻の前半は衝撃と想像で少し具合が悪くなったくらい→3巻を読むころには慣れてきた)でいたけれど、緻密な文章での描写はまたやはり違った角度から心を抉ってくるようで、読んでいてしんどくなる箇所がいくつもありました。 ゴミ屋敷化するきっかけやその後の過程に関心があって読みましたが、「孤立」がやはりキーワードだと感じました。 が、社会的な人とのつながりがあればそうはならないのかと思いきや、意外と”外ではちゃんとした職業の人”の家がゴミ屋敷化しているケースも多くて、普段から人と接しているからと言ってもそれは「孤立していない」とはならない、ってことなんですね…ちょっと鬱々とした気持ちになりました。 「孤立しない」ためにどうすればいいのか、というかそもそも「何をもって孤立した状態っていうの?」と考えて頭がまだグルグルしています。 現状ゴミ屋敷でもないしモノのためこみもしてないけれど、完全な他人事ではなく何かがきっかけでそうなってもおかしくはないのかもな、という危機感というか焦燥感みたいなものを抱きました。
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ゴミ屋敷の片付けから特殊清掃まで、実際に立ち会って自ら体験の体験をもとに描かれたルポ。非常に丁寧に、当事者に寄り添って描かれているので、興味本位で手にした自分がちょっと恥ずかしくなりました。 「ゴミ屋敷」にならざるを得ない状況に対して反射的に否定的な感情を抱いてしまいますが、何が...
ゴミ屋敷の片付けから特殊清掃まで、実際に立ち会って自ら体験の体験をもとに描かれたルポ。非常に丁寧に、当事者に寄り添って描かれているので、興味本位で手にした自分がちょっと恥ずかしくなりました。 「ゴミ屋敷」にならざるを得ない状況に対して反射的に否定的な感情を抱いてしまいますが、何が異常で何が正常なのかが非常に曖昧な昨今、そんなに距離感の有るお話ではないのだな、という気持ちにさせられました。 好きな物を傍に置く事で自分を幸せにする行動は誰でも日常的にしている物で、その対象が個人で違うだけあり、またその人にとって何が大事かどうかなど、他人が簡単に決めて良いものではない。とても口当たりの良い言葉ですが、実際現場に立たされたら、自分はその意思を通せるだろうか…モノは生き様… 少し前に話題になったお片付けの極意レベルの話ではないですねw
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