いつも来る女の人 の商品レビュー
若い頃、角川文庫の一連の赤背の本には、まったく縁がなかった。当時に読んでいたら、読書生活は変わっただろうか?
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あとがきより、小説を書く、というテーマの短編小説。主人公はどれも20~30代の男女。どの主人公も魅力的で自分の世界を持っているように見える。普段の生活をきちんと送ると、それは小説のようなしっかりとした構成を持ち、人生になる…。さらっと読めてしまうけど、自分の暮らしを振り返るきっか...
あとがきより、小説を書く、というテーマの短編小説。主人公はどれも20~30代の男女。どの主人公も魅力的で自分の世界を持っているように見える。普段の生活をきちんと送ると、それは小説のようなしっかりとした構成を持ち、人生になる…。さらっと読めてしまうけど、自分の暮らしを振り返るきっかけにもなった。
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読みはじめてすぐに苦手な小説の予感がした。 風景が頭の中に立ち上がってこない。 繋がりがあるんだか無いんだか分からずもやもやする。 読みにくい、そんな感じ。 でもなぜだろう、読めば読むほど癖になる。 読み始めに感じたマイナスポイントが良い具合に夢の世界へ誘う働きをしている。 この...
読みはじめてすぐに苦手な小説の予感がした。 風景が頭の中に立ち上がってこない。 繋がりがあるんだか無いんだか分からずもやもやする。 読みにくい、そんな感じ。 でもなぜだろう、読めば読むほど癖になる。 読み始めに感じたマイナスポイントが良い具合に夢の世界へ誘う働きをしている。 この小説は現実世界を描いているのではなく、あくまで物語の世界なのだと気付いた。
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結末の大どんでん返しとか、涙こみあげるようなストーリーがある訳ではないけれど、なぜか読みたくなるのが片岡義男。本作もまた裏切らない片岡ワールドが展開されていました。
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片岡さんは、もう書いていてくれるだけで良いんだよ。 「僕はプレスリーが大好き」の頃から、ずっと接してきた者としては。
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繋がりがあるようでないようなどこかふわふわとした短編集。 その小物、あの人、あの場所、前の物語にあったような・・・でも戻ってみると違ってる。 微妙な揺らぎ具合が心地よい、とりあえず特別な一日ではない日常の一場面。 皆、そこそこに若くて自由で今を生きている。
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文体もテーマもテイストもずっと変わらない安心感、というべきか。短編の最終話に出てくる「'64年のインパラ」みたいな世界が昔はとても好きだった気がする。 山川健一が自らの小説の中で「心に浮かんだフラグメントをノートに書きつけていった」という趣旨のテキストを書いていたのを...
文体もテーマもテイストもずっと変わらない安心感、というべきか。短編の最終話に出てくる「'64年のインパラ」みたいな世界が昔はとても好きだった気がする。 山川健一が自らの小説の中で「心に浮かんだフラグメントをノートに書きつけていった」という趣旨のテキストを書いていたのを思い出す内容だった。
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