ショローの女 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
夫の死後、熊本での話 早稲田大学での3年間の講義 コロナでオンライン授業に 醤油、味噌、うなぎ、全て味付け甘い(86) 群馬の登利平鳥めし美味しい 犬のクレイマーとの生活 仔猫2匹飼う 観葉植物のモンステラやユーフォルビアは猫に良くない
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伊藤比呂美はおもしろい。 こんにゃくの表現よ。 こんな表現できるひと、他におるか? 早稲田の授業、聞きたかったな。
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伊藤比呂美さんの今日は、私の明日。 すでにバイタリティでは、負けてるかもしれませんが、これからも楽しみにしています。
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ショローって初老?。って、何歳からだ? と思って手にした本。 私より少しお姉様の著者。コロナ禍の中、 どんなふうに過ごされてきたのか、興味深かった。
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普段、読まないような著者のものも 手を出してみようかと。 家族や愛犬との日常を書いたものが主で あまり自分の趣味とかぶらなかった。 でも、各章の見出しの五七五が 内容を要約していて、うまいなぁ。 「春一番のぼり階段浜松町」とか 「秋惜しむタイとヒラメとちゅーるかな」 とかね。 ...
普段、読まないような著者のものも 手を出してみようかと。 家族や愛犬との日常を書いたものが主で あまり自分の趣味とかぶらなかった。 でも、各章の見出しの五七五が 内容を要約していて、うまいなぁ。 「春一番のぼり階段浜松町」とか 「秋惜しむタイとヒラメとちゅーるかな」 とかね。 なになに?と、ひかれる部分がありました。
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伊藤比呂美もヤキがまわった。 攻撃性は失せ、母性愛に満ちる。 淋しがりやになり隠そうとしない。 読者は、まだ、きっと、過激な伊藤比呂美を求めてる。
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愛犬との野山を駆け回る散歩 後半 猫2匹も参入します その他観葉植物は多数 学生さんにも親身で 生き物を愛す伊藤先生 決して穏やかとは言い難い毎日ですが 情にあふれる毎日 昔からファンでしたので 3人の娘さんが 登場するのも楽しみ みんな 女の道を踏みしめつつ 楽しくやってそう...
愛犬との野山を駆け回る散歩 後半 猫2匹も参入します その他観葉植物は多数 学生さんにも親身で 生き物を愛す伊藤先生 決して穏やかとは言い難い毎日ですが 情にあふれる毎日 昔からファンでしたので 3人の娘さんが 登場するのも楽しみ みんな 女の道を踏みしめつつ 楽しくやってそうで よかったわ
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早稲田大学の先生になった、比呂美さんの日常を綴ったもの。 コロナ禍に学ぶ生徒たちに、温かな心で接している様子にじーんとした。 両親、夫、犬と別れ、寂しさに溢れていた彼女が、その寂しさを抱えながら新しい家族を迎えて、ショローからホンローになりつつも、日々生きている確かさを感じた。...
早稲田大学の先生になった、比呂美さんの日常を綴ったもの。 コロナ禍に学ぶ生徒たちに、温かな心で接している様子にじーんとした。 両親、夫、犬と別れ、寂しさに溢れていた彼女が、その寂しさを抱えながら新しい家族を迎えて、ショローからホンローになりつつも、日々生きている確かさを感じた。 詩を書くことについて、相手にわからせるように書かなくていい、自分が今の今、直面していること、自分が抱えている問題、自分が見ているものを書けと言う。 詩は自由だ。その言葉に力をもらった。
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アメリカから愛犬クレイマーと帰国後、熊本と東京を毎週往復する生活になってからのエッセイ集。前作『たそがれていく子さん』の出版記念イベントで初めてナマで伊藤比呂美さんを体験した頃からすると、また一段と「ショロー」の考察が切実でホンロー(老婆化)が他人事でなくひたひたと我が身にも迫っ...
アメリカから愛犬クレイマーと帰国後、熊本と東京を毎週往復する生活になってからのエッセイ集。前作『たそがれていく子さん』の出版記念イベントで初めてナマで伊藤比呂美さんを体験した頃からすると、また一段と「ショロー」の考察が切実でホンロー(老婆化)が他人事でなくひたひたと我が身にも迫っていることを感じる。切ない。けれどzoomやWhatsAppなどの通信手段を使いこなし、ばりばり仕事して、メイやテイラー(猫)が加わり、のちにチトーと名付けられる子犬を迎えるのだから実にパワフルで逞しい。読後やっぱり(私もうかうかしちゃいられない!)と元気になる一冊。 2018年8月〜2021年5月『婦人公論』連載
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伊藤さんの書いたものはいつもぐっと心に刺さる。 「殺したての生き物のようなこんにゃく」のうまさ。 (セクシャルハラスメントについて)年配の女はみんなアップデートできているのに「おっさんたち、まだそこにいるのか」という不思議。(ほんとに。地位や収入に関係なく、まだそこにいるおっさん...
伊藤さんの書いたものはいつもぐっと心に刺さる。 「殺したての生き物のようなこんにゃく」のうまさ。 (セクシャルハラスメントについて)年配の女はみんなアップデートできているのに「おっさんたち、まだそこにいるのか」という不思議。(ほんとに。地位や収入に関係なく、まだそこにいるおっさんのなんと多いこと。) 「咳はしなくても一人。息するだけでも一人。」そんな寂寥への対処の仕方。 自分のための煮炊きは料理じゃない、という感覚は長く家族の食事を作り続けてきた女の実感だと思う。 オンラインでそこそこ満足できると思っていたが生身の人間と会って話したら、オンラインとは全然違った、というのも伊藤さんだからできる表現で描かれている。 伊藤さんは人生の先輩で、一生(書かれたものを)追いかけていくと思う。
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