1,800円以上の注文で送料無料

太陽と毒ぐも の商品レビュー

3.9

39件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

    8

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2026/06/06

価値観や人生観、趣味嗜好、育った環境や習慣など、妥協できない相違点。 若い恋人たちは親密になり喧嘩することで、相手は自分と違う人間であることを知るのかもしれない。

Posted byブクログ

2026/05/14

ばっかみたいな恋人たちのお話。 憎み切れないロクデナシと、それに振り回されるおバカさん。 ほんま、角田さんが言う通り“ばっかみたいな恋人たち”。 ちょっとゾワリとするトコロもあるけれど、本人たちは幸せそうよ?www ☆サバイバル ☆昨日、今日、明日 ☆お買い物 ☆57577 ☆...

ばっかみたいな恋人たちのお話。 憎み切れないロクデナシと、それに振り回されるおバカさん。 ほんま、角田さんが言う通り“ばっかみたいな恋人たち”。 ちょっとゾワリとするトコロもあるけれど、本人たちは幸せそうよ?www ☆サバイバル ☆昨日、今日、明日 ☆お買い物 ☆57577 ☆雨と爪 ☆100% ☆教諭過去 ☆糧 ☆二者択一 ☆旅路 ☆未来

Posted byブクログ

2025/12/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

30代、大人のカップルの大きなすれ違いを描く短編集。こんな大きな違いを受け入れてやっていける人たちもいれば、すでに崩壊してしまっている関係もあり、長続きの秘訣は何なのだろうと考えさせられた。 気に入った短編を記す。 「57577」 これが一番気に入った。なかなか言えないことを、頭の中で57577の短歌にしてしまう男。指折り数える文字数を気にしながら読んでいると、文の全てが57577に見えてくるから面白い。 その他も気に入ったが、食の趣味、旅先での金銭感覚の違いなど、起こり得そうなすれ違いが描かれていて、少し怖かった。

Posted byブクログ

2025/10/21

若い男女のヴァイブスや心情、温度感や湿り気、軋轢や歪みを本当にうまく捉えてる。え!?あの時、見てたの?笑 と言いたくなる。自分が若い頃の経験、何気ない会話や表情心情、温度や匂いがフラッシュバックしてしまう。そして、あの時なぜ許せなかったのか。と。 太陽と毒ぐも。 こんなに端的で...

若い男女のヴァイブスや心情、温度感や湿り気、軋轢や歪みを本当にうまく捉えてる。え!?あの時、見てたの?笑 と言いたくなる。自分が若い頃の経験、何気ない会話や表情心情、温度や匂いがフラッシュバックしてしまう。そして、あの時なぜ許せなかったのか。と。 太陽と毒ぐも。 こんなに端的で的確にこの本を表す表題は 他にはない様に思う。

Posted byブクログ

2025/06/01

どれもこれも男女の中の折り合い?というか、ありありだなと思う短編集。Audibleで。 雨と爪。100%。ちょい解る気がして面白かった。「雨と爪」で出てくる諺の数々(笑)私も結構気にするけどこんな風に他の人に共用したり言ったりしたいから、言ったりしたらこんな風になるんだ~って(笑...

どれもこれも男女の中の折り合い?というか、ありありだなと思う短編集。Audibleで。 雨と爪。100%。ちょい解る気がして面白かった。「雨と爪」で出てくる諺の数々(笑)私も結構気にするけどこんな風に他の人に共用したり言ったりしたいから、言ったりしたらこんな風になるんだ~って(笑) 「100%」は付き合い出してからの、お互いの趣味とかこだわり。おおげさな表現が多いけど、そうなんだよね。自分の推し、相手の推しをいくらかは譲歩しながら楽しめるのなら長く付きあえるのかな。 どの短編もかなり癖のある男女がでてくる。でもその、癖でさえ愛されちゃうのだ

Posted byブクログ

2024/12/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

全て恋愛の話だが、どれもハッピーエンドともバッドエンドともとれない終わり方でモヤモヤした。 価値観の違いやお互いにこれは譲れないというところで衝突するカップルの話が多かったように感じる。 特にスリランカに旅行に行ったカップルの話は悲惨だった。私もスリランカという日本と何もかもが違う国に行くのならぼったくられても仕方ないと思うし、千円ちょっと払って快適に移動したいし、人でもみくちゃの電車に3時間も立っていられない。女性側の気持ちが痛いほどわかるから、キツイだろうなと思った。

Posted byブクログ

2024/03/18

思ったよりも読みやすい。 11話、同じような温度感で話が進むので、1話目が気に入ればそのまますっと最後まで読めると思う。 〈毒ぐも〉というワードで想像するよりも小さな毒。それは小さいけれども確かに毒で、そして、誰にでもある毒の話。 蜘蛛も悪いことばかりでない。ときに蜘蛛は、...

思ったよりも読みやすい。 11話、同じような温度感で話が進むので、1話目が気に入ればそのまますっと最後まで読めると思う。 〈毒ぐも〉というワードで想像するよりも小さな毒。それは小さいけれども確かに毒で、そして、誰にでもある毒の話。 蜘蛛も悪いことばかりでない。ときに蜘蛛は、害虫をたべる益虫として農家の人からありがたがられたりする。見方によっては、良いところもあるのだ。

Posted byブクログ

2024/01/27

11の短編を収録。11組の恋人達の話である。恋人だから恋愛小説のカテゴリーにしたけど、ハッピーエンドの恋バナではない。お互いが相手のある部分を許せなくなるという話。風呂嫌いの彼女、記念日マニアの彼女、買い物依存症の彼、などなど。ドレッシングのサラダ油と酢みたいに、混ぜるにはそれ相...

11の短編を収録。11組の恋人達の話である。恋人だから恋愛小説のカテゴリーにしたけど、ハッピーエンドの恋バナではない。お互いが相手のある部分を許せなくなるという話。風呂嫌いの彼女、記念日マニアの彼女、買い物依存症の彼、などなど。ドレッシングのサラダ油と酢みたいに、混ぜるにはそれ相応の気負いと行為が必要。

Posted byブクログ

2023/12/30

とても読みやすい作品でした。 私が感じる『読みやすさ』は、あまり深く考えずに読めたり、文章が簡単だったりする作品を指すことが多いです。 しかし、この小説はそういう『読みやすさ』ではなく、あまりにもストンと簡単に心に入ってくる『読みやすさ』がありました。簡単に入ってくる分、何とも...

とても読みやすい作品でした。 私が感じる『読みやすさ』は、あまり深く考えずに読めたり、文章が簡単だったりする作品を指すことが多いです。 しかし、この小説はそういう『読みやすさ』ではなく、あまりにもストンと簡単に心に入ってくる『読みやすさ』がありました。簡単に入ってくる分、何とも表現出来ない哀しさがじわじわと沁みてきます。 イタタ…と思う恋愛の哀しさ。 あ〜…と思いながら読む恋愛の哀しさ。 それでも離れられず、トントンと読み進めました。

Posted byブクログ

2023/12/27

⚫︎受け取ったメッセージ それでも人は、人がいないと生きられない ⚫︎あらすじ(本概要より転載) 「角田光代の隠れた傑作」といわれる、 不完全な恋人たちの、キュートでちょっと毒のある11のラブストーリー。 リョウちゃんは、あたしのたいせつな恋人は、 あたしの前で口を開いた...

⚫︎受け取ったメッセージ それでも人は、人がいないと生きられない ⚫︎あらすじ(本概要より転載) 「角田光代の隠れた傑作」といわれる、 不完全な恋人たちの、キュートでちょっと毒のある11のラブストーリー。 リョウちゃんは、あたしのたいせつな恋人は、 あたしの前で口を開いた洞窟なのだ。 そうしてあたしは未だその入り口で立ちすくみ、 その一番奥に何があるのか見極めるための 一歩を踏み出せないでいる。 ──「お買いもの」より ハッピーエンドから始まる恋人たちの幸せな日常。 どこにでもいるようで、でもちょっとクセのある11組の恋人たち。 買い物依存症、風呂嫌い、万引き常習犯、迷信好き……。 この恋愛短篇集は、極端な恋人たちを描きながらも、 いつしか、読む者の心の奥に眠らせていた記憶を呼び覚ます。 文句なしの面白さと怖さに震える、長年偏愛されてきた傑作です。 「だが、だからこそ、物語が進むにつれて、そのおかしさが物悲しさへと変わっていく。 どうして、この人は、このままで許してもらえないのだろう。 どうして、最初は許されていたものが、許されなくなってしまうんだろう。(中略) 相手の中の「どうしても許せない部分」が、自分の過去、コンプレックス、傷、そしてそれらに飲み込まれずに生き続けるためにまとってきたたくさんの鎧と関係していることに気づいていくのだ。 作中で「裸んぼで暮らせたら問題なかったんだろうな」という言葉が出てくるが、この物語たちは、裸んぼではいられない、過去を、痛みを、コンプレックスを、すがるものを切り離せずに着膨れながら生きていくしかない人間のかなしみを見つめた作品なのだ」(解説より 芦沢央) ⚫︎感想 パートナーの気になるところ、どこまで許せるか問題。なおして!と思っても、他人を変えることは不可能に近く、自分を変えることもまた難しい上に気づきにくい。自分は相手に何かを言えるくらいまともなのか?という自問自答も浮上する。他人を通して、嫌な自分に出会ったり、のちに気づいたりする。 このことをとてもうまく例えてある「ドレッシング」の表現があった。 以下引用 「…私たちの暮らしはドレッシングみたいなものだったと思うことがある。サラダ油に酢を入れてぐるぐるかき混ぜる。なかなか混じり合わない両者は数秒でちゃんと融合し、どろりと白濁したドレッシングになる。34.5年で培ってきたそれぞれの生活は、油と酢のように、くっきりと孤立したなにかで、両者を混ぜ合わせるには、それ相応の気負いと行為がいる。専用泡立て器でぐるぐるかき混ぜる行為は、しかし、楽しかった。譲歩も変更も楽しかった。けれど、白濁したドレッシングを放置すれば、またすぐに分離してしまう。譲歩も変更も新しい習慣も入り込む余地のない何かを、私たちはそれぞれ相手の中に見つけ出してしまう。新鮮で興味深い新発見の連続ののちに、さほど喜ばしくもなく、どちらかというと、厄介な新発見がさらに発掘され続ける。誰かと暮らすということは、そういうことらしい。」 では、果たして100%ぴったりの相手がいたとして、それはそれで刺激がないとか文句に繋がるんだろう。結局、100%合う人なんか居なくて、呆れたり、見ないふりをしたり、期待しなければ(笑)意外といいとこ見つけたり、変化する相手に刺激されたり…そういうことが他人と生きるということかな。

Posted byブクログ