今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「経営学」 の商品レビュー
繁殖にまつわる生物の生存戦略と経営学の接点については、考えたことなかったので面白かった。製品群に一律最低利益率を設定するので無く、キャプティブ価格で顧客を呼び込み、ロックインする、みたいな値付け戦略を考えるのはアリだと思った。松竹梅の竹の利幅を大きめにとっておく極端回避。スノッブ...
繁殖にまつわる生物の生存戦略と経営学の接点については、考えたことなかったので面白かった。製品群に一律最低利益率を設定するので無く、キャプティブ価格で顧客を呼び込み、ロックインする、みたいな値付け戦略を考えるのはアリだと思った。松竹梅の竹の利幅を大きめにとっておく極端回避。スノッブ効果。M. ポーターの競争戦略。合成の誤謬。内発的動機付け、外発的動機付け、作業興奮。日本人の生産性が低いのは、何でも屋をやってしまうから。海外の多くは雇用の際の契約書で職務範囲が定義されるため、範囲を超える仕事は拒否され、結果分業化が進み全体効率が良くなる。職種や一部業務によっては専門職やクリエイティブ系の仕事をしなければならないのに煩雑な事務処理に大半の時間を取られてしまう例を見て痛感。
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経営学をざっくりと学べる一冊 色んな観点から俯瞰的に学べて面白かった。 経営学とは、基本的には費用対効果を最適化するための戦略であるという大枠が知れて良かった。 あと、内的動機づけと、外的動機づけの話は再確認できて良かった。 何か新しい発見がすごくあった訳ではないが体系的にお...
経営学をざっくりと学べる一冊 色んな観点から俯瞰的に学べて面白かった。 経営学とは、基本的には費用対効果を最適化するための戦略であるという大枠が知れて良かった。 あと、内的動機づけと、外的動機づけの話は再確認できて良かった。 何か新しい発見がすごくあった訳ではないが体系的におさらいできた気がした。
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・リーダーの大事な役割は「意思決定」をすること 先の見えない不確実性のなかで何がベスト化を必死に考え、タイミングを逃さず決断する必要がある。 仕事の出来る人は費用対効果を最優先する。 タクシーも費用対効果 安いものを買いに行く際は機会費用を失っていないか 現状維持バイア...
・リーダーの大事な役割は「意思決定」をすること 先の見えない不確実性のなかで何がベスト化を必死に考え、タイミングを逃さず決断する必要がある。 仕事の出来る人は費用対効果を最優先する。 タクシーも費用対効果 安いものを買いに行く際は機会費用を失っていないか 現状維持バイアスには気をつける。 設けについては期待値の考えをもつこと 埋没費用は戻らない。(つまらない映画など) コロナ禍でバンドワゴン、ネットワーク効果が出ているサービスがあるかに気がつく。 逆でみんなとは違うものを買いたい、欲しいは スノップ効果 →一度入れると先行車優位でどんどん市場開拓する。 プリンタが安いのはインクが高く、リプレイスがすぐにできないから。 →トータル価格で利益を取ることを キャプティブ価格という。 ハンバーガーはポテト、ドリンクの利益をトータルして売上を上げる。 →マージン・ミックスという。 鉄道会社は選択と集中をしている。 最も優秀な成績を上げる方法は因果応報。 女王蜂症候群には気をつける。 評価は減点主義と加点主義の使い分け 今後のマネジメントは正確さよりもスピードが大切。 AIやロボットに置き換えるのが難しい人材 新しいものを作る、創造性がゆたか、説得して人を引っ張る、コミュニケーション力にたける。 マニュアルにないことに対応できる。非定形な仕事ができる。 仕事で止まった時はクリティカルパスが何かを探すようにする。 知識はあらゆるパワーの基盤になる。
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仕事にも人生にも役立つという触れ込みで、見開き2ページずつ112項目の知識が盛り込まれた「経営学」の入門書。 著者は防衛大学で20年以上にわたり教鞭をとり、経営学に興味がない学生になんとか話を聞いてもらおうと努力を重ね、わかりやすい授業にこだわってきた。 本書では、心理学や行動経...
仕事にも人生にも役立つという触れ込みで、見開き2ページずつ112項目の知識が盛り込まれた「経営学」の入門書。 著者は防衛大学で20年以上にわたり教鞭をとり、経営学に興味がない学生になんとか話を聞いてもらおうと努力を重ね、わかりやすい授業にこだわってきた。 本書では、心理学や行動経済学も取り入れ、幅広い観点から多くの用語が紹介されるが、万人が理解できるよう、事例を用い、簡潔で平易な語りとなっている。 個人的には、関心を持っている行動経済学、DX時代になり、組織が「ヒエラルキー」型から「ネットワーク」型に移行しているなどという組織論が興味深かった。 退路を断ち背水の陣で敵を退却させたコルテスの作戦は死ぬ気で戦う威嚇効果で相手が持つ退却手段を引き出した、米国のマクリスタル陸軍幹部は動きの早いアルカイダに対し、鈍重なヒエラルキー組織をスピード優先のネットワーク型に変えて事態を打開したなどのエピソード挿入も効果的だった。
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個人的には経営学というより、ミクロ経済学のテキストを読んでいるような印象だった。 身近な事例を引き合いに理論をかみ砕いて説明していると思う。 個人的にいいなと思ったのは254~255ページ。
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著者の方は、防衛大学で20年以上に渡り経営学を教えられているそうです。 大学を卒業しても、いわゆる企業のビジネスには携わらない学生たちにとって、経営学は遠い存在だと思います。 ただし、本書に出てくる「失敗の本質」を始めとして、組織経営やマネジメントという意味では、国を守る自衛隊に...
著者の方は、防衛大学で20年以上に渡り経営学を教えられているそうです。 大学を卒業しても、いわゆる企業のビジネスには携わらない学生たちにとって、経営学は遠い存在だと思います。 ただし、本書に出てくる「失敗の本質」を始めとして、組織経営やマネジメントという意味では、国を守る自衛隊にとって経営学は必要不可欠な知識になります。 そのような経緯があるためか、本書では戦争史に学ぶ経営学のようなテーマも多いですが、その多くは一般の人にとって身近なテーマとなっています。 本書の構成としては、各テーマが2ページずつで書かれており、コラム的に興味のあるテーマから読み進めることもできますし、章ごとの大テーマに沿って読み進めることもできますし、非常にとっつきやすい構成になっています。 高校生や大学生でも、社会人でも、自分の興味のあるテーマから入ることができ、それでいて内容はきちんと経営学の知識なので、非常に勉強になります。 とっつきやすく、それでいて勉強になる、とてもためになる一冊です。
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