本当に君は総理大臣になれないのか の商品レビュー
安倍さんのインタビュー本を読んだときにも感じたけど、たとえ世の評判がどうであれ一般人に比べて数倍いろんな事を考えているし人としての魅力を備えた人物が多いと思う。 小川氏もその一人で読んでいて面白かった。 でも政治家として大成することは無いと思う。 客観的に見て。
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(audibleで聴く) 香川1区をみて、小川さんのこともう少し知りたいと思い、聞いてみました。 内容は小川淳也の人生と日本をどうすればよいかという政策を論じ合う内容となっている。 感想としては小川さんの真面目さかつ人の良さを感じられる。香川1区で見た印象とそのままだ。 生活もか...
(audibleで聴く) 香川1区をみて、小川さんのこともう少し知りたいと思い、聞いてみました。 内容は小川淳也の人生と日本をどうすればよいかという政策を論じ合う内容となっている。 感想としては小川さんの真面目さかつ人の良さを感じられる。香川1区で見た印象とそのままだ。 生活もかなり質素で驚きました。 ちょっと残念なのはコロナ対策やコロナの問題を引き起こしている構造的な面に関しては勉強不足を感じます。 元官僚なので、官僚の構造をもう少し話してほしかったです。 正直、一度講演会などで話し聞いてみたいと思うようになりました。 引き続き動向を見ていきたいと思います。 政治を初めから知りたい人はおすすめです。 後、映画もあるので、そちらもおすすめです。
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政治家とは距離があるが、それは政治家のせいでは無く、有権者たる自分が原因だと思っている。だから自分から理解を近づけるためには、政治家に関する著作に触れることは大事。 よく議員の業績を高らかにする著書はあるが、本書は政治家の今を切り取っており、どういう人が政治家たるべきかを考える機...
政治家とは距離があるが、それは政治家のせいでは無く、有権者たる自分が原因だと思っている。だから自分から理解を近づけるためには、政治家に関する著作に触れることは大事。 よく議員の業績を高らかにする著書はあるが、本書は政治家の今を切り取っており、どういう人が政治家たるべきかを考える機会を与えてくれる。 ただ、小川淳也氏に不足していると感じるのは経済のセンス。もちろん議員が全知全能であることは不可能なのだが、期待するレベルは自ずと高まるもの。 また、小川氏の父親が印象的。指導の方法はいかがなものかと思うが、言葉は強い。 以下、印象的な箇所を抜粋 - [ ] 千軍は得やすく、一将は求め難し - [ ] リーダーは言い訳をせず、黙々と事態に対処し、すべての責任を負うものだ - [ ] リーダーとは、その都度その瞬間で政治判断を繰り返しながら、事に仕立て上げてゆく政治手腕を必要とする - [ ] 父親が初めて自分の意思とは異なる道を選ぼうとする息子を認めないのと同じように、自分の娘に対して、自分の意思を押し付けるような態度をことあるごとにとっていた - [ ] 命もいらず名もいらず、官位も金もいらない人は始末に困るものなり。この始末に困る人ならでは、艱難を共にして国家の大業は無し得られぬなり-西郷隆盛の南洲翁遺訓 - [ ] みんなと同じだけど、みんなと違う、みんなと違うけど、みんなと同じと言われる人になれ - [ ] 上に可愛がられる下、下から慕われる、両方が理想だが、それは難しい。どちらか1つなら下から慕われる方が望ましい。 - [ ] いつやめてもいいと思っている力のないやつにはかなわない
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正義は、天然と相性が良いのかも知れない。 しかし、天然は偽善を想起させる。無垢を偽装する事で、他人の油断を誘う。あざとさと表裏。読みながら、小川淳也がどちらなのかと。正義を貫く無垢さは、党利党略、党議拘束と折り合いがつくのか。彼はただの無垢ではない。無所属ではなく立憲民主からの...
正義は、天然と相性が良いのかも知れない。 しかし、天然は偽善を想起させる。無垢を偽装する事で、他人の油断を誘う。あざとさと表裏。読みながら、小川淳也がどちらなのかと。正義を貫く無垢さは、党利党略、党議拘束と折り合いがつくのか。彼はただの無垢ではない。無所属ではなく立憲民主からの出馬する位には、打算的で戦略もある。それが正しいかは不明だが。 映画は見ていないが、映画にもなったという。『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた』という本を先に読み、この国会議員が小川淳也だった事。最近YouTubeの対談番組で彼が出演しており、興味を持った。生い立ち、政策、思考、本著で詳しく紹介される。 天然とは言わないが、自然体だと思った。努力家だとも思う。裏表が無く、与し易い。それが小川淳也の良さだろうか。
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著作(対談本)として面白いかどうかは、☆評価のとおりだけど、初めて知ったこの政治家には期待したい。修行僧とも揶揄されてるみたいだけど、政治家にしては清廉すぎるほど、清廉。所属政党がちょっと残念だけど、世襲政治家でないこういう政治家がこれからの日本を導いてほしい。
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つまり、修行僧のままでは総理にはなれないと言って、この本は終わる。本当にそうなのか。一人くらい、日本だけでなく世界中で一人くらい、そういう政治家何いても良いのではないかな。こういう人の求めるものは厳しいだろう。でも、こういう人が総理なら、その数年間を生きられることはいいことなので...
つまり、修行僧のままでは総理にはなれないと言って、この本は終わる。本当にそうなのか。一人くらい、日本だけでなく世界中で一人くらい、そういう政治家何いても良いのではないかな。こういう人の求めるものは厳しいだろう。でも、こういう人が総理なら、その数年間を生きられることはいいことなのではないかな。 映画、みてみようかな。 本としての出来は、うーん…今ひとつだったかな。中原さんにはもっと頑張って欲しかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
(感想)立憲民主の議員って良いイメージ無かったけどこんなに日本のこと良く考えている人がいるのかと驚いた。本を手に取ったきっかけはテレ東のYouTubeに出演してるのを見て興味を持ったから。実際、自分は政治にそこまで詳しくないから日本改革原案の草稿について内容の是非を判断できる立場にないけど論点の明確化とどういう順でメスを入れていく必要があるのかについては理解できた。 政治の論点についてよりも小川淳也という1人の政治家についての人生哲学みたいな内容の方が多くウェイトを占めている。フリーの記者が書いてるからマンセーにはなっていないし何より読みやすい。 (以下メモ) ・持続可能性(サスティナブル)って何か胡散臭いというかエコビジネスで一儲けしてやろうみたいな企業の魂胆が見え透いていてウンザリするなと思っていたけど、しっかり考える必要がある(そして猶予はもう無い)なと考えなおす機会になった。 ・官僚主導から政治家主導のトップダウン型への移行については選挙屋さんの政治家に難しい法律とか考えられる人がどのくらいいるの?と思った。全員小川淳也さんみたいに東大出身のエリートじゃないと思うしそれこそ世襲の議員とかって俺はそこまで能力があるとは思えない。 ・低成長時代の文化論←この本で1番面白いと思った。江戸時代においては好景気でド派手な元禄文化から質素倹約を中心とした生活の中に喜びや美しいものを見つける感性を大事にする文化への移行があった。高度経済成長そしてバブルから世界恐慌、デフレ(失われた30年)そして令和の時代へ日本の文化も移行していくと価値観を転換することさえ出来れば、かつての勝ち組志向型社会(皆が高級時計をつけることを目指す社会)から生活重視型社会(生活に本当に必要のものを大事にする)に移行できるという考え方。実際、日本のこれからを考えたときにどんどん国が貧しくなり贅沢な暮らしをしていた過去の時代と今を比べて悲観するよりこういう価値観の転換1つで「生きやすさ」みたいな所は全然違ってくるんじゃないかなと思った。でもこういう感性って今の10代20代にしか刺さらなくて逃げ切り可能な50~の人たちからしたら何言ってんだって感じなんだろうか、、、 ・官僚という職業のイメージもより解像度が上がった気がする。高校時代の国語教員が元厚労省の官僚でブラックな現実をよく話してもらっていたけど、小川淳也が総務省にいた時は残業月に300時間?ってどう考えてもおかしいよな…そりゃ東大卒の学生は政治家にアゴで使われて給料も渋い(優秀な学生からしたら)キャリア官僚なんて目指す気になれんだろうなと思った。自民党の下請け業者みたいなことになってるとまで言ってたのはさすがに笑った(笑えん現実なのだが) ・MMT(現代貨幣理論)については俺は未だに懐疑的なんだけど、ほとんどの国民がまず何のことなのか理解出来てないだろうからもっと積極的に発信して知ってもらうことからはじめる必要がある、なんでわざわざこんな当たり前のことを書くかと言うと、ついこの前、イギリスのトラス首相が実験的にMMTを実践して44日で退陣に追い込まれたから。 でも、所得の再分配としてのMMT理論はちょっと理解できた。 まず一定額のお金を国民に直接配る(所謂バラマキ)→当然通貨の価値は下がる→この時、通貨の価値が下がって困るのはその時点で預貯金を持っている層(つまり中間層以上)→中間層以上の預貯金の価値を棄損することで物価を安定的に引き上げ、所得の再分配効果も望める。(こんな上手くいくもんかねとは思うが…) でも炭素課税は個人的にアリかな ・エレファントカーブってはじめて聞いたかも、先進国中間層の所得だけが伸びていない曲線のこと 使いたくなる横文字(笑) ・あと、社会保障改革国民会議の設置って面白いなと思った。宮台真司のいう日本人特有の「任せてブー垂れる社会」のままじゃいつまで経っても前に進まないだろうからこそ、国民がダイレクトに政治に関われる機会を設けるのはいいアイデアだと思った。手前らで考えてやってみろよと、もう文句は言わせねぇぞと、 ・あと映画見ずに本だけ読んでるからかタイトルがこれの必要あった?とは少し思った。
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映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』および『香川1区』で話題の、現立憲民主党政調会長・小川淳也氏の本。政策部分は2014年の『日本改革原案』を再構築したような内容。それに加えて、なぜ、どのようにして政治家を目指したのかなど、氏の半生も書かれており大変興味深い。大事なのは小川氏の...
映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』および『香川1区』で話題の、現立憲民主党政調会長・小川淳也氏の本。政策部分は2014年の『日本改革原案』を再構築したような内容。それに加えて、なぜ、どのようにして政治家を目指したのかなど、氏の半生も書かれており大変興味深い。大事なのは小川氏の理想が達成されるかどうかよりも、これほど強く理念と信念を語れる政治家が日本にまだいたこと自体が日本政治の希望であるということ。映画で小川淳也に興味を持った方には本書をぜひ勧めたい。
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総論賛成、各論には疑問点もあり実現可能性にも疑問符。対談でも突っ込み切れていないので不完全燃焼。しかし、その真摯な理想を追う姿勢には共感できる。次は映画「君は総理大臣になれないのか」「香川一区」を絶対見る!
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個人的には「壮大すぎるだろ…!」と思うことも多々あるけど、 でもこれだけ大志を抱く政治家さんが活躍できる国であってほしい、 国民の方を向いた政治家が居てほしい、 という意味合いで好感が持てるし、少しでも実現してほしい(なんならそのために一緒に頑張りたい)と思うような内容だった
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