イーロン・マスク 次の標的 の商品レビュー
すでにもう、このタイトルにある 「次の標的」に乗り出しているわけですが。 理解できなくても、読んでおかないと、 という状況ですね。
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イーロンマスクが「人間のサイボーグ化」を実現しようとしている話。脳とコンピュータを繋げる(=internet of body)理由はAIが人間を超えるシンギュラリティに対抗するため。そのために2016年にニューラリンクを創業。 実際にサルの実験では成功し、脳内にチップを埋め込まれ...
イーロンマスクが「人間のサイボーグ化」を実現しようとしている話。脳とコンピュータを繋げる(=internet of body)理由はAIが人間を超えるシンギュラリティに対抗するため。そのために2016年にニューラリンクを創業。 実際にサルの実験では成功し、脳内にチップを埋め込まれた猿が脳波でゲームを行うことが実現。 また、彼は待ち合わせない技術を持つ専門家をヘッドハンティングして研究に没頭させ、その技術を盗む。そして自身で出来ると確信が持てれば容赦なく斬り捨てる。 感想として、2016年にニューラリンクが創業されたことに驚いた。彼はいつでも時代を先読みし周りを巻き込み世界を創る。富豪が彼に投資する理由もなんとなくわかる。
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うーむ… これまで読んできたマスク本との違いは、日本人の国際政治経済学者と言う肩書きの人が書いたと言う点。 浜田氏は、イーロン・マスクの次の標的として「IoBビジネス」と言っているがマスクのビジョンの中で語られる表題の裏に隠れている一つに過ぎないのが現状。IoBを深掘りしている...
うーむ… これまで読んできたマスク本との違いは、日本人の国際政治経済学者と言う肩書きの人が書いたと言う点。 浜田氏は、イーロン・マスクの次の標的として「IoBビジネス」と言っているがマスクのビジョンの中で語られる表題の裏に隠れている一つに過ぎないのが現状。IoBを深掘りしているかと言うと… そもそもページ数が200無いので、そう言う事なのかなと言う感じ。 ワクチン絡みの話とか、こじ付け感が強いのと学術的な側面がほぼ無視されて、政治と金に関連付けしかされていないのが不快ですらある。イーロンと日本の無理やりな紐付けとか、カッコ悪いからやめて欲しい… ちなみに、この本を読んでIoBすげーとか思う人は、まずレイ・カーツワイルの『シンギュラリティは近い』を読んだ方が良いです。内容はともかくあの本が原点になっているのは確かなので。
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まるでSFのよう。 近い将来現実になるのなら、一体世の中はどう変わっているのだろう。 イーロン・マスクの破天荒さは止まることを知らない。 Tesla、SpaceX、ソーラーシティ、ボーリング・カンパニー。 そしてこの本で紹介されている「ニューラリンク」2016年7月に立ち上げた...
まるでSFのよう。 近い将来現実になるのなら、一体世の中はどう変わっているのだろう。 イーロン・マスクの破天荒さは止まることを知らない。 Tesla、SpaceX、ソーラーシティ、ボーリング・カンパニー。 そしてこの本で紹介されている「ニューラリンク」2016年7月に立ち上げた、BMI(Brain Machine Interface)の開発を目的とした企業だ。 BMIとは、脳とコンピュータをネット接続して通信するテクノロジーの総称。 ニューラリンクのYouTubeで、BMIデバイスを装着かした猿がゲームをする動画が公開された。 脳波で卓球のゲームする猿である。 猿の脳にはN1リンクと名付けられたBMIが直接埋め込まれている。(脳インプラント) このN1リンクが脳の活動を読み取り、記録した情報をBluetoothで解読用コンピュータにワイヤレス送信する。 猿が餌欲しさに手でレバーを動かすとき、脳内に電位の変化が生じる。(ニューロン(脳神経細胞)の発火) 猿の手の動きと発火パターンをデータ解析し、予測する。 猿の意図を、デジタル的に吸収する。 レバー本体を手で操作しなくても、脳波を解読する装置からの出力だけでゲームは進行する。 イーロン・マスクは、これを人間に、というIoB(Internet of Bodies)ビジネスを進めている。 IoT(Internet of Things )物とインターネットなら、IoBは身体(脳)とインターネットである。 彼は、AIが自己増殖して脅威になる世界と、地球温暖化を敵視している。 そこで、人間がAIに勝つために、脳とAIを合体させるのだ。 IoB技術に関してはイーロン・マスクだけではなく、Facebook(Meta)のマーク・ザッカーバーグも、世界初のテレパシー・ネットワーク構築を計画しているらしい。 具体的には、脳とコンピュータを結びつける研究で、毎秒100ワード考えただけでタイプできる帽子を開発した。 Googleのエンジニアリング部門の責任者レイ・カーツワイル博士は「永遠の命を目指す」と宣言。「2029年までにコンピュータは人間の知性を超える」と予測している。 「2045年シンギュラリティ論」というのがあるらしいが、それよりも16年早くAIの世界が大転換期を迎えるという。 ソフトバンクグループの孫正義は、「シンギュラリティは2047年」と予測している。その結果、人間の脳はクラウドと接続することになり、人間の能力は飛躍的に進化を遂げる。 BMIによって、ロボットとの対話も人間同士のコミュニケーションもテレパシーで可能となる。 SF好きな私は、読んでて面白かったが、現実に起こるかもしれない世界だと思うと、恐くもあるような、、、。 テレパシーができるようになれば、頭で考えたことが筒抜けじゃないか。 劉慈欣の小説「三体」では、三体人は「嘘」の概念がなかった。すべて考えが筒抜けだからだ。 それに対し、嘘をつける地球人の考えは読み取れない。 テレパシーが実現すると、口がいらなくなる。 人間はグレイのような風貌に進化するのだろうか。 想像すると楽しいですね。 攻殻機動隊でもBMIでテレパシー、してましたよね、、、汗 こんなふうに色々な小説やアニメの内容が現実のものとなってくる世界なんて、すごくワクワクしますね。
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IoB(Internet of Bodies〈身体のインターネット〉)とかいうと未来感あふれる言葉に聞こえるけれど、実際のところウェラブル端末とかまで含めると、一部は実装が始まっている。インターフォンと連携する補聴器みたいなのもあったかな。 体の中に埋め込むとなると、ウェイウェ...
IoB(Internet of Bodies〈身体のインターネット〉)とかいうと未来感あふれる言葉に聞こえるけれど、実際のところウェラブル端末とかまで含めると、一部は実装が始まっている。インターフォンと連携する補聴器みたいなのもあったかな。 体の中に埋め込むとなると、ウェイウェイいいながらアジャイルで作っていく最近のシステム系の人たちと、安全第一の医療機器を作ってきた人々(および規制官庁)、両者の根本的な立ち位置の違いをどう融合させていくのかが気になるところ。 結局のところ“人体実験”がやりやすい国が先行するんでしょうね。脳にIoB機器が埋められる“ウェットウェア”の世界も、そう遠くない将来になりそうでちょっと怖い。
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IoBは、人体に装着したデバイスとAIがネット接続し、人間の能力が拡張し、生活の質を向上させることを目的とする。また、精神疾患のケアにも役立つと期待されていると言われる。 個人的には、現在、以下の三段階の初期実験状況。今のうちからもっと人体への安全性リスク、セキュリティ・個人情...
IoBは、人体に装着したデバイスとAIがネット接続し、人間の能力が拡張し、生活の質を向上させることを目的とする。また、精神疾患のケアにも役立つと期待されていると言われる。 個人的には、現在、以下の三段階の初期実験状況。今のうちからもっと人体への安全性リスク、セキュリティ・個人情報保護の観点そして倫理など幅広い議論や検討を行い、並行して法整備が必要になると感じた。 国、ビッグテック、ビッグファーマ中心にIoBビジネスの今後の展望は拡大していくと述べられている。 三段階があると言われている。 一段階 データの定着化 二段階 体内内蔵化 三段階 ウェットウェア化 ・現在は、一段階、二段階は一部実用化、三段階目は実験初期段階。 ・一段階目と三段階目の違いは、脳以外に装着するか(二段階目)、脳に装着するか(三段階目)。 ・ウェットウェア化のトップがニューラリンク社のBMI
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本書は、イーロン・マスク氏のパーソナリティーの部分や、マスク氏が関与するテスラやニューラリンクといった企業の話題だけでなく、アメリカ政府や、Google・Facebook等のアメリカの大企業のAIやIoB (Internet of Bodies, 身体がインターネットとつながる状...
本書は、イーロン・マスク氏のパーソナリティーの部分や、マスク氏が関与するテスラやニューラリンクといった企業の話題だけでなく、アメリカ政府や、Google・Facebook等のアメリカの大企業のAIやIoB (Internet of Bodies, 身体がインターネットとつながる状態)、BMI(Brain Machine Interface, 脳とコンピューターをネット接続して通信するテクノロジーの総称)関連の研究や動向についても多数紹介されており、興味深い内容が多かったです。 特に、BMI開発の現状には衝撃を受け、これからの人間の有り様について考えさせられるものがありました。 マスク氏が起ち上げたニューラリンクは、既に猿の頭蓋骨に穴を開けデバイスを脳に埋め込み、Bluetoothを使ったワイヤレス通信でコンピューターに脳の情報を送信して解析を行っているようです。 本書から得た情報ではないですが、麻痺を抱える人の脳にこのようなデバイスを埋め込み、手を使わずに文字の入力に成功したという事例も既にあり、これから更にBMIが様々な神経疾患をもつ人たちの力になることは間違いないでしょう。 ただ、本書はこういったBMI開発の行く末への懸念のほうが強調されていたので、読み終わった後は将来に対する不安のほうが大きく残りました。
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