人工知能が俳句を詠む の商品レビュー
AIには、強い人工知能(人と同じように状況を認識し、人と同じような思考過程を経て、すべきことを判断することができる人工知能)と弱い人工知能(表面状は人の知能が行うことと同等のことを表現しているように見えるものの、実際は計算処理に則って情報を処理しているもの)がある。 強い人工知能...
AIには、強い人工知能(人と同じように状況を認識し、人と同じような思考過程を経て、すべきことを判断することができる人工知能)と弱い人工知能(表面状は人の知能が行うことと同等のことを表現しているように見えるものの、実際は計算処理に則って情報を処理しているもの)がある。 強い人工知能が実現されれば、そこからは人工知能が自己をアップデートするので、人の開発は不要となるそうです。 現段階では、活用される人工知能の多くが弱い人工知能。AI一茶くんも、こちらに属します。 とはいえ、素人から見れば、生み出される俳句は、多種多様で、機械的に組み合わせるからこそ、意外な語と語の組み合わせがあったりして面白いと思いました。鑑賞する側の想像力を掻き立てるものがあります。
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AIは俳句を詠むことはできないが、無限に「サイコロを振って」人の鑑賞に耐えうる作品を生成することは十分に可能であることを証明した。AI研究書であると同時に、「俳句」そのものの存在理由を問いかける有意義な一冊。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『おバカな答えもAIしてる』でも書いてあったけれど、AIに人間のかかわりは必要なんだなぁ。 日常でも、芸術分野でも。 「どちらの作品が人間で、どちらがAIでしょう?」みたいなクイズで、外すと悔しい気持ちになるけれど、これからはちょっと違うかもしれない。 AIだって、人間が丹精込めて作ったには変わりないんだから。 一茶くんにどれだけ人がかかわっているかを知って、そう思った。
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NHK対決凄ワザ で拝見したAI俳句の舞台裏が見られた データ分析をしている私としては自然言語処理のもっと技術よりの話を期待したけど縦書きの本だからこんなものだろう でも文学生成系の研究でない本は貴重 短歌自動生成を目指しているけど能力がない私の発奮ネタとはなった がんばろー
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