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鴨川食堂ごちそう の商品レビュー

3.9

23件のお客様レビュー

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2022/01/23

鴨川食堂第8弾。 鰻丼、いなり寿司、ピザ、焼きうどん、タマゴサンド、豆腐飯の6編。 なんだか切ない話が多めだったような。1・2話目が好き。 憎しみやわだかまりを抱いている人間から送られた食べ物を食べる気にならないのは理解できる。時を経て鴨川食堂で食探しをしたからこそ辿り着いた温...

鴨川食堂第8弾。 鰻丼、いなり寿司、ピザ、焼きうどん、タマゴサンド、豆腐飯の6編。 なんだか切ない話が多めだったような。1・2話目が好き。 憎しみやわだかまりを抱いている人間から送られた食べ物を食べる気にならないのは理解できる。時を経て鴨川食堂で食探しをしたからこそ辿り着いた温かいエピソード。

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2021/12/31

シリーズ最新作。今まで読んだ中で一番良かったと思う。描かれる食事は相変わらず読んでいるだけで匂い立つ程美味しそうなのだが、それ以上に食事がなぜこれほどまでに人の心に残るのかをしみじみと感じさせてくれる内容だった。 大事なのは、何を食べたかよりも誰と食べたかなのかもしれない。

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2021/12/14

シリーズ第八弾。お決まりお約束が続くが、今回は依頼時のおまかせ食事無しの話あり。今回の日本酒は、奈良の篠峯、丹後の玉川、伏見の琥珀光。ひるねの出番が少ない。

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2021/09/12

京都の小さな食堂、ひっそりとした佇まいのお店、元刑事鴨川流と言う人はこの食堂で料理人をしてる。思い悩む思い出の料理の事で流が料理をし娘が話しを聞き料理の再現する。期待を裏切ら無い話、本当に切ない話しだけど最後は心温かく成る

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2021/09/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

鴨川流(かもがわ ながれ)と娘のこいしのシリーズ、第8弾。 もうそんなになる、驚きです。 今回の「ごちそう」に込められた意味とは? 鴨川食堂・探偵事務所に依頼人たちが持ってくる「食さがし」は、どれももう、自分では探しようのないほど時間が経ってしまっているものが多い。 その長い時間の間、依頼人の頭の片隅に、あるいは奥底に埋もれるようにして、思い続けてきた物なのだろう。 その間にも生活はあり人生はあり、思いは変化し、あるいは熟していく。 それがどうにも抱えきれなくなった時に、鴨川探偵事務所にめぐりあうのだろう。 それは、今こそ知るべき時を迎えた、ということなのかもしれない。 たとえば、第一話。ずっと食べずに捨てていた鰻。 最初の時に開けていたら和解していただろうか? 第二話のいなり寿司も、すぐに理由を知ったところで親の心をありがたいと思う気持ちになっただろうか? なかなか難しいと思う。 物事には満ちる時期というものがあるのだろう。 長く読んできて初めて気が付いて・・・お恥ずかしいのだが、お客に話を聞いて、だいたい結果を知らせて再来店してもらうのが二週間後である。 二週間といえば、二十四節気の一区切り。 毎回、「二週間も経てば」と、季節の移り変わりが描かれていたのに、当たり前のこと、とさして気にも留めずに読んでいた。 「季節が次の節気に移る」ということは、依頼人の心に訪れる変化、人生が一歩進む、という暗示もまた、表しているのだろうと思う。 季節はどんどん進んでいく。 やりきれない話、まだ間に合う話、しみじみ偲ぶ話・・・いつもバランス良く。 一件落着して依頼人が帰った後、親娘が掬子さんの仏壇の前で会話し、掬子さんに話しかける場面がしみじみ温かく、仲の良い家族だなと思う。 第一話 鰻丼 第二話 いなり寿司 第三話 ピザ 第四話 焼きうどん 第五話 タマゴサンド 第六話 豆腐飯

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2021/09/07

最初の「鰻丼」と最後の「豆腐飯」が特に良かった。 あーここの常連さんになりたーい。 [図書館·初読·9月7日読了]

Posted byブクログ

2021/09/03

安定のシリーズ。 依頼時のおまかせ料理の豪華?さに比べて依頼される料理は質素、庶民的だが、そこに付随する物語にやられてしまう。

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2021/08/28

そろそろネタ切れになったりマンネリ化してきたりしそうなのに、まだちゃんと楽しめた。美味しいものが好きな人や、人の優しさに触れたい人におすすめしたいです。

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2021/08/22

鴨川食堂シリーズの最新作。 個人的には鰻丼が一番かな。 現実の世界でもよくある事故、でも当事者の心情がこれでもかと言うくらい悲しく描かれていて、思わず涙。 今作は他の話しも全てが物悲しい感じ、なのに読了後は温かい気持ちになった。

Posted byブクログ

2021/08/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シリーズ8作目にもなると話の展開も マンネリ化してしまうかと思っていたら いつもいる流がいなかったり、最近出て こなかった妙さんがあんなことに なっていたり・・・そして時事ネタも 入っているのでちょっと現実味も増し、 もしかしたら京都に行ったら「鴨川食堂」 あるんかも!いやっ!あったらいいなと・・・ 話は息子の本当の気持ちがわかる鰻丼の話や 表立って祝ってやれなかった母の気持ちが わかるいなり寿司の話。流がそういった事も するんだとちょっと以外に思ったピザの話。 谷めしという初めて聞いた言葉に、あぁ~ そういう発想もいいなと思った焼うどんの話。 自分は嫌な思い出だったとしても妹の視点と なるとまったく違っていた素敵な姉妹の 豆腐飯の話。どれも本当にほっこりと いい話でこの時期に読んだので余計に沁みた。

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