くっくのおてつだい の商品レビュー

いもとようこ(著者),中島和子(原作)

2024/09/04

こぐまのくっくが家事や赤ちゃんのお世話をお手伝い。
弟や妹ができた子にオススメ。

【ママ評価】★★★★
絵が可愛らしくて温かい家族の空気感が愛しい。
優しく包容力を感じる母。
言葉選びも表情もすっごく良い人そうな父。
家族みんなで夕飯を食べる幸せな姿。
理想的な家族すぎて、同じ母として反省するレベル。
主人公のくっくがお手伝いをする姿がまた愛しい。
まだまだ上手にできないことばかりだけど、一生懸命お手伝いを頑張る姿。
どう育てたらこんなに良い子に育つの…！
どちらかというと、子どもより一緒に読んでいる母の方が響きそうな絵本。

【息子評価】★★★★
息子に妹ができたので、ちょうど良さそうな内容だと思い読んでみることに。
「ままとむすこといもうとみたいだね」と言いながら聞いていた。
(絵本で登場する赤ちゃんは弟だけど)
母の目論み通り。
最後にはちゃんと父も出てきて、我が家にはピッタリの絵本だった。
母の本音としては、こちらの絵本の影響でぜひお手伝いして欲しいけど、まあ、優しい兄になっておくれ。
2歳10ヶ月

2022/06/04

お兄ちゃんになったくっくは、ママのお手伝いがしたくて、いろいろと手伝いますが、たくさんたくさん失敗してしまいます。

そんなくっくの気持ちにママは寄り添って、くっくの失敗を温かく見守ります。

いいお話しだなあと思い原作者を確認すると、娘が小学校時代に読んでいた「小学生まじょシリーズ」の中島和子さんだった。

さらに、いもとさんの絵が合わさって、幸せな気分になりました。小品だけれども、今年読んだ中では一番の絵本。読み聞かせにもオススメします。

2021/07/23

弟のお世話のお手伝いをしようと張り切るけれど失敗ばかりでうまくいかない。
でもお母さんやお父さんが怒らずにすごく上手にフォローしてあげている。
こんな両親なら、次はお手伝いもっと頑張ろう!と思えると思う。
2人目のお子さんが産まれたご家庭にもお勧めしたい本だと思った。

2021/07/05

手に取る機会があってよんだ。

こぐまの くっくは、おにいちゃんです。
くっくの おとうとは、まだ あかちゃん。
くっくは、いそがしい おかあさんの おてつだいを します。
でも、しっぱいばかりで……。

失敗してしまう、くっく。
でも、おかあさんやおとうさんのさりげない一言がフォローになって、くっくは落ち込んだりしません。
大人目線では、認めることって大事だよねえ、子ども目線では、くっくがんばったね、って。
子どもの頃って、お手伝いしたかったんだよなぁ、とか思い出しました。
幸せな絵本です。
作中で雨がふっているので、雨の日にもおすすめです。