花と紺青 防大男子に恋しました。(4) の商品レビュー

西香はち(著者)

2023/03/13

防大生の凌と葉月の完結巻です。
1巻からちょこちょこ防大についての豆知識があって、勉強になりました。
とても厳しい世界ですし、一年生の間は休みでも制服着用とかで、出会いなどないだろうなと思ってたら開校祭で、恋の片道切符という学生のプロフィールが展示されてて気に入ったら連絡先を教えて貰えるとか、面白いなぁと。
あと、大隊ごとにイメージカラーと動物があって、第1は龍で赤、第2は獅子で青、第3はペガコーンで緑、第4は鷲で橙色など。
なかなか知り得ない世界なのでオススメです。

2023/03/13

読み終えて最初に思ったのが「お姉さんの野望叶ってる！！！」だったことに自分でも爆笑した。
気にするのそこか、という。

まさかここで終わるの！？という最終巻。
初デートにクリダン、そして初キスまで盛り込んだら数年後に一気に飛んでびっくりするという。
ええ、お、終わらないで！！と何度懇願したか。

ただ冷静に考えると、凌くんの課程が進むとより二人が一緒にいられる（要は絡める）場面が減る訳で、恋愛漫画としては動きがなくなりそう。
ここですぱんっと時を進ませて、美味しいところを見せて終わるという判断はよかったのかもしれないと思えるようにはなった。
そう、数年後の彼の制服姿がまた、もう、たまらなくて、ですね……（悶絶）
はづちゃんも綺麗に成長しました。

個人的に気になっていた深見さんと灯里ちゃんも決着したし（淡白なカップルだけど、ここぞという時に動揺して、でも顔に出ないのもまた可愛い）おまけの話も豪華。
終わってしまったのは寂しくもあり、でも最後までお腹いっぱい満足できるお話でした。
全4巻なら布教も確かにしやすい。

ということで、制服萌えの方、ピュアな恋愛好きな方、ぜひぜひ読んでみてくださいませとネットのすみっこから宣伝しておきます。
オススメです！