言いなりにならない江戸の百姓たち の商品レビュー
江戸時代の百姓というと、武士に決して逆らわない存在というイメージがある。 しかし、百姓はそんなひ弱な存在ではなかった。 武士たちは、百姓たちに気を使っていた。 武士よりも百姓のほうが圧倒的に多いので、百姓一揆を起こされると大変だからなあ。 百姓が武士...
江戸時代の百姓というと、武士に決して逆らわない存在というイメージがある。 しかし、百姓はそんなひ弱な存在ではなかった。 武士たちは、百姓たちに気を使っていた。 武士よりも百姓のほうが圧倒的に多いので、百姓一揆を起こされると大変だからなあ。 百姓が武士の罷免を求めて「物言う」とは思っても見なかった。 百姓が領主の人事を左右するなんて意外とたくましく生きていたのだな。 「くまのプーさん」と「ロケットマン」のいる国では、この本は出版できないだろうなあ。 支配者に物申す百姓の存在は迷惑にしかならないからなあ。 そして意外だと思ったのは、百姓たちがよく裁判を起こしていたことだ。 とは言ってもけんか腰ではなく、「恐れながら・・・願い上げたてまつり候」(恐れ入りますが、・・・(訴訟の審理を)お願い申し上げます)と、へりくだった言い方でお願いしていた。 その上、徹底抗戦ではなく、示談・和解で解決ことが多かった。 ハッキリ白黒つけると狭い地域での人間関係がまずくなるからだ。 教科書では習わない百姓の違う一面を知ることができて興味深いなあ。
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イメージは変わるね~はじめにー百姓は無学で読み書きができなかった?1入門、江戸時代の村!2領主と村と百姓の関係3なぜ年貢をめぐって村人同士が争ったのか4水をめぐる協力と対立ー農業用水・堤防・排水5武士に「もの言う」百姓たちー武士の罷免を求め、領主の人事に口を出す6イワシも屎尿も貴...
イメージは変わるね~はじめにー百姓は無学で読み書きができなかった?1入門、江戸時代の村!2領主と村と百姓の関係3なぜ年貢をめぐって村人同士が争ったのか4水をめぐる協力と対立ー農業用水・堤防・排水5武士に「もの言う」百姓たちー武士の罷免を求め、領主の人事に口を出す6イワシも屎尿も貴重な肥料ー裁判をいとわない百姓たち・おわりにー協力しあい暮らしを守るたくましい百姓たち~新松戸の幸谷村
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