魔道祖師(3) の商品レビュー
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魏無羨と江澄、昔は仲良かったとまではいかないけれど上手くやれていたはずなのに、どうして仲違いしなければならなかったのでしょうか。一ヶ月礼と血の不夜天の悲劇が重なった結果と言えばそれまでですが、全てが悪い方へ悪い方へと向かっている様に感じ、読んでいて辛く感じました。 また、温寧が制御を外れ金子軒を死なせてしまった報いとでも言うかの如く、温情、江厭離、乱葬崗の人々と魏無羨の味方が次々と居なくなってしまい胸が張り裂けそうでした。 そんな中、藍忘機が度々、魏無羨を心配し、彼の元を訪ねてきていたのだと思うと、とても健気で微笑ましく思えました。前世では藍忘機の心配や想いが、魏無羨に全く伝わっておらず焦ったく感じ、復活してから漸く2人の距離が縮まってきて何処かほっとしつつも、早くくっついてほしいと急かしたくなってしまいました。
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百鳳山のシーン(目隠し魏嬰が唇を奪われる)をようやくちゃんと原作で読めて感無量です。これが噂の…いや藍湛お前…お前…(笑)! ニヤニヤしましたがここからの流れが不穏です。窮奇道から不夜天の辺りは本当に辛くて見てられない、と同時に集まった連中との問答での魏嬰がド正論すぎて気持ち良くもある。あんなにド正論なのに理不尽な言いがかりで押さえつけられてしまうのがキツい訳ですが。 今巻では私の大好きな乱葬崗での問答もあるので読み応えが凄いです。子供達と魏嬰の絡みが好きなのですが欧陽子真くんはやはり良い…君魏先輩の事好きすぎだね… 血の池から彼らが加勢に来てくれたシーンは涙無しには読めませんでした。 ドラマでも見たかったなぁ…
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1・2巻はBL色薄いな? と思ってたけど、3巻に入ってついに目隠し○○シーンが。ドラマはブロマンスだから、さすがにこのシーンはなかったね。 そして、キタ―――! ドラマでもあった藍湛が兄上に打ち明けるシーン。 「ある者を雲深不知処に連れ帰りたいのです」 「連れ帰り……隠します」 「しかし、彼はそれを望まないのです」 この時、藍湛が本当に魏嬰を雲深不知処に連れ帰るのに成功してたら、あの窮奇道での悲劇は起きなかったかもしれないと思うと……悲しいねえ。でも、そしたら温氏残党は本当に一人残らず殺されただろうし、部下になって支えると言った江澄を自分から切るとか無理だったよね。やっぱり、一度は離れるしかなかったのかな。 この巻の見どころは、なんといってもラストの伏魔洞での戦闘シーン。特に、血屍が魏嬰たちを助けるところは感動して涙が……。魏嬰があの時したことは、決して意味のないことじゃなかったのだと思えた。ドラマでもこのシーン、見たかったな。でもドラマだと温氏残党はみんな金鱗台で……だったもんね。 それと、温寧に香り袋を次々に差し出す少年組にほっこり。思追はもちろん、藍景儀と欧陽子真のキャラもいいよね。大人たちがひどい分、素直で優しいこの子たちの存在が本当に救い。 易為春と方夢辰がしつこくてうんざり。確かに恨みたくなる気持ちはわかるよ。わかるけど、今回の件に関しては魏嬰が黒幕じゃないって証明されたわけじゃん。それなのに「信じない!」とか言って攻撃してきたり、最後までいちゃもんつけてきたり。ここらへんはドラマではカットされてたから良かった。 あと、ヤオ宗主がマジでウザい。あんたはもう喋らなくていいよ! と何度思ったことか。 蓮花塢に向かう船の船室から少年組のみんなが顔を赤くして出ていくシーンが面白かった。そうだよね、二人の世界には誰も入れないよねぇ(笑) 最後、ついに魏嬰が恋心を自覚したか? というところで4巻へ。
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辛い内容の3巻。 厚い本の全てが辛い内容では無く、合間合間にほっこりするところもあり心が折れなくて済んだ。 しかし「夜奔」は特にツライ。魏無羨の伝わらない思い、何をしても悪者にされ、さらに大切な師姉までも失う。静かな慟哭…。魏無羨の最後は端的に書かれてる。4巻で詳しく出てくるのかな…。 ラストにサラッとBLらしい感じが出てきた。 ずっと静かに見守ってきた藍忘機、帯にも書かれているけど16年以上の不変の思いは報われてほしい。
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ドラマがダイジェストに思えてくる小説ならではの圧倒的スケール 残酷さも10倍増しなだけにカオス感は半端ないです 善悪について凄い考えてしまう巻でした ドラマと小説でキャラも微妙に違っててそれぞれの好きな部分を楽しめる〜 そして「やっぱBLなんだ、、」と忘れた頃にやって来る萌が甘す...
ドラマがダイジェストに思えてくる小説ならではの圧倒的スケール 残酷さも10倍増しなだけにカオス感は半端ないです 善悪について凄い考えてしまう巻でした ドラマと小説でキャラも微妙に違っててそれぞれの好きな部分を楽しめる〜 そして「やっぱBLなんだ、、」と忘れた頃にやって来る萌が甘すぎる こんだけ分厚いのにサクサク読める あと一巻読むの惜しいなー
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窮奇道の悲劇は知っていてもやっぱり辛い。魏無羨自身は大嫌いでも、大好きな厭離姉さんの愛する夫で、死ねば良いなんて全く思ってもいない相手を、事故とはいえ、己の過信が原因で自分が殺したも同然なんて、師姉には顔向けできないし、自業自得が過ぎて、八つ当たりならできても誰も他人を責められないし、過去の自分を責めるにしても、過去の魏無羨の選択のどこをどうすれば違う結果になったのかが全く思い当たらないのが本当に辛い。不夜天に至る魏無羨が、自身が取り残される立場になって初めて、英雄病だと自身を罵った江澄の気持ちが分かったというのもしんどいなあ。 江澄と魏無羨、瀕死の温晁に対しての拷問が過ぎて、怨みの深さは分かるものの、二人とも常軌を逸しているなあとも。魏無羨を外で待つ藍忘機が切ない。ただ、魏無羨だけでなく江澄も同じようにしているっていうので、魏無羨自身が邪道に蝕まれているわけではないんだよなあとも。ただ、魏無羨が射日の征戦に合流したのがここで、戦場で藍湛と魏嬰は何度も顔を会わせその度に喧嘩していたのだから、射日の征戦ってけっこう続いていたんだな! とも驚いた。あと、江澄と魏無羨って本当に阿吽の呼吸で、だからこそ言葉が足りなかったんだろうなあとも。剣を持たなくなった魏無羨が自分を驕るように言うのに対して、持たなくて良いっていう江澄も魏嬰同様に世間に冷淡で強気にも感じて、ああ似ているなあと感じたのだけど、実際江澄はどういう気持ちだったのか深く考えるとどうとでも解釈できそうで面白い。江澄が温情や温寧に治療されたのを直に見ていたなら状況は変わっていたのかな。
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