神さまのいうとおり の商品レビュー

谷瑞恵(著者)

2021/09/07

会社を辞め主夫となった父と、それを受け入れられない娘、2人の間に挟まれた母。一家は母の曾祖母の元に移住し農業をすることに。様々な局面で表れる言い伝えや風習、まじないの類を、最初はあまり信じていなかった娘は……といった内容の6話からなる連作短篇集。もっと辛気臭い話かと思っていたが、からっと明るい感じで楽しく読めた。しかし、登場する言い伝えやまじない、どれも知らなかった(-_-;)。

2021/08/09

心温まる話し。
昔ながらの言い伝えを現代の高校生を中心に展開していく話し。
主人公の女子高生が素直だから、成り立つストーリーではあるんだろうけどね。
今時、こんな女子高生いるのかね。

2021/08/01

日常の生活の中で昔から言い伝えられているものには色々な習わしや風習があるものだ、小生の母親にも１つある事を読んでいて思い出した。毛糸で編み物をしていた時、毛糸が絡まった時フーフーと息を吹きかけ操作すると絡まりが解けると吹きかけていた事を思い出した。

2021/07/22

古くから伝わるおまじないや地元の風習は、案外後世に残されていくものである。友梨の曾祖母や人形屋敷のハッちゃんは要。また祖母ではなく曾祖母という設定も、言い伝えに信憑性を与えていた。

2021/07/11

　会社を辞めて専業主夫になった父の事が恥ずかしくて、素直になれない友梨。そんな父が農業をやりたいと言い出して…
　友梨を中心としたオムニバス連作短編集。

　友梨の幼なじみの瑛人、わだかまりがあった友人の芽依、ひいおばあちゃん。「迷信」と言われる物が何らかの形で関わってきて、読了後はほんわかした気持ちになれました。
　友梨と瑛人の友達以上恋人未満な関係が可愛かったです。

2021/06/27

高校生の友梨は、仕事を辞めて主夫になった父親が恥ずかしい。本当は、野菜作りに挑戦したり、家族のために栄養を考えた食事を作ったりする姿を認めているのに。でも、家族みんなで田舎に引っ越したことで気持ちも変化していく。
それにしても、ひいおばあちゃんのおまじないがすごい。なくなったものが見つかったり、人形や背中につけた刺繍が身代わりになってくれたり。おまじないが効くのは、愛する人の無事や幸せをを願う祈りの気持ちがこもっているからなのかな。
私は絡まった毛糸をあっという間にほどいてしまう呪文をぜひ試してみたい。
心が柔らかくなる物語だった。

2022/03/28

会社を辞めて主夫になった父親。そんな父親が
恥ずかしい思春期の娘。何も相談してくれない
夫との関係に悩む母親。一家は曾祖母の住む
田舎に引っ越すことになり…。

2021/05/27

とても和やかな気持ちで読了
ちょうど実家に帰省してて
穏やかーな気持ちだったし
迷信とか言い伝えとか
あったよなーって家族と話したり
とにかくこころがやわっこくなる
健やかストーリー

しかしそれゆえに
来年には内容忘れてそうな…

いまこの時に
よい心持ちになれたので
それでよしとする
そんなわけで星３つ