科学と社会へ望むこと の商品レビュー
池内了氏といえば現代文のテーマによく出てきたなぁと言うのが、最初の印象。科学哲学、科学者としてのあり方ということについての視座を整理してくれた。 本作は、covid-19の蔓延より始まる我が国の種々の政策について科学者という立場から、様々なところで発表されたエッセイをまとめたオ...
池内了氏といえば現代文のテーマによく出てきたなぁと言うのが、最初の印象。科学哲学、科学者としてのあり方ということについての視座を整理してくれた。 本作は、covid-19の蔓延より始まる我が国の種々の政策について科学者という立場から、様々なところで発表されたエッセイをまとめたオムニバス形式のものである。 どれも読みやすく論理の飛躍などもなく、それでいて奥深さがありしっかりと読者に考えさせられるような記述が多かった。 科学哲学について、それから原子力について、学んでみようと思った一冊だった。 (読了に3日程度)
Posted by
池内紀さん亡きあとに 手にすることが多くなった 池内了さん 時おり、(私の)だらけた普段の日々の カンフル剤のような気持ちで 手にしています 今回も 「コロナ禍」のこと 「日本学術会議」のこと 「軍学共同への懸念」のこと 「原子炉の廃炉」のこと 「AIの軍事利用」のこと いず...
池内紀さん亡きあとに 手にすることが多くなった 池内了さん 時おり、(私の)だらけた普段の日々の カンフル剤のような気持ちで 手にしています 今回も 「コロナ禍」のこと 「日本学術会議」のこと 「軍学共同への懸念」のこと 「原子炉の廃炉」のこと 「AIの軍事利用」のこと いずれも 遠いように感じてしまいがち だけれど 少し考えればすぐそばの 我が身の問題として 分かり易く かみ砕いて 話してくださる 池内了の言葉は 今の私たちに 静かに深く届いてくる
Posted by
- 1