サンゴは語る の商品レビュー

大久保奈弥(著者)

2023/07/12

【琉大OPACリンク】
https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC07887249

2022/10/25

最期三分の一くらい、本シリーズぽい感じになるんだけど、前半が、結構詳細なサンゴの生態説明に割かれているせいで、取っつきにくい印象を受けてしまう。順序を入れ替えるとか、構成次第でもっと面白く読めた気がしてしまう。

2021/08/03

サンゴが一人称で語る。生態の仕組みと、サンゴの危機的状況を読者に優しく語りかけ、考えさせるつくりになっています。中学生向けとは言え高度な解説本であると感じました。前半は生態に関すること、後半は生態系サービスとSDGsの話題にも触れています。サンゴの破壊は簡単でも、一から移植したり育てることは大変難しい。そして日本の環境保全の取り組みはいまだ発展途上(経済優先)なのだということを知りました。サンゴばかりでなく、持続可能な社会を構築するために、いきものの生態を知り生育環境を保護していくこと、温暖化対策をすること…課題は山ほどあります。人間といきものが末長く共存できる世界であるよう、一人一人が認識する時代であると思います。

2021/07/19

・サンゴの分類
・サンゴの生態、生態系
・サンゴの一生
・サンゴの海

〇サンゴが消えていく海。凄く大変なことが起こっているのだなあ。温暖化の影響もある。砂浜の埋め立てや観光や基地の問題もある。開発の前にもう一度立ち止まってほしい。共生できる方法は見つからないのか。見つからないなら、今は撤退したほうがよいのではないか。長い目でみてほしい。孫やその先の人々に恨まれることにならないか。
〇卵割の章は、中高生にピッタリと思う。大人は記憶を掘り起こさなければ。