こわい本(文庫版)(2) の商品レビュー
2巻のテーマは「異形」だけれど。「終末」というテーマもありますね。しかしいくらなんでも、これほどの異形に姿を変えてまで生き延びたいだろうかどうだろうか、と悩んでしまいます。世界が終わってしまうことよりも、そちらの方がよほど恐ろしく感じられるのは私だけなのでしょうか。 「笑い仮面」...
2巻のテーマは「異形」だけれど。「終末」というテーマもありますね。しかしいくらなんでも、これほどの異形に姿を変えてまで生き延びたいだろうかどうだろうか、と悩んでしまいます。世界が終わってしまうことよりも、そちらの方がよほど恐ろしく感じられるのは私だけなのでしょうか。 「笑い仮面」、本当に怖いのは笑い仮面その人ではなくアリ人間の方なのだけれど。笑い仮面のビジュアルが黄金仮面とかも彷彿させて、そちらの方にぞくりとさせられます。なんでよりにもよってこんな仮面にしたんだ、ってなセンスに脱帽。 「地球最後の日」も恐ろしいような、あるいは滑稽なような。でもこのラストは素敵です。
Posted by
楳図かずおのホラーアンソロジーの第2巻。テーマは異形。67年発表の「笑い仮面」と66年発表の「地球さいごの日」の2編を収録。どちらも「異形」が登場するが同時に「世界の終わり」がテーマでもある。
Posted by
- 1