プロレス深夜特急 の商品レビュー
海外で生活したことがあり、プロレスが大好きな私にとっては非常に面白い本だった。TAJIRI さんは世界中のプロレスラー、プロレスファンにとってヒーローなんだとよくわかる。15年前WWEに出ていた人を、世界中いろんな人がレジェンドと崇める姿はすごいし、テレビの力は凄いと思う。 マ...
海外で生活したことがあり、プロレスが大好きな私にとっては非常に面白い本だった。TAJIRI さんは世界中のプロレスラー、プロレスファンにとってヒーローなんだとよくわかる。15年前WWEに出ていた人を、世界中いろんな人がレジェンドと崇める姿はすごいし、テレビの力は凄いと思う。 マルタやフィリピンの描写は特に好きで、マルタのレスラーがもう日本に上陸していたと分かり、思わずYouTubeで調べてしまいました。TAJIRIさんはいつまでプロレスするか分かりませんが、各国でのご活躍を願っています。
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この本を読んで改めて思った。プロレスは、真にユニバーサルな文化なのだなぁ、ということを。 思い返せば、自分が子供の頃観ていたプロレスでも、サーベル振り回して暴れるインドの狂虎や、火を吹くアラブ人や、ド派手に空を飛ぶ千の顔を持つ男や、多くの魅力的で怪しい外国人レスラーがリングを彩...
この本を読んで改めて思った。プロレスは、真にユニバーサルな文化なのだなぁ、ということを。 思い返せば、自分が子供の頃観ていたプロレスでも、サーベル振り回して暴れるインドの狂虎や、火を吹くアラブ人や、ド派手に空を飛ぶ千の顔を持つ男や、多くの魅力的で怪しい外国人レスラーがリングを彩っていた。 肉体がぶつかればシンプルに、痛みが、感情が伝わる。そこに言葉の壁などない。 「プロレスラーは世界をめぐる旅芸人である」 プロレスという「芸」を携えて、TAJIRIはプロレス後進国を含む多くの国々を訪れる。 お国柄、食文化、生活水準はそれぞれ異なっていても、プロレスを通じて、選手たち、観客たちはすぐに一体となる。 プロレスという共通言語が多様性を飲み込んでいく様が、とてもエキサイティングだ。 米国や日本のプロレスに憧れ、自国のプロレス文化をゼロから立ち上げようとしているプロレス後進国の選手たち。彼らを指導するTAJIRIの語るプロレス哲学がまた魅力的だ。 「キャラクターっていうのはシンプルに『この人はこういう人なんだな』と、すぐさまその性質を理解できる。そして『何を願っている人なのか?』がわかりやすい、そういうのがキャラクターなの」 「キャラクターを紹介するためのツールとして技を選択していくのよ」 「それがね、プロレスはガチで願っていることが、なぜか見ている人にもジワジワ伝わる。そういう特殊な一面を持つ不思議なジャンルだとオレは思うんだよ」 大好きなことをやって、人と繋がって、継承していく。なんとも羨ましい人生だと思う。
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TAJIRIさん目線での世界の情勢、色んなところにあるプロレス、プロレスという物語、表現者としての姿勢色々なものが詰まっていました
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ヨーロッパに始まり、アメリカにアジアと世界をプロレスで回るTAJIRIさんの旅行記。純粋にプロレスにかける熱量が伝わってくるヨーロッパ、アジア編が楽しい。 どこへいっても、変わらない態度で接するTAJIRIさんもいいです。 おそらくプロレスラーとしての時間は、残り少なくなってき...
ヨーロッパに始まり、アメリカにアジアと世界をプロレスで回るTAJIRIさんの旅行記。純粋にプロレスにかける熱量が伝わってくるヨーロッパ、アジア編が楽しい。 どこへいっても、変わらない態度で接するTAJIRIさんもいいです。 おそらくプロレスラーとしての時間は、残り少なくなってきているはず。その中で、自分が何を成し遂げてきたのか、何を残すことができるのか、と考えながらプロレスしているのでしょうね。そして、いまだに何を新たに見つけることができるのか、ですよ。 プロレス講習で感じます。 タネを蒔いて、新たに芽吹く。その花は咲き誇るかどうかはわからないけども、タネを蒔くことをやめなければ、いつかそこで豊かな実りをもたらすはず。 夢想でもなんでも、やり続けることが大事な一歩。 あんまり大仰なことばかりだと、写真コメントでふざけているテイストを無視しているような気になるな。ま、熱い情熱を見せることもあれば、コメディで笑いを見せることもあるのが、プロレスなのでいいんでないか。 夢を見て、夢を魅せるのがプロレス。TAJIRIさんに限らず、多くのプロレスラーの夢の欠片を、新しい次なる世代が見て、観客へ魅せつけてほしいです。その連鎖が文化の豊穣さにつながってゆくと思います。
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写真のキャプションが全部ふざけていて良い。ただ、同年代にしか通じないセンスかも知れない。サクッと読める割に、学びが多いと思えたのも良かった。今後どうしようか、というのは、自分もそろそろそーゆーの考える歳だし、参考になった。論文とか会議発表じゃなくて、もっと生っぽいノウハウをまとめ...
写真のキャプションが全部ふざけていて良い。ただ、同年代にしか通じないセンスかも知れない。サクッと読める割に、学びが多いと思えたのも良かった。今後どうしようか、というのは、自分もそろそろそーゆーの考える歳だし、参考になった。論文とか会議発表じゃなくて、もっと生っぽいノウハウをまとめて、いろんな現場で話すってゆーのやりたいなと思った。
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