最後のユダヤ人 の商品レビュー
非常に読み応えあった。1490年スペイン。ユダヤ人として産まれ一家が離散し、少年だった主人公も表面上は改宗して色んな仕事に付きながら生き延びる一代紀。どの職業も見習いから入りながらも、難しく厳しい仕事を切々とこなすが、教会にあんまり行ってなかったり、ちょっとしたことで疑いがかかり...
非常に読み応えあった。1490年スペイン。ユダヤ人として産まれ一家が離散し、少年だった主人公も表面上は改宗して色んな仕事に付きながら生き延びる一代紀。どの職業も見習いから入りながらも、難しく厳しい仕事を切々とこなすが、教会にあんまり行ってなかったり、ちょっとしたことで疑いがかかり、すぐに流浪の民となる。とある一家は、おばあさんがむかーしに親族にユダヤ人がいたというだけで、家族全員が火炙り。内容的には専門的な記述が多いが、非常に丁寧にわかりやすく訳してあり、ひきこまれつつ、堪能出来た。
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