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へぼ侍 の商品レビュー

3.7

7件のお客様レビュー

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2024/11/12

錬一郎は明治維新で没落した家を再興すべく西南戦争へ参加する。 そんな彼を待っていたのは、一癖も二癖もある厄介者ばかりの部隊だった。

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2023/02/18

大阪東町奉行所与力で剣術道場を営む父が鳥羽伏見の戦いで戦死、幼い頃より薬問屋で丁稚奉公をしていた志方練一郎は明治政府に剣術で仕官するべく西南戦争に17歳で志願兵として参加する。戦争を通して剣術が役に立たないこと、生死をかけた戦いの虚しさ、Pursuadeがこれからの剣術に変わるも...

大阪東町奉行所与力で剣術道場を営む父が鳥羽伏見の戦いで戦死、幼い頃より薬問屋で丁稚奉公をしていた志方練一郎は明治政府に剣術で仕官するべく西南戦争に17歳で志願兵として参加する。戦争を通して剣術が役に立たないこと、生死をかけた戦いの虚しさ、Pursuadeがこれからの剣術に変わるものと知り、除隊後東京の慶應義塾で学び、大阪にて出版業界にその人ありと呼ばれる人物となる。歴史を基にしたにしたフィクション。

Posted byブクログ

2022/05/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

インビジブルもそうでしたが、坂上泉先生の作品は奇を衒ったところがなく頭にありありと情景が浮かぶところが好きです。 武功を立てて道場の再興を夢見る主人公の錬一郎をはじめ、登場人物が皆いきいきとしていて、史実を題材にしたフィクションだとわかっていても本当にあったことのように感じられました。 個人的に、山城屋の娘と結局くっつかなかったところが良かったです。

Posted byブクログ

2021/09/19

歴史小説の分野となると、どうしても、史実か否かを気にして読んでしまう。史実から外れてしまう、空想が強すぎると、個人的にはどうしても世界に入れなくなってしまう。青春ストーリーとしては、そこそこ面白いかと思うけど、ちょっと長すぎる。

Posted byブクログ

2021/09/14

202107/経歴を偽り入隊した主人公、西南戦争を舞台にした物語。文章が私にはあわなくて読み始めはとっつきにくかったけど、史実と創作の加減も面白かった。

Posted byブクログ

2021/08/09

若い時代物作家の作品。なるほど、松本清張賞受賞は「西郷札」が描かれているからではないのだと、納得のおもしろさでした。 生活のため商家へ奉公していた主人公は、明治維新で没落したもと侍、威厳を取り戻したく、西南戦争に参加してほんとの侍になろうとしたのか。 歴史上実在の人物たちを登...

若い時代物作家の作品。なるほど、松本清張賞受賞は「西郷札」が描かれているからではないのだと、納得のおもしろさでした。 生活のため商家へ奉公していた主人公は、明治維新で没落したもと侍、威厳を取り戻したく、西南戦争に参加してほんとの侍になろうとしたのか。 歴史上実在の人物たちを登場させて交錯し、主人公を生き生きとさせる術はなかなかのもの。 例えば新聞記者(そうだったのですね)犬養毅は主人公の道しるべになり、有名な乃木希典にも会い、もちろん西郷隆盛にも逢ってしまう。けがを治療してもらった軍医の手塚は、解説を読むまでわからなかったが、最後の最後に登場する大毎新聞の記者は、わたしの好きなある作家とおぼしき、謎解きの愉快さでした。 次作品の『インビジブル』は直木賞候補になって、こちらもおもしろいとか、期待の新人ですね。

Posted byブクログ

2021/06/25

【西南戦争を痛快に描く、松本清張賞受賞作文庫化】明治維新で没落した家を再興すべく西南戦争へ参加した錬一郎。彼を待っていたのは、一癖も二癖もある厄介者ばかりの部隊だった。

Posted byブクログ