まりも日記 の商品レビュー
久しぶりの真梨さん。最近グロいのは読みたくないので、ちょっと遠ざかっていたけど、これなら読めるかなと・・・ 意外と複雑に入り組んでる感じで、まりもちゃんが基本主役だから、人間たちはただの通りすがりなのよね。 深く考えながらも、サクサク読める文章。 こんな感じだった、こんな感じ...
久しぶりの真梨さん。最近グロいのは読みたくないので、ちょっと遠ざかっていたけど、これなら読めるかなと・・・ 意外と複雑に入り組んでる感じで、まりもちゃんが基本主役だから、人間たちはただの通りすがりなのよね。 深く考えながらも、サクサク読める文章。 こんな感じだった、こんな感じだった。 怖いもの見たさで久しぶりに真梨さんの本を読んでみようかな・・・
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猫短編であんまり期待せず、真梨幸子さんのだからってだけで読んだけど、おもしろかった。 鳩が集まるところは…とか本当なのかな?
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
全ては猫が元凶だった!?怖い怖い。 ほんとどこからどこまでが「実」で「虚」なのか。 狐につままれたみたいな作品。 でも、何でかどんどん読み進めていって、あっという間に読了してた。 面白くてハマったのか?と言われたらそうではないのだけど…。不思議。
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最初これは一体どういう話なのだろうかと戸惑いました。 この小説は基本、フィクションです。と最後に書いてありますが「まりも日記」に関しては、実際に作者がアップしているブログからところどころ引用しているそうです。 ”まりも”というのは作者の飼っている愛猫の名前です。 リレー方式で、...
最初これは一体どういう話なのだろうかと戸惑いました。 この小説は基本、フィクションです。と最後に書いてありますが「まりも日記」に関しては、実際に作者がアップしているブログからところどころ引用しているそうです。 ”まりも”というのは作者の飼っている愛猫の名前です。 リレー方式で、東日本大震災の起きた2010年から猫を飼うおひとり様女性(と男性)と猫の生活が描かれています。 確かに虚なのか実なのか全然わかりませんでした。 作者の真梨さんは、実は初読みでこれを読んだのですが、人気作家さんですよね?なんかあんまり売れない作家というような描かれ方をされているし、本当にわかりません。 最後はモナミちゃんというまりもさんの姉妹のように暮らすグレーのもふもふちゃんも現れます。 何が何だかよくわからないうちに読了しましたが、いろいろな人間の小説に疲れたときの合間に軽い気持ちで読める本だと思います。 印象に残ったことば。 「短い期間だったけれど、あんなに可愛らしくて、あんなに気高くて、あんなに優しい猫と暮らすことができて、最高に幸せだった。小説家として成功して高級マンションに暮らしていたときよりも、間違いなく幸せだった」 あとから、他の方のレビューを拝見したら、これネコミスだそうです。私はよくわかりませんでした。
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面白い。意外に面白い。正直期待してなかったから余計に面白い。全然猫が飼いたくならない猫ミステリー。売れない小説家の私は、ある日運命に導かれて灰色の猫、ブリティッシュショートヘアの「まりもさん」を飼うことにする。カツカツの生活の私と贅沢志向のまりもさん。数奇な人生と猫生(にゃんせい...
面白い。意外に面白い。正直期待してなかったから余計に面白い。全然猫が飼いたくならない猫ミステリー。売れない小説家の私は、ある日運命に導かれて灰色の猫、ブリティッシュショートヘアの「まりもさん」を飼うことにする。カツカツの生活の私と贅沢志向のまりもさん。数奇な人生と猫生(にゃんせい)を綴ったブログ風テイスト。ゆる~いタッチで程よいゾワゾワ感。最後まで趣向を凝らしてあってニヤリ。とはいえミステリーより猫より事故物件ホラーの要素が強いような...。何にせよ従来よりエグさは控えめ、でも真梨さんらしくて楽しめた。
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+++ 真梨幸子が放つネコミス登場! 人を魅了してやまない猫たちに惑わされた愚かな人間の行く末、そして猫たちのその後--。 第一話 まりも日記 第二話 行旅死亡人~ラストインタビュー~ 第三話 モーニング・ルーティン 第四話 ある作家の備忘録 第五話 赤坂に死す 最終話 小説...
+++ 真梨幸子が放つネコミス登場! 人を魅了してやまない猫たちに惑わされた愚かな人間の行く末、そして猫たちのその後--。 第一話 まりも日記 第二話 行旅死亡人~ラストインタビュー~ 第三話 モーニング・ルーティン 第四話 ある作家の備忘録 第五話 赤坂に死す 最終話 小説現代、メフィストに掲載された短編に書下ろしを加え、大幅改稿した著者懇親の猫×イヤミスの傑作登場! +++ エッセイ感満載の物語である。ぼーっとしているとうっかり騙されそうになるが、「実」の部分もあるというから、ちょっと嬉しくなる。きれいなグレーのもふもふ猫のまりもさんを軸として、彼女に関わる人・場所・猫のあれこれがつづられている。それらの要素が微妙にループしたり絡まったりしているので、騙されそうで油断はできない。それがまた愉しくもある。決してほのぼのはしていない猫物語という感じの一冊である。
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猫飼いなので思わず手に取ったものの、エッセイじゃなーい!まずそれに騙された笑。イヤミス、や、ドロミスか…の女王の真梨幸子さんの新作はまさかのネコミス笑笑 どこからどこまでがフィクションなのかわからなくなる感じすごく良かった。本当のエッセイも読んでみよっと!
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イヤミスにしてドロミスにして猫ミス。猫に魅せられ猫に惑わされ猫に人生を狂わされ、悲惨な結末を迎えてしまう人々。くれぐれも猫なんて飼ってはいけない……! ってな気もするのですが。それでも猫好きには堪えられませんよねえ。猫たちが語る「猫生」をシビアに語るのも、それだけで可愛いと思えて...
イヤミスにしてドロミスにして猫ミス。猫に魅せられ猫に惑わされ猫に人生を狂わされ、悲惨な結末を迎えてしまう人々。くれぐれも猫なんて飼ってはいけない……! ってな気もするのですが。それでも猫好きには堪えられませんよねえ。猫たちが語る「猫生」をシビアに語るのも、それだけで可愛いと思えてしまうのです。 今回もまた嫌な要素がこれでもかってほどに詰まっています。たぶん、どの人にもあまり感情移入ができなくて、ろくな人じゃないなあって思えてしまうのだけれど。そこに「猫好き」という共通点を見つけたが最後、親近感を覚えてしまうのが危険。「あ、わかるわかる」ってな感じもあって、だからあの人もこの人もとんでもないことになってしまうのが悲しくもあり。だけれど、あくまでも猫たちは飄々として自分たちの「猫生」を歩んでゆくのだなあ、と思えば、ほっこりした気分になってしまうのは気のせいなのでしょうか。ああ、私もなんだかまりもさんの虜になりそうです。
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タイトルから、エッセイかと思ってたら、小説だった!w そして、主人公は猫の「まりもさん」なのだった!www あ、でもまぁ、やっぱりイヤミスかな?www
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著者が仰る通り、どこからどこまでが「虚」であり「実」なのか。エッセイと小説が融合したようなファジーさと至極身近に感じる描写。猫と人間の機微が最高。思わず「猫も杓子も」再視聴しました。
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