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資源争奪の世界史 の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2022/12/29

世界史の内容は半分くらいでタイトルとのギャップは感じたが、近年のエネルギー、資源についても学ぶことができたので私としては良書。資源の考え方、見方がよく定まってない人、知識がない方におすすめ。

Posted byブクログ

2022/09/13

資源系の勉強がしたくて、まず歴史から勉強ということで、 この本をチョイスしてみました。 スパイスが資源なのかどうかはよく分かりませんでしたが、 過去から現代に渡って資源の流れが良く理解できる良書。 そこそこ読みやすくて、理解もしやすいので助かります。 ただ、「世界史」的な要素...

資源系の勉強がしたくて、まず歴史から勉強ということで、 この本をチョイスしてみました。 スパイスが資源なのかどうかはよく分かりませんでしたが、 過去から現代に渡って資源の流れが良く理解できる良書。 そこそこ読みやすくて、理解もしやすいので助かります。 ただ、「世界史」的な要素は、本の前半部分で、 後半は歴史というより、現代のエネルギー事情。 タイムリーな話かつ専門的な話も入っているので、やや難解ですが、 エネルギーを中心にこれからの世の中を俯瞰できるので、 とても勉強になりました。 これを起点に色々と興味のある分野を勉強できそうです。 参考文献 エネルギー400年史: 薪から石炭、石油、原子力、再生可能エネルギーまで https://booklog.jp/item/1/4794224079?carousel=B083ZDMHKH 本の中でも度々登場したこの参考文献。 こっちの本を読んだ方が理解が深まるのかも!?

Posted byブクログ

2022/07/03

石炭から石油を作る人造石油という技法、日本統治時代に発見できなかった満州の石油など、当時を象徴するかのような事実に触れて胸熱。 この本には明確に書かれないが、シェールガスとシェールオイルの生産本格化により、世界1位の原油生産国となったなったアメリカが中東に関心を寄せなくなり、カ...

石炭から石油を作る人造石油という技法、日本統治時代に発見できなかった満州の石油など、当時を象徴するかのような事実に触れて胸熱。 この本には明確に書かれないが、シェールガスとシェールオイルの生産本格化により、世界1位の原油生産国となったなったアメリカが中東に関心を寄せなくなり、カタールは輸出先を求めて安価でLNGガスを欧州へ輸出。そうなるとロシアがLNGの売り先を探して日本にすり寄る、というのが最近までの出来事。中国にもシェールガスが大量に埋蔵されていて、アメリカの技術が欲しい。アメリカや中東から化石燃料依存の状態を脱却したい欧州はカーボンニュートラル路線へ。勿論、LNGや原子力もクリーンエネルギーに含めた。日本はこの動きに乗じて、本当は原子力化を再開したい所。 これらは極めてザックリとした構図で整理ができるような気がするが、原子力も齧り、シェールガスもメタンハイドレードも半端な感じがする中国。欧州や日本より10年遅らせ、2060年にカーボンニュートラルを設定した意図がどこにあるのかが不明瞭であった。本著で解説してくれる蓄電池に必要なコバルト、風力発電タービンに必要なジスプロシウム、これらネオジム磁石に用いられるネオジムなどのレアアースがヒントかと思った。世界のレアアースの9割は中国に依存されていた。どの国もカードを持ち、戦略的に切り始めている。 日本は大丈夫か。 そうした中で確かにサーキュラーエコノミーを、脱石油と同方向の脱プラスチックに限らず、希土類の回収という観点で強化していくのは重要な戦略になるかも知れない。

Posted byブクログ

2022/03/02

#資源争奪の世界史 #読了 タイトルに「世界史」とあって、最初はスパイスから始まったので、様々な資源の歴史的な変遷を期待したが、4章あたりからは近年の動向が中心。このギャップが残念ではあるが、欧米中日の動向、特に日本が遅れていることが事実からよくわかる。昔は日本は「省エネ」ナンバ...

#資源争奪の世界史 #読了 タイトルに「世界史」とあって、最初はスパイスから始まったので、様々な資源の歴史的な変遷を期待したが、4章あたりからは近年の動向が中心。このギャップが残念ではあるが、欧米中日の動向、特に日本が遅れていることが事実からよくわかる。昔は日本は「省エネ」ナンバーワンと誇っていたのに。どうしてこうも遅れてしまっているのか。残念でしょうがない。

Posted byブクログ

2022/02/27

スパイスの話はとても興味深かった。欧州列強の移り変わりなどは特に。それだけにさらに踏み込んだ話があるとよかった。スパイスも広義の資源であるという視点はおもしろいので、この類のテーマがもう一つあるとなおよかった。 そのほかはわたしの知っている話しだったり、著者のほかの本での主張と...

スパイスの話はとても興味深かった。欧州列強の移り変わりなどは特に。それだけにさらに踏み込んだ話があるとよかった。スパイスも広義の資源であるという視点はおもしろいので、この類のテーマがもう一つあるとなおよかった。 そのほかはわたしの知っている話しだったり、著者のほかの本での主張と重なる部分も散見されたり、世界史というより産業リポートといった印象を受けた。 こってりした歴史ものと期待して読まなければ楽しめると思う。

Posted byブクログ

2022/02/13

なんで大航海時代まで欧州はわざわざ高い金を払ってまで西アジアの商人からスパイスを買っているのか疑問だったが、航海技術が未発達だったこと、西アジアの商人がスパイスの原産地であるインドや東南アジアについての情報を隠していた、という説明はストンと理解出来た。 再生可能エネルギーとかサ...

なんで大航海時代まで欧州はわざわざ高い金を払ってまで西アジアの商人からスパイスを買っているのか疑問だったが、航海技術が未発達だったこと、西アジアの商人がスパイスの原産地であるインドや東南アジアについての情報を隠していた、という説明はストンと理解出来た。 再生可能エネルギーとかサーキュラーエコノミー(資源のリサイクル)って環境政策のイメージが強かったけど、今や欧州を中心に立派な市場になっていることを知って興味深かった。 日本がこのムーブメントで主導権を握り資源大国になれることを期待したい。 資源は人間によって資源の地位を得たという主張はまさにその通りだと思った。

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2021/06/27

日本の基礎研究は海外のイノベーションで活用されていることや環境に対する取り組みはコロナが始まる前から世界で始まっていた。世界的の潮流が分かりやすく描かれていた。2014年の都知事選で小泉純一郎と細川護熙タッグでいまこそ脱原発し、自然エネルギーに転換すべきと訴えていたのが記憶によみ...

日本の基礎研究は海外のイノベーションで活用されていることや環境に対する取り組みはコロナが始まる前から世界で始まっていた。世界的の潮流が分かりやすく描かれていた。2014年の都知事選で小泉純一郎と細川護熙タッグでいまこそ脱原発し、自然エネルギーに転換すべきと訴えていたのが記憶によみがえった。

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2021/06/26

図書館で。 スパイス、石炭、石油、天然ガス、再生可能エネルギー、循環エネルギー、そしてデータ、レアアース、廃棄物・再生資源まで、資源の歴史とこれからをわかりやすく解決した本。 専門用語や専門機関などの固有名詞は多いけど、語り口調で書いてあって読みやすい。 グリーンニューディール...

図書館で。 スパイス、石炭、石油、天然ガス、再生可能エネルギー、循環エネルギー、そしてデータ、レアアース、廃棄物・再生資源まで、資源の歴史とこれからをわかりやすく解決した本。 専門用語や専門機関などの固有名詞は多いけど、語り口調で書いてあって読みやすい。 グリーンニューディールとSDGsだなぁと痛感。

Posted byブクログ