よくわかる一神教 の商品レビュー
一人称視点ではなく、ですます調文章の佐藤賢一先生は新鮮。小説ではないので物語としての読みどころは少ないかもしれないが各宗教が並行して記述されていることでわかり易かった。
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ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の歴史を古代から現代まで追い、世界史全体について俯瞰することを試みている。出典や参考文献のないのが少々残念ではあるが、全体的に講義風にまとめられており読みやすい。クルド問題、ウクライナ問題など現代直面している問題についても分かりやすく紐解いてくれて...
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の歴史を古代から現代まで追い、世界史全体について俯瞰することを試みている。出典や参考文献のないのが少々残念ではあるが、全体的に講義風にまとめられており読みやすい。クルド問題、ウクライナ問題など現代直面している問題についても分かりやすく紐解いてくれている。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の起源だけではなく、中世や近現代まで世界の紛争がなぜ続いているかがよく理解できる。 旧約聖書に利子は同胞から取らない様戒律があるのに、ユダヤ人はキリスト教の人から取るので迫害されてきたこと、ローマ教皇が国王よりも権力を持っていたのはカソリック教会が実質地方行政のネットワークをもっていたこと、日常の規範をコーランで持っているイスラム教徒に西欧流の民主化はマッチしないことなど、よく腑に落ちた。
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一神教について、その歴史を古代から現代まで物語のように書いている本。 キリスト教は人間中心主義の宗教。 ユダヤ教とイスラム教は神中心主義の宗教で日常生活の中にも、神が密接に絡んでくる。 キリスト教世界が中心となった近代化以降は、政教分離の困難さゆえにイスラム教はきびしい状況にお...
一神教について、その歴史を古代から現代まで物語のように書いている本。 キリスト教は人間中心主義の宗教。 ユダヤ教とイスラム教は神中心主義の宗教で日常生活の中にも、神が密接に絡んでくる。 キリスト教世界が中心となった近代化以降は、政教分離の困難さゆえにイスラム教はきびしい状況におかれている。 宗教入門の本を何冊か読んできて断片的だった知識がこの本で1つに繋がった。
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ユダヤ、キリスト、イスラム教の歴史を世界の流れとともに分割して解説している。 興味のあるところから読めるのは魅力。 とくに新しいことが書いてあるわけではないので、宗教の歴史を知りたい初心者におすすめ。
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リクエストして買って貰った本ですから頑張って読みました~もう宗教は克服されたと思っていた<この世界は一神教で、まだしばらくは揺れそうです。>ユダヤ教とイスラム教は神中心で、キリスト教は人間中心。キリスト教は多神教地域に浸透しようとして、天使と聖人を使った~なるほど。私より一回り下...
リクエストして買って貰った本ですから頑張って読みました~もう宗教は克服されたと思っていた<この世界は一神教で、まだしばらくは揺れそうです。>ユダヤ教とイスラム教は神中心で、キリスト教は人間中心。キリスト教は多神教地域に浸透しようとして、天使と聖人を使った~なるほど。私より一回り下なんだね。大学は数学の要らない所と娘に言われてキリスト教系の大学に見学に行って、呆れられて帰ってきたらしいよ、佐藤さん
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