呪術 取り扱い説明書 の商品レビュー

LUA(著者)

2021/09/28

扉に｢人を呪わば穴二つ｣

民俗学的、歴史的、文学的なアプローチもあるが、おおむね分かり易く、フフッと笑ってしまうようなユニークなところも。
ライトノベルや奈良・平安文学を読むときの参考にもなるかも。

現代でも呪術を行いやすいようアレンジされている…のかな？
注意書きが、面白かった。
イモリの黒焼きに、動物愛護を疑われてしまうだろうとか。
トイレに流せるよう、水に溶ける紙を用意しようとか。

雑学的に…と思ったんですが、花柳界の呪いとか、呪いにいたる心情とか、やっぱ大人向けですね。

呪符がおまじないみたいのもあって、面白かった。

呪いはやめといた方がよいよ、大変だよ、自分と向き合ってみようと締めくくってますので、ちょっとホッとしました。