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「十五少年漂流記」への旅 の商品レビュー

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10件のお客様レビュー

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2024/09/11

 ジェールベルヌ原作の冒険小説のモデルとなった島の取材を中心としたエッセイ。 この作家の旅エッセイはとにかく読みやすくて面白い。 子どもの頃に愛読した同小説をもう一度読み直したくなりました。

Posted byブクログ

2024/06/14

「十五少年漂流記」のモデルになった島を探す椎名誠の旅行記.十五少年が漂着したチェアマン島はどこなのか。南アメリカの最南端のパタゴニアの殺伐とした風景、椎名氏の面白おかしい蚊のエピソード、ニュージーランドに近いチャタム諸島の島は確かにチェアマン島に似ている.椎名氏のその探究心と行動...

「十五少年漂流記」のモデルになった島を探す椎名誠の旅行記.十五少年が漂着したチェアマン島はどこなのか。南アメリカの最南端のパタゴニアの殺伐とした風景、椎名氏の面白おかしい蚊のエピソード、ニュージーランドに近いチャタム諸島の島は確かにチェアマン島に似ている.椎名氏のその探究心と行動力が凄すぎる。 「多すぎる素晴らしいものは見えない」の話で日本人にとって「水」は当たり前に豊富にあるもの。多すぎるから見えないという理由がハッとさせられた。 2024年6月14日読了。

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2024/04/17

ジュブナイル版ですが、子どもの頃からの愛読書「十五少年漂流記」! 子どもたちだけで頑張る孤島サバイバルにどれだけ胸躍らせたことでしょう! その島のモデルとなった島、実は物語に書かれたパタゴニアのハノーバー島ではなかった? そこで椎名さんが、パタゴニアそしてニュージーランドに飛んだ...

ジュブナイル版ですが、子どもの頃からの愛読書「十五少年漂流記」! 子どもたちだけで頑張る孤島サバイバルにどれだけ胸躍らせたことでしょう! その島のモデルとなった島、実は物語に書かれたパタゴニアのハノーバー島ではなかった? そこで椎名さんが、パタゴニアそしてニュージーランドに飛んだ、という壮大な旅でした。また「十五少年漂流記」を読み返したい! このモデル島を見に行く旅の話に、他の冒険の話が挿入されて、バラエティ豊かな一冊になっています。大黒屋光太夫の漂流にページが割かれていて、「おろしや国酔夢譚」も読み返したくなりました。

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2023/06/12

著者が子供だったころの愛読書である 〝十五少年漂流記〟は、 その後の著者の人生を形成する原点でもあったというほど、 思い入れの深い小説なのだそうです。 この物語の中で十五人の少年たちが流れ着いた島は、 長年のあいだマゼラン海峡にあるハノーバー島だと言われていました。 ところが近...

著者が子供だったころの愛読書である 〝十五少年漂流記〟は、 その後の著者の人生を形成する原点でもあったというほど、 思い入れの深い小説なのだそうです。 この物語の中で十五人の少年たちが流れ着いた島は、 長年のあいだマゼラン海峡にあるハノーバー島だと言われていました。 ところが近年になってニッポンのエライ先生が、 モデルになった島は ニュージーランドのチャタム島ではないかと新説を発表したのです。 先生がそのような仮説を立てた主な理由は、 100年以上も前に書かれたフィクションとはいえ、 作者のジュール・ヴェルヌは、 ある程度科学的事実に基づいて小説を書く作家である。 にもかかわらず、 マゼラン海峡までたどり着くには時間がかかりすぎ、 小説の内容とつじつまが合わない。 また、小説の中で描かれている島の環境や形状が、 チャタム島によく似ている・・・などなどだそうです。 それを知った夢追い人である著者とTVスタッフが、 よーし、それでは両方の島を訪ねて 自分の目で確めてみようではないかと思い立ち、 善は急げと出掛けちゃいました。 本書はその旅の記録です。 小説なんて作りごとなんだから、 どっちだっていいじゃないと 思う方もいらっしゃるかもしれません。 でも、おとなになっても 子供のころの夢を追い続けられるって すごいことじゃないですか? そんなことできる人ってそう多くはいないはずです。 やりたくてもできないって人の方が 圧倒的大多数なのではないでしょうか? だからわたしたちは、 自分ではできない経験を 疑似体験するためにこのような書物を読むのです。 いつまでも夢を追い続けられるのは、 すごくうらやましいことです。 青春時代に一歩踏み出す勇気がなかったことが、 いまさらながら悔やまれるきょうこのごろです。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

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2022/12/25

椎名誠が綴る旅行記。 ヴェルヌの書いた「十五少年漂流記」を題材に、チリのパタゴニアやマゼラン海峡、さらにはニュージーランドにまで足を伸ばしてその物語の地を探す話。 物語の舞台が何処かと言う主題を期待すると残念な結果となると思う。しかし、これを旅行記として読むと行く先々にまつわる作...

椎名誠が綴る旅行記。 ヴェルヌの書いた「十五少年漂流記」を題材に、チリのパタゴニアやマゼラン海峡、さらにはニュージーランドにまで足を伸ばしてその物語の地を探す話。 物語の舞台が何処かと言う主題を期待すると残念な結果となると思う。しかし、これを旅行記として読むと行く先々にまつわる作者の思い出とそこから脱線して語られる過去の思い出話の数々が面白い。 話はあちこちに跳ぶのだが、うまくまとめていて読みやすい。面白かった。

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2022/05/01

「十五少年漂流記」の舞台となった島を探すべく、パタゴニア、フォークランド、ニュージーランドへと旅を続ける。 椎名誠の冒険心の原体験を辿る旅路でもある。

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2022/02/01

十五少年漂流記は幼い頃のバイブル。その内容に触れながらモデルになった島を歩く。これだけで満足。椎名誠ひさびさに読んだが明るく朗らかな印象は相変わらず。

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2021/11/07

ツンドラ地帯の夥しい蚊から始まり、日本人も漂流して流れ着いた先でやむなく探検流浪となる話など 食事、動物達、地理、どれも関心する程興味を持ってしまう。 弁護士で翻訳家でもある著者のご子息が後書きを書かれている。父とこの十五少年漂流記も垣間見える。

Posted byブクログ

2021/10/09

椎名誠が,子どもの頃の憧れである「十五少年漂流記」の舞台「チェアマン島」を探して,南米とオセアニアを旅する.何をもって舞台と呼ぶか?によって,解釈は色々あるだろうが,チャタム島が「モデルのうちの一つ」であることには疑問の余地はないだろう.

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2021/08/05

冒険作家・シーナの原点にして最大の夢を追う、スリリングな紀行エッセイ。シーナの少年の頃から抱き続けた夢が壮大に羽ばたく。

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