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マルチの子 の商品レビュー

3.7

36件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2026/03/04

おもしろくて一気読み! マルチの世界を覗いてみたい方におすすめ! カフェでの勧誘や毎週末のセミナー、SNSや出会い系アプリの活用に幹部制度。ちらっと聞いたことはあってもよく分かっていなかったマルチの仕組み。点と点が繋がるように展開されていくストーリー。スピード感も良く、興味深か...

おもしろくて一気読み! マルチの世界を覗いてみたい方におすすめ! カフェでの勧誘や毎週末のセミナー、SNSや出会い系アプリの活用に幹部制度。ちらっと聞いたことはあってもよく分かっていなかったマルチの仕組み。点と点が繋がるように展開されていくストーリー。スピード感も良く、興味深かった。 一度足を踏み入れるとなかなか抜け出せない実情が臨場感たっぷりに描かれていて、昔アムウェイに勧誘してきた知人に思いを馳せました… 幹部昇格のために自腹を切ったり、マルチから別のマルチにグループごと乗り換えたり、挙げ句の果ては詐欺事件まで。知らない世界が疑似体験できて楽しめました。 エピローグまで読んでプロローグに戻ると、なるほど!こういうことか!と納得できる展開も好みでした。

Posted byブクログ

2026/01/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一体どんな人がこんなあほな仕事すんのと思ってしまうけど、なんかいいなと思ってしまうのだろうか。マルチの人はなかなか抜け出せないんだね。私が体験した宗教、マルチ、高額商品の勧誘を思い出し、それだけじゃなくて覚醒剤や犯罪など、子供たちにしっかり教えなきゃと思わせてくれた。

Posted byブクログ

2025/10/05

マルチ商法を描くエンタメ作品。知人がマルチ商法の人になって平気で嘘を付くようになってしまった、という話を友人からここ1年度々聞くようになり、思わず手に取ったこの本。 ネットワーキングビジネス、いわゆるマルチは、違法ではないものの倫理的に良くなく、さらに下部の構成員(?)は搾取さ...

マルチ商法を描くエンタメ作品。知人がマルチ商法の人になって平気で嘘を付くようになってしまった、という話を友人からここ1年度々聞くようになり、思わず手に取ったこの本。 ネットワーキングビジネス、いわゆるマルチは、違法ではないものの倫理的に良くなく、さらに下部の構成員(?)は搾取されるビジネスだ。それくらいの知識しかなかったが、この作品を読んでこの世界に生きる人たちの発想や行動がよくわかった。 興味深かった。本人たちに搾取されてる感覚はなく、仲間と共に思いやり助け合いながら楽しく仕事に取り組んでいる集団だった。キラッキラしていた。宗教的だった。しかし皆どこか浅はかで幼稚だった。趣味が成金的で即物的だった。そしてどこまでも裕福にはならずずっと借金地獄を突き進んでいた。怖くて気持ちが悪い。 意外なのが、あるマルチ商法から別のマルチ商法へ、次々と乗り換えたり作り替えたり引抜いたりが続くことだ。そんな世界だったのか。中毒だった。マルチ中毒。中毒者の集団。まさに、マルチの子。 小説の最後は、落ちるところまで落ちた主人公たちの真実がほのめかされ、オセロのようにこれまでの出来ごとがパタパタとひっくり返るような仕掛けが施されている。最後まで主人公に共感はできないが、エンタメ作品として意外にも非常に楽しめた…!

Posted byブクログ

2025/08/11

マルチ商法にハマるのは、お金に困っている人だと思っていた。けれど、一番はそこではない。心に隙がある人がハマってしまうのだとわかった。 実際にやっている人は、MLMというビジネスに確信を持っているのだと思っていたが、どこか後ろめたさを抱えているようにも見える。その心の陰に蓋をして...

マルチ商法にハマるのは、お金に困っている人だと思っていた。けれど、一番はそこではない。心に隙がある人がハマってしまうのだとわかった。 実際にやっている人は、MLMというビジネスに確信を持っているのだと思っていたが、どこか後ろめたさを抱えているようにも見える。その心の陰に蓋をして、自分を守っているのかもしれない。 読んでいて、これは一種の中毒だと感じた。法で裁かれるものではないから、ハマってしまったら自力で抜け出すしかないからそこが恐ろしい。 私はやるつもりはないが、誰かが始めることに関しては「本気で良いと思っているならやればいい」とも思っていたけれど、興味本位で関わるものではないと今は思う。副業という言葉でうまく包まれていても、本業すらままならない人が手を出すべきではない。 知り合いでMLMを始めた人がいる。どうか自分で気づき、自分にとって本当に良い人生に向かって歩んでほしい。けれど私にできるのは、ただ見守ることだけ。

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2025/07/05

二十年来の友人が、私が知っているだけで3回マルチにハマったことがあり、何故マルチに引っかかるんだろう?純粋すぎて騙されるのか、マルチだと分かってるけど法に触れない範囲で儲けたい気持ちが強いのか、分かりかねていたが、この本を読んでハッキリと分かった。明確に意思を持って儲けたくて、不...

二十年来の友人が、私が知っているだけで3回マルチにハマったことがあり、何故マルチに引っかかるんだろう?純粋すぎて騙されるのか、マルチだと分かってるけど法に触れない範囲で儲けたい気持ちが強いのか、分かりかねていたが、この本を読んでハッキリと分かった。明確に意思を持って儲けたくて、不都合な事実に気がつかないふりをしているんだな。

Posted byブクログ

2025/06/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初めて知るマルチの世界。鹿水真瑠子(しかみずまるこ)が次々と違うマルチに足を踏み入れる。マルチ商法にハマった人ではなく勧誘する側で月収100万円超えもあるのに常に自転車操業。誰しも楽して儲けたい。でもそんな話あるわけない。影響されやすい性格なのは自覚しているので近寄らないようにしないと。真瑠子のまるはマルチのマル、ちょっとかわいそう。親が付けた名前なのにね。おもしろかった。

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2025/04/19

このマルチの子ってタイトルから分かるように、本当の家族愛とか友情を忘れてまるでマルチの子になったかのような状況になるんだよね。薬物依存とかもそうだと思う。正常な愛情関係気づけなくなり、覚せい剤の為に生きて死ぬような生活みたいな。最近薬物依存の映画見たからそれとなんかリンクした。 ...

このマルチの子ってタイトルから分かるように、本当の家族愛とか友情を忘れてまるでマルチの子になったかのような状況になるんだよね。薬物依存とかもそうだと思う。正常な愛情関係気づけなくなり、覚せい剤の為に生きて死ぬような生活みたいな。最近薬物依存の映画見たからそれとなんかリンクした。 椿の花言葉は「罪を犯す女」です。この花言葉は、フランス小説に出てくる愛する人を思うが故に、罪を犯した女性の物語が由来といわれており、その女性がよく椿を身に着けていたことからつけられたといわれています。 西尾潤 大阪府生まれ。大阪市立工芸高等学校卒業。ヘアメイク・スタイリスト。2018年、第二回大藪春彦新人賞を受賞。2019年、受賞作を含む『愚か者の身分』でデビュー。2021年、自身の経験をもとに描いた『マルチの子』は各種メディアで取り上げられ話題となり、第24回大藪春彦賞候補、第4回細谷正充賞受賞となった。他の著書に『無年金者ちとせの告白』がある。 「「マッチングアプリ、ってそんなにええの?  使ったことないんやけど」  真瑠子が聞くと、三人はまた顔を見合わせた。「鹿水さん、使ったことないんですか?」  アイちゃんが不思議そうに問い掛けてくる。  新規を獲得する基本形、と三人は断言した。街コンも行ったことがないと言うと、信じられないと呆れられた。」 —『マルチの子 (徳間文庫)』西尾潤著 「誰にも相手にされなかったそれまでの人生が、このビジネスに出会ったおかげで激変した。  人に認められるのが嬉しい。その一心でここまでやってきた。もっと、もっと人に認めて欲しい。  そんな気持ちが自分の中に巣食っているのは否定できない。そしてその気持ちは、この仕事を続けていく限り満たされるであろうことは予想できた。グループを作る。サポートする。感謝される。どんどん下にメンバーが増えていく。彼らをサポートする。感謝される。その繰り返しだ。  しかし、いいことばかりではない。  成金ガールには程遠く、借金ガールへまっしぐら。いや、既に立派な借金ガールではないか。」 —『マルチの子 (徳間文庫)』西尾潤著 「数十年前、私はマルチ商法にのめり込んだ。月収一五〇万円を超える時期もありながら、気づけば借金は七〇〇万円に膨れ上がっていた。もっと早い段階で専門家に相談していたらまた結果が違ったのかもしれない。しかし、その選択肢は当時の私にはなかった。驚かれるかもしれないが、マルチで作った借金はマルチで返せる、と真剣に思っていたのである。思い返せば、軽い洗脳状態にあったのかもしれない。」 —『マルチの子 (徳間文庫)』西尾潤著 「ロック好きが高じて軽音部に所属し、バンド活動に明け暮れた高校時代。卒業後に就職したデザイン事務所も一年で辞めてしまい、夢を追いかけた。だが実力が伴っていなかった。小さなライブハウスに出演するのがやっとで、デビューなど果てしなく遠い。夢の途方もなさに気づき始めた十九歳の頃、私はバイト先の先輩からマルチ商法に誘われた。「めっちゃすごいビジネスの話、教えたるわ」  とある商品を紹介し、買ってもらえたら紹介料をもらえること。月収一〇〇万円以上の人がざらにいること。二十歳以上であることがビジネスを始める条件なこと。  世間知らずで考えが甘かった私は、その話に大いに惹かれた。「やってみたいです」  気づけばそう言っていた。  ミュージシャンになれそうもない自分と向き合わざるを得なかった私にとって、先輩の誘いは渡りに船だった。このままでは何者にもなれないかもしれない。そんな焦りが払拭され、突如可能性が開かれたのだ。私も何者かになれるかもしれない、と。」 —『マルチの子 (徳間文庫)』西尾潤著

Posted byブクログ

2024/07/26

マルチにハマる人間の精神性を上手く表現している。SNSによって、承認欲求を増幅させられてしまう現代人、必読の1冊です。

Posted byブクログ

2024/02/14

面白かった! でもこんな仕事は無理。 怖かった、精神が持たない。 次はどうなるの? あー、やっぱりこうなったかぁ。 それでも先が気になって、 最後まで楽しむことができました。

Posted byブクログ

2023/12/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

がっつりマルチにはまっていく過程がリアルに書かれていて、なんだか自分が騙されたみたいにゾワっとした。 人を応援することが自分の幸せにもなる キラキラした言葉だけど、その結末は恐ろしい。 結局真璃子は、またマルチに戻っていくんだろうな、と思う。

Posted byブクログ