困っている子を見逃すな マンガでわかる 境界知能とグレーゾーンの子どもたち(2) の商品レビュー
ストーリー形式で読みやすい 事例毎の対応と、その背景の理論がまとまっている 新しく勉強すべき事が見つかった
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漫画で書かれているので、本当にスラスラ読めて状況が入りやすい。 非行を繰り返す背景には何かしら理由がある。 子どもの行動だけに目を向けず、背景にも目を向けていきたいと思った。
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この巻は1巻のような個別事例ではなく、一連のストーリーで構成されていて、ぐっと入り込みやすかった。 学校でのとりくみや、どのように子どもに向き合っていけばいいかのヒントを得られた。
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前作の続編。 学習の土台ができていない子、身体が不器用な子、境界知能、グレーゾーンの子に加え非行化の背景を盛り込んだ本となっている。 特に勉強が苦手、という点は興味があったが、認知機能トレーニングについては別の本、また、サイトへの案内だったので少々肩透かしだった。 家庭では、まさ...
前作の続編。 学習の土台ができていない子、身体が不器用な子、境界知能、グレーゾーンの子に加え非行化の背景を盛り込んだ本となっている。 特に勉強が苦手、という点は興味があったが、認知機能トレーニングについては別の本、また、サイトへの案内だったので少々肩透かしだった。 家庭では、まさに序数と基数概念で子供がつまづいており、どうすべきか悩んでいた。 10を幾つと幾つに分ける、というのが子にとっては、「さっぱり?」らしい。 我が家の問題は解決しないが、トレーニングについては学校と適切な対応を検討していくきっかけになるかもしれない。 さて、このシリーズ、第3巻も出るようなので、非行の背景とさらに重くなっていきそうだが、そうしないためにも適切な指導をしたい。 それにしても、本書、前作に登場する子供たちは誰しも心当たりがありそうだ。 もちろん特に問題を抱えていない子供でも、年齢相応の幼さで類似の行為を行う場合もあるが、こんなに困っている人はいたのだなと改めて思う。 とすると、普通の子、なんて一体どれだけいて、努力が実になる子はどれだけいたのか。 何も知らないと「バカ」とか「努力不足」とかそんな言葉に集約されてしまう。 特に今まで努力が身を結び、優秀で、周囲も同質な人ばかりだと本書に描かれるような子供は全く理解し難い。 教員は減らせる、という話もあるようだが、人を育てるのには色色な人の関わりが必要だ。 だから、そこは削ってはいけないしもっと手厚くすべきではないか。 それに、いくら大人でも、プロでも、一人だけで子供たちを指導していったり支えたりするのは辛いから。
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グレーゾーンの理解の幅も広がったものだなぁ。 事例紹介が中心で、解説や指導法は少なめ。専門的に関わる人には物足りない内容だろう。 しかし、外にいる人には十分な気づきになった。 「こんな子もいる」と知り、こんな研究がなされていると知ることが大切。
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