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安楽死を遂げた日本人 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2024/02/16

自分には関係ないと思わず、向き合って考えなければいけないと思った。安楽死、一概に賛成とは言えないものの事情は理解できる点が有り、とても難しい。

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2023/12/10

まとめ・感想 https://shengye-ji.hatenablog.com/entry/2023/11/12/133412

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2023/11/11

前作とセットで読むことで宮下さんの思考の過程が伝わってくる。 ありのままの姿を伝えようとする真摯な姿勢。 その中でも悩み苦しみ迷う。 その過程を追わせていただき、とても学びの多い一冊だった。 極論に偏らずに答えのない答えを探すことが大切だと感じた。

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2023/10/24

誰だって痛いことや苦しいことは嫌だ。 ましてやその先に「死」しかないのだったら、楽に死なせてほしいと思うだろう。 けれどいま日本では、安楽死は認められていない。 そんななか、安楽死を望む人たちが、どのような手続きを取ってどのように行動していったのかを書いたノンフィクション。 そ...

誰だって痛いことや苦しいことは嫌だ。 ましてやその先に「死」しかないのだったら、楽に死なせてほしいと思うだろう。 けれどいま日本では、安楽死は認められていない。 そんななか、安楽死を望む人たちが、どのような手続きを取ってどのように行動していったのかを書いたノンフィクション。 そもそも「死」は当事者だけのものなのか。 遺された家族の思いは考慮しなくてもいいのか。 一番よく聞くのは、「寝たきりになって下の世話までしてもらってまで生き続けたくはない」という意見。 たしかに下の世話をしてほしいかとか、寝たきりになりたいかと言われたら、嫌だ。 でも、それで生き続けることができるのなら、生きればいいと思う。 それでも生き続けることができない人のことを考えたら、それっぽっちのことは人間の尊厳とは何の関係もない。 と、子どもの頃、生まれてから一度も病院の外に出たことがないまま亡くなった3歳の女の子とそのお母さんの慟哭を、同じ大部屋からそっと個室に移って静かに人生をフェードアウトしていった私と同年齢の少女を、小学生の頃目の当たりにしてきた私は思うのだ。 だって、、そうしたら健康じゃない人は生きる価値がなくなってしまう。 とはいえ、大切なことだからこそ、考えは人それぞれ。 充分に議論して、選択肢を増やしていただければいいと思います。 ちなみに 「尊厳死」とは、延命治療の手控え、または中止によって導かれる死。 「セデーション」とは、治療に対する体の抵抗によって生じる苦痛を緩和する目的で、鎮痛剤などを投与すること。意識レベルを下げることで苦痛から解放させるとともに、死までの自然な家庭を見守る医療措置。 「安楽死」その苦しみが来る前に即効性の致死薬を投与して迎える死。 私にとっては、意思の疎通が図れなくなった時が、死を迎える時かな。 痛みには強いほうなので、安楽死ではなく、ギリギリまで痛みと共に生きて、最終的にはセデーションがいいと今は思っている。 感想は軽々には書けないので、今回はこの本を読んで考えた安楽死について、でした。

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2021/09/19

私の父が前立腺がんで全身転移、最後には緩和ケア病棟でセデーションを行いました。 私自身も、がん専門病院の生命倫理の研究室で事務員として働いていたことから、安楽死は身近で議論されていました。 それでも私の中で日本における安楽死の是非について未処理のまま。 そんな時に、ジムでNHKス...

私の父が前立腺がんで全身転移、最後には緩和ケア病棟でセデーションを行いました。 私自身も、がん専門病院の生命倫理の研究室で事務員として働いていたことから、安楽死は身近で議論されていました。 それでも私の中で日本における安楽死の是非について未処理のまま。 そんな時に、ジムでNHKスペシャルの「彼女は安楽死を選んだ」を見て、ダンベル片手に立てなくなるほど衝撃を受けました。数年後の今年、この本を本屋で見つけて「安楽死を遂げるまで」と共に購入してすぐ読みました。 何度も号泣。 けっきょく、まだまだ日本で安楽死の法が敷かれるのはまだまだ先だな…と思うと共に、私の中で安楽死についてはいったんケリが着きました。 最後には、「家族を大事にしよう、きちんと話をしよう、そしてそれぞれの最期の時にはお互いに納得のいく逝き方を探ろう」と思ったのでした。 私は未婚のひとりっ子。父は既に亡くし、母と祖母ひとりの女3人。最近めっきり弱った祖母は、「前はあんたが結婚しないって決めたならそれでいいって思ってた。でもね、やっぱり、今になってみると結婚して家庭を持つって、幸せよ」と言われて、結婚したくなった今日この頃…笑 もしかしたら私が死ぬ頃には安楽死が法的に認められているかもしれない。どんな死を迎えるかわからないけれど、とにかく、愛に溢れた生き方をしようと心に決めたのでした。

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