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幕末明治旗本困窮記 の商品レビュー

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2024/05/15

負債をチャラに 江戸時代から明治初期までの旗本は借金まみれで幕府の政策で返済免除(知行地名主などが負う:上知令)などの生活ぶりだった。だが、そんな中でも昔からの儀式・風習はやめず、物見遊山など寺神社へ頻繁に詣したり、船遊び(一人@2両:10万円)なども出来ていたという。だが、幕末...

負債をチャラに 江戸時代から明治初期までの旗本は借金まみれで幕府の政策で返済免除(知行地名主などが負う:上知令)などの生活ぶりだった。だが、そんな中でも昔からの儀式・風習はやめず、物見遊山など寺神社へ頻繁に詣したり、船遊び(一人@2両:10万円)なども出来ていたという。だが、幕末では長州征伐、戊辰戦争などで家族も、地位も、家も尽く消え去った、とある。今の政府と財務省vs国民に映る。優雅に使いたい放題の予備予算で足らなければ国債と新税を課すvs頻繁に新税、増税で苦しむ国民だ。

Posted byブクログ

2022/01/04

(借.新宿区立図書館) サブタイトルに「御書院番士 酒依氏の日記」とあるので、日記の内容が解説とともに紹介されているのかと思ったが、具体的内容は一部だけだった。その辺がちょっと残念。全体的には時代背景と他の史料によるものも含め旗本の置かれた状況の解説メイン。前半はそれでもある程度...

(借.新宿区立図書館) サブタイトルに「御書院番士 酒依氏の日記」とあるので、日記の内容が解説とともに紹介されているのかと思ったが、具体的内容は一部だけだった。その辺がちょっと残念。全体的には時代背景と他の史料によるものも含め旗本の置かれた状況の解説メイン。前半はそれでもある程度日記に沿っているが、特に4章以降になると時代概説ばかり。個人的には、その辺は他の本を読めばいいので、この本では具体的な日記内容をもっと知りたかった。まあ、一般向けを意図した本なのでしょうがないのだろうが。

Posted byブクログ