ヒトコブラクダ層ぜっと(下) の商品レビュー
万城目学が得意とする不思議なリアリティのある話。 梵天、梵地、梵人の三つ子の物語。 3人共に各々の夢を持ち、その実現に向けて生活しているが、彼らにはそれぞれに特殊な能力を持っていた。 その特殊な能力を使いながら、自身の夢に向かって生活しているのだが、ある日突然目の前に現れた...
万城目学が得意とする不思議なリアリティのある話。 梵天、梵地、梵人の三つ子の物語。 3人共に各々の夢を持ち、その実現に向けて生活しているが、彼らにはそれぞれに特殊な能力を持っていた。 その特殊な能力を使いながら、自身の夢に向かって生活しているのだが、ある日突然目の前に現れた女性に人生を狂わされる。 まずは自衛隊入隊、訓練を終え各隊に配属されるが、イランへ人道的後方支援に全員行くことになる。 そこで、メソポタミア文明の謎に出会い、自分たちの使命をまっとうしようとするのだが、命をかけた戦いが起こってしまう。 最後は梵天の夢の続きと謎解きが語られるのだが、不思議な話すぎて笑うしかない。 楽しく読めるファンタジーでした。 また、万城目学を読みたいと感じさせてくれました。
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梵天、梵地、梵人は不思議な力を持つ三つ子 彼らは青い女の謀略により自衛隊へと入隊。 そしてイラクへと派遣される。 そこで彼らを待ち受けていたのは古代文明メソポタミア。 何千年も前に滅びたはずの文明世界。 彼らは無事に戻ってこられるのか。 アクション映画を観ている感覚。 ようやく謎...
梵天、梵地、梵人は不思議な力を持つ三つ子 彼らは青い女の謀略により自衛隊へと入隊。 そしてイラクへと派遣される。 そこで彼らを待ち受けていたのは古代文明メソポタミア。 何千年も前に滅びたはずの文明世界。 彼らは無事に戻ってこられるのか。 アクション映画を観ている感覚。 ようやく謎が解かれる下巻は怒涛の展開。 ラストはすっきり 詳しい感想はこちらへ↓ https://ameblo.jp/harayou1223/entry-12878429944.html
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超能力を駆使してメソポタミアで戦う日本人。 「ヒトコブラクダ層ぜっと」 その意味もわかった頃にはもう後戻りできない。 なんでこんなに面白いんだろう! こんな支え合える三兄弟って素敵。 テンポ良い会話も、スリルある戦いも、なかなか解消されない謎も、全て面白かったです。 夢を持ち、...
超能力を駆使してメソポタミアで戦う日本人。 「ヒトコブラクダ層ぜっと」 その意味もわかった頃にはもう後戻りできない。 なんでこんなに面白いんだろう! こんな支え合える三兄弟って素敵。 テンポ良い会話も、スリルある戦いも、なかなか解消されない謎も、全て面白かったです。 夢を持ち、叶えることに対して可能性を感じた。
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当然のことながら、上巻の伏線を約12時間の朗読で回収。いや~、長かったわ。「ハムナプトラ」と「ジェラシックパーク」を足して2で割らない長さの作品。紹介文に「驚愕のラストまで一気読みの面白さ」とあるけど、そのとおりで、止めどころがわからなくて、延々と何時間も聞いてて、なんだか具合悪...
当然のことながら、上巻の伏線を約12時間の朗読で回収。いや~、長かったわ。「ハムナプトラ」と「ジェラシックパーク」を足して2で割らない長さの作品。紹介文に「驚愕のラストまで一気読みの面白さ」とあるけど、そのとおりで、止めどころがわからなくて、延々と何時間も聞いてて、なんだか具合悪くなった。まあ、それだけ面白かったのだけどね。 上巻では、主人公の名前(梵天・梵地・梵人)に引っ張られて、ずっとこの兄弟は神々かと思って聴いていたが、深読みだった。でもそうなのかな? ナレーターの小橋達也さんが素晴らしくて、女性の声色も違和感ないし、なにより「Z」や恐竜の咆哮が怖かったわ~。特に最後あたりの白亜紀のシーンはナレーションのおかげで臨場感があり、その分、梵天の思いと一体になれた。 タイトルに使われている「ヒトコブラクダ層」って何だろう?と思っていたのだけど、そんなに深い意味はなくて、私にとって印象に残ったのは、やはりティラノザウルスと隕石だった。 万城目学さんの作品は、いくつかオーディブルに入っているので、他の作品も聴きたいと思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
わずかな異能を持った三つ子の時空を超えた冒険譚。 下巻はZとの戦いから帰還までハリウッド映画のようなスペクタクルで一気読みしました。 終章の説明が冗長だとは思いますが、作者の中での整合性を取るために必要なのだと理解しました。 万城目ワールド好きだけでなく、古代メソポタミア文明好きや雑誌ムーのようなオカルト好きな人も楽しめると思います。
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読み終えるのが、苦しかった一冊。 下巻の展開は、確かに予測不能だったが、どんどん悪い方へ転がり、このままだと、絶望的…と思ったところで、浮き上がることができた。三つ子の長兄、梵天のキャラクター設定がやや空回り気味に感じられ、途中、白けモードに。 伏線回収も、こじつけ的に感じてあ...
読み終えるのが、苦しかった一冊。 下巻の展開は、確かに予測不能だったが、どんどん悪い方へ転がり、このままだと、絶望的…と思ったところで、浮き上がることができた。三つ子の長兄、梵天のキャラクター設定がやや空回り気味に感じられ、途中、白けモードに。 伏線回収も、こじつけ的に感じてあまり楽しめなかった。
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SFと古代のマッチングが壮大でネタバレへの理解が追いつかず、また、情景描写が細かく頭で状況をイメージしようとしても想像が追いつかない…。 他の読者さんは理解とイメージできたのだろうか。 私にもう少し読解力があったらもっとどハマりしただろうに、そこが悔しい…
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まさかの宇宙人とか、古代人は宇宙人だった的な、なんとなくありえないと思いながら読んでいると、もしかしたらそうかもみたいな展開になって。ハッピーエンドでよかったよかった。
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壮大な歴史ファンタジー冒険小説! やっと読み終わりました。 ちょっと長すぎて途中だれてしまいましたが、上巻より下巻の方がテンポよく進んでいく感じでした。 三つ子の特殊能力の理由も明かされる下巻はまさに圧巻。緻密に練り上げられたストーリーに、クライマックスは映画を観ているような感...
壮大な歴史ファンタジー冒険小説! やっと読み終わりました。 ちょっと長すぎて途中だれてしまいましたが、上巻より下巻の方がテンポよく進んでいく感じでした。 三つ子の特殊能力の理由も明かされる下巻はまさに圧巻。緻密に練り上げられたストーリーに、クライマックスは映画を観ているような感覚になりました。 長編小説にありがちな、終わり方が微妙というのもなく、爽やかなエンディングに読後感もスッキリです。 歴史を遡るとこんな物語があったのかも、と思わせられる、素敵な冒険小説でした。
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