還らざる聖域 の商品レビュー
◆おすすめ度◆ ・ハラハラドキドキ冒険小説度度:★★★★ ・やったりやられたりのアクション小説度度:★★★★ ・大胆な設定だけど舞台は屋久島だけなのが効果的度:★★★★ ◆感想◆ 屋久島の夜の砂浜、ウミガメの産卵を見ようと集まっていた人たちは、海から上陸してきた北朝鮮特殊作戦部...
◆おすすめ度◆ ・ハラハラドキドキ冒険小説度度:★★★★ ・やったりやられたりのアクション小説度度:★★★★ ・大胆な設定だけど舞台は屋久島だけなのが効果的度:★★★★ ◆感想◆ 屋久島の夜の砂浜、ウミガメの産卵を見ようと集まっていた人たちは、海から上陸してきた北朝鮮特殊作戦部隊の兵士に遭遇する… 北朝鮮の特殊作戦部隊が屋久島を制圧。一体彼らの目的はんはのか?屋久島の人々の運命は!というハラハラドキドキの冒険小説。 物語はテンポよく進み、読み始めたら最後まで一気読み必至の面白さ。 大胆な設定ながら、舞台はほぼ屋久島だけというのがいいですね。 国際謀略小説みたいにいろんな国の思惑や駆け引きはあるものの、屋久島でのやったりやられたり、追いかけたり追いかけられたりのアクションがメインのエンターテイメント。 むづかしい事を考えずに楽しめます。 むづかしい事を考えたら楽しめません。 著者の人気シリーズ『南アルプス山岳救助隊K-9』と並ぶシリーズになるようで、楽しみ。
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北朝鮮に内乱が起き軍が二つに割れ反乱軍に占拠される。キム・ジョンウンは対外的には行方不明だが、実際は身柄を押さえられているらしい。親ジョンウン側のヨンギル将軍は朝鮮人民軍を率いて屋久島を占拠。日本政府に対しキム・ジョンウン総書記の解放と亡命を要求、聞き入れられない場合は、島に持ち...
北朝鮮に内乱が起き軍が二つに割れ反乱軍に占拠される。キム・ジョンウンは対外的には行方不明だが、実際は身柄を押さえられているらしい。親ジョンウン側のヨンギル将軍は朝鮮人民軍を率いて屋久島を占拠。日本政府に対しキム・ジョンウン総書記の解放と亡命を要求、聞き入れられない場合は、島に持ち込んだ核爆弾を爆発させるという。これは単なるテロにとどまらず新たな世界大戦の引き金になりかねない。日本政府が自衛隊を出動できない理由は核爆弾の持ち込みだけではなかった・・・。 屋久島島民らで結成されたレジスタンス、山嶺を駆け巡る山岳救助隊員・高津夕季や山岳ガイド・狩野哲也らが止めようと生き残りを賭ける。登山を趣味の私だが、安穏と屋久島の山に浸っているゆとりはなかった。 読み終えて、エンタメと鼻であしらえずに背筋がぞくっとさせられる。 首相官邸で堀井首相が胸の裡を吐露する件だ。 『それにしても徹頭徹尾、自分たちは蚊帳の外だった。堀井にとって心外ではあるが、一方で仕方がないことだとも思っている。”裸の王様”と揶揄されるほど、見てくればかりの構築に腐心し続けて来た結果、今の日本政府は世界中のどの国からも信用されていない。かつて不沈空母と自国を喧伝しアメリカの軍事力におもねろうとした首相もいたが、その頃からアメリカという大国にとって、日本は田んぼの端に立つカカシのようなものだった。友好友好といいながらも、その実、子供の頭を撫でるように密かに冷笑されていただけのことだ。それをわかっていて堀井もまやかしの親米路線を継承して来たのである』 そのまま鵜呑みにするわけではないが、リアリティがあり過ぎる! 北朝鮮美貌の女兵士ハン・ユリ大佐との邂逅が屋久島の奇跡を呼んだのだろう。それにしてもタイトルの『還らざる聖域』とは? 屋久島はもはや聖域ではなくなったということなのだろうか。
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202✕年、北朝鮮の特殊作戦軍が屋久島に突如上陸し、全島を武力制圧した。山岳ガイドの狩野哲也は北朝鮮の美貌の女兵士のハン・ユリ大佐と邂逅する。ふたりは一緒に山嶺を駆け巡り、「神の島」を救うことになる。
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屋久島の海岸に突如現れた謎の部隊。次々と島民を銃殺していく。警察署も爆破し、通信も途絶えた。政府に要求した内容とは?島民たちは、自分の島を守るため、敵に挑もうとする。 スリリングな展開で、アクションあり、人と人との団結力あり、たまに恋愛ありと面白かったです。 島民や政府、自...
屋久島の海岸に突如現れた謎の部隊。次々と島民を銃殺していく。警察署も爆破し、通信も途絶えた。政府に要求した内容とは?島民たちは、自分の島を守るため、敵に挑もうとする。 スリリングな展開で、アクションあり、人と人との団結力あり、たまに恋愛ありと面白かったです。 島民や政府、自衛隊、犯人など様々な人物の視点から、相手に戦いを挑んでいきます。登場人物が多くいるので、覚えるのは大変でしたが、それぞれ場面では、「静」から「動」まで、あらゆる雰囲気を味わえるので、そんなに苦ではありませんでした。 舞台となるのは屋久島。屋久島の自然や魅力が紹介されていますが、個人的に行ったことがないので、名称や位置関係といったものがあまりわからなかったです。地図があっても良かったかなと思いました。 単に敵に挑むだけでなく、その裏側で動く内通者や裏切り者の登場で歯車が狂うかのように変化していくので、最後まで見応えがありました。 ずっとアクションしているだけでなく、人との交流といった温かみ、恋の始まりといった「息抜き」的な要素もあって、緩急のある作品でした。 一見、内容が突飛しているかなと思いましたが、読んでいくほど、現実的な問題や政府の対応、外交問題などリアルさが増してきて、ここまで大胆ではありませんが「現実に起きるのでは・・・?」とも思ってしまいました。 武装制圧する敵の集団、生き残りをかけて挑む島民たちなど色んな人達が交差する物語で、息もつかせぬ展開で色んな「奇跡」を目撃しました。
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面白かった。 樋口明雄氏の小説が面白くないわけはないんだけど、今回も期待を裏切らない面白さ。 樋口氏は、北岳に続いて屋久島というフィールドを手に入れた。 欲を言えば、後半の展開が早すぎてバタバタっと良いところが過ぎていってしまったような気がする。 後半は、あと50%くらい増量し...
面白かった。 樋口明雄氏の小説が面白くないわけはないんだけど、今回も期待を裏切らない面白さ。 樋口氏は、北岳に続いて屋久島というフィールドを手に入れた。 欲を言えば、後半の展開が早すぎてバタバタっと良いところが過ぎていってしまったような気がする。 後半は、あと50%くらい増量してもらっても良いぐらいだが、値段が50%あがると売れ行きに響くだろうから、まあ仕方ない。 狩野さんもシリーズ化するらしいので、続編を待ちます。
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一気に読了しまいました。まさかの展開でしたが、 あながち小説の中の話しではなく、現実に起こりそうな、リアルな内容だったと思います。
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