フィールド言語学者、巣ごもる。 の商品レビュー
言語学をあちこちから描いてみたという印象。面白そうという感じで読み始めてそのまま最後になってしまった。 美味しそうな料理の匂いに釣られて店に来たが、お通しだけで終わった感じです。 もう少し体系的な言語学の本を読もうと思ったので著者の狙い通りなのか。
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言語学への解像度をあげてこう。 言語学の体系って複雑すぎんか、いったいどうなってるのか、ゆる言語学ラジオを聞いていてずっと気になっていたことを結構すっきりさせてくれた本。雑学がたくさん頭にたまったあとのタイミングでこの本を読めてよかった。 著者の吉岡先生が作った、簡易的な&q...
言語学への解像度をあげてこう。 言語学の体系って複雑すぎんか、いったいどうなってるのか、ゆる言語学ラジオを聞いていてずっと気になっていたことを結構すっきりさせてくれた本。雑学がたくさん頭にたまったあとのタイミングでこの本を読めてよかった。 著者の吉岡先生が作った、簡易的な"ざっくり言語学マップ"の存在で、すでにときめきました。 ちなみに吉岡先生は、記述言語学。の、どんな情報から考えるかというとフィールド言語学(フィールドの対抗は、コーパス)。素人には聞いたことのないような名前の言語について、現地に行き、その単語や文法を詳らかにしていく学問のようです。未読ですが『ムラブリ』とかも同じジャンルだろうな。 ということで、著者の先生はフィールド言語学の記述言語学というのが分かった。言語学と表されるものの中身には、他にも、文法や音韻や、認知言語や社会言語など...いまレイヤーをばらばらに言ってしまったが、ほんとに同じ言語学でくくってよいのですか?と言いたくなるほど、対象もアプローチの仕方も接続する学問も多様だ。その分野ごとに分けて、入門的なエッセイを書いてくれている章立てで最高でした。 ところで自分が思う、言語学者エッセイあるあるなのだが、言語学者はほかの学問に比べて、一般人の言語学という分野に対する解像度の低さにキレているところから始まっているような気がする。誰しも少なくとも1言語は使いこなせるから身近に感じるから何かしら一家言あるかは知らんけど、こっちが言語学者だからってわけわからん悪球投げてくんなよ、と。 そりゃそうか、と思うところもある。例えばお医者さんだったら内科なのか整形外科なのかくらい聞くところから始まる気がするし、文学やってますと言われたら宮沢賢治なのか18世紀イギリス文学なのかは前提として確認するだろう。 言語学者にあったら、「どんな研究分野か」と確認 する最低限の丁寧さ、答えをなんとなく腹落ちするくらいの教養を持たないと、言語学者の体が持たないと感じた。それが、タイトルで「フィールド言語学者」、とわざわざ名乗っている著者に報いることになるのかも。 しかしながら、著者の専門のフィールド(記述)言語学だけでなく、この本は言語学に関するあらゆる専門領域を切り分けてそれぞれの入り口へ誘ってくれる本だ。一般人には充分に専門的だし、面白い。専門的にわかりやすく教えてくれているので、言語に関するいろんな質問きちゃってもこんなに打ち返せるし、さすが言語学者、言語のことなんでもわかっちゃうじゃん、ありがとうございます、と思ってしまいます。 世界には7000も言語がある!は純粋に驚きました。
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色々読みにくかった。 読んでいる最中から、わざと読みにくくしているのだろうとは思ったが、あとがきで著者が言うようにやはりわざとだった。 著者の意図するところは、私には意味がないどころか不快ですらあった。残念。 最後の方に出てくる「日本語の特徴と世界の言語における共有度」は、著者の...
色々読みにくかった。 読んでいる最中から、わざと読みにくくしているのだろうとは思ったが、あとがきで著者が言うようにやはりわざとだった。 著者の意図するところは、私には意味がないどころか不快ですらあった。残念。 最後の方に出てくる「日本語の特徴と世界の言語における共有度」は、著者の分類ではないけれど、数項目間違っているように思われた。(私も専門家ではないからわからないけれど)
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語り口調が面白い。ズバッと言っちゃうところもいい。 それでいて言語学とは何か、がわかる読みやすい言語学書でした。 体系とかの話がつらつらあってもわかりづらいけれど、こうして実例も交えて一節が短くまとめられていると、頭に入ってきやすかった。
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言語学なるものの端緒にサラリと触れた気になれるエッセイ風な読み物。文章は思った以上に砕けていて気軽に読めつつ、なるほどそう考えるのかという気づきもあり、なかなか興味深い。
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漫画やVtuberなど身近な話題から、「よくよく考えてみたらこの事象面白いな...」ということがたくさん出てきて、楽しみながら勉強になる良い本でした。 日本語はわりと借用語を柔軟に取り入れるけど、アイスランド語や中国語など借用語に厳しい言語があり、それらは新しい概念を自国の言葉に落とし込んで表現するという話が面白かったです。 あと有史以前の言葉をどのように追うか、という話で、地名への言語の残り方でその土地が元々どの語族の文化圏だったかがわかる、というくだりがすごく興味深かったです。
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エッセイのような言語学入門のような、真面目に読み進めるかと思えば注釈や出てくる1例で笑っちゃうような不思議なリズム感の本だった。これは癖になる人絶対いるでしょ
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https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=4259
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大学で言語学を履修しようと考えている私にとって興味深い内容だった。特に、ハリーポッターで出てくる表現をウルドゥー語、ジュラ語、パシュトー語、マケドニア語など、筆者の専門?趣味なのかマイナーな言語でも紹介されていて、翻訳することの難しさを改めて感じたと同時に面白かった。言語学について身近な事例を用いて紹介されていて、入門書として良いと思う。
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文体も相まって面白かった。ちょっと難しいところもあったけど、後書きまで面白いんだから困った。「もう逃さないぞ☆」
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