嫌われ神子の8年間 の商品レビュー
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いやぁ〜長かったなぁ〜。 買ったものの、ずっと読まずに寝かせた半年でしたが、この度読了。 なんだかんだ1日で読み終えることができてびっくりさ。 全体の4分の1で「おとぎ話」が終わって、そこから初めてタイトルがスタートする流れはとてもよかった。「今までにない!」ってことはきっとないんだろうけど、転生とか神子とか、嫌われとか、そういった割と描かれがちなお話がプロローグ的に最初の4分の1で語り終えて、伊達先生の言う「めでたしめでたしのその後」が始まるその感じは、この先どうなるのかな?って楽しみがあって好きだった。 伊達先生らしさ。。。って言うほど、まだ多くの作品を読んでいる訳ではないけれど、伊達先生の作品はいつも幸せとか安寧とかがあって、読んでて穏やかになると言うか安心して読めるイメージで、今回もそうだったな〜。 タイトルから想像した「8年間嫌われていた神子」って話でなかったのもそうだけど、冒頭すでに嫌われてはいなかったり、てかほぼほぼ嫌われている期間なんてなくて、幸せになるお話の350ページだったのには驚いたw でもちゃんと、ただただ甘々なだけってこともなく、ひどい事件が起こることもなく、終始恋愛小説?でした。 スピンオフは書きやすそうだよね、期待したいところだね。
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その時々にやるべき事を理解し、懸命に行いを続けることで使命を理解し、何度でも生まれ変わり、信頼を得る事ができ、死が二人を別つまでと誓える人と愛しあえる。とても壮大で素晴らしいお話でした。 二人の気持ちが寄り添うシーンは泣きますわ。 圭とテスが初々しく、一生懸命言葉を尽くす二人の姿が純愛で本当に良かったです。そこはかとなく甘い雰囲気が朝露に濡れる新緑のような、そんな清楚な愛が美しく萌えでした。色々な事がきちんと上手く回収されており、未来に繋がっている爽やかな読了感です。 きっと、花の神子として、後世に語り継がれる神子になるだろうと思い、続きを読みたい気持ちと、ここで終わる美しさと・・・・・ でも、テスの圭への溺愛イチャコラが欲しい!!w
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季節とともに進んでいく、神子と彼の護衛神武官の恋物語。優しいのに切なくて、何故だか無性に胸締めつけられる。いつの間にか主役二人を見守るような気持ちで読んでいて、最後の方はただただ「良かったねぇ…!」となってしまった。 紛うことなきハッピーエンドなのにどことなく切なさも感じる、不思議なお話でした。
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