1,800円以上の注文で送料無料

アンソーシャル ディスタンス の商品レビュー

3.7

118件のお客様レビュー

  1. 5つ

    19

  2. 4つ

    46

  3. 3つ

    33

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2026/04/12

コロナ禍が詳細に思い出される短編集。 そんなことあったな、こんな世の中だったなと思いつつ、そこに在るのは金原ひとみワールド全開の主人公達。彼女らは、どうしてそうなっちゃうんだ?という方向に走る走る。 最後に掲載されていた話はかなり性的描写が強く、カフェのカウンター席で開くのはち...

コロナ禍が詳細に思い出される短編集。 そんなことあったな、こんな世の中だったなと思いつつ、そこに在るのは金原ひとみワールド全開の主人公達。彼女らは、どうしてそうなっちゃうんだ?という方向に走る走る。 最後に掲載されていた話はかなり性的描写が強く、カフェのカウンター席で開くのはちょっと躊躇しました。

Posted byブクログ

2026/03/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

◎ストロングゼロ 鬱に突然なる描写が去年の自分に重なってリアルで怖かった。主人公がストロングゼロを注入して生きてくしかなくでしんどかった。けど、彼の親に号泣して電話してえらかった。楽になってほしい。ケアする人へのケア、必要。最後のダンボール、こわかった。忘れたころにしっかりとこれまでのツケが回って来た?みたいな感じ。おもしろかった。 ◎デバッガー 2人とも可哀想だった。大山くんは無邪気に恋をしているだけだから納得できる理由なく、離れられてかわいそうだった。そして主人公は主人公でもうちょっとだけの欠陥(欠陥ですらないような箇所も)を整形しないと気が済まなくなっちゃってかわいそうだった。大山くんと幸せになりたいとか思ってないわけじゃないのに、大山くんといると老いと戦うだけでたのしくなんか全くできなくてかわいそうだった。 ◎コンスキエンティア 不倫不倫不倫。金原さんここまで読んでて不倫が多い。描写がすごくリアルでおもしろい。夫からのあれらのセックスは本当にレイプでしかないからどうにかしてほしかった。 ◎アンソーシャルディスタンス 2人が心中しなさそうでよかった。若くて仲がいいカップルのセックス絡みの描写、すごくリアルで微笑ましくて好きだった。セックスに関する冗談を言って笑って、またセックスして。死から遠いセックスをたのしんでほしい。 ◎テクノブレイク  セックスセックスセックス。金原さんのセックスの描写がリアルすぎて、身を捩らせちゃうような時があった。セックスをこんなに好きな人もそりゃいるか。合意なく撮ればそれは盗撮だし、その判断すらつかなくなるほど彼氏の存在ではなく彼氏のセックスをもとめていた主人公。撮ってたものが流失せず、これからも1人でたのしめるといいな。彼はかわいそうだった。

Posted byブクログ

2026/03/24

初めての金原ひとみさんの作品 1話目のストロングゼロは、様々なストレスのなかでアル中になる様が面白い 2話目も先輩女性の年下君との恋愛に美容に対するストレスと最後のペンギンが面白い作品 3話から5話目はセックス描写や内容がネガティヴ過ぎて好みではありませんでした 次回に期待

Posted byブクログ

2026/03/19

コロナ禍舞台の5篇。不器用な生き方に読むのが辛くさえなるが、金原ひとみならではのハードな筆致に引き込まれる。

Posted byブクログ

2026/01/24

ちょっとアタマのオカシイ女たちが主人公。 依存、執着って怖いなと思った。 彼女たちの姿を醜くて滑稽だと思う自分と 命を燃やす生き様に圧倒されている自分がいる。

Posted byブクログ

2026/01/07

デバッガーは苦しくて、アンソーシャルディスタンスが好きだった。 前から気がついてはいたけど、コロナ禍真っ只中の時期の記憶がなくなってきているなと改めて思った。

Posted byブクログ

2025/12/27

アルコール、美容整形、不倫、生と死、そして性――。 人が本来なら一線を引いて向き合うはずの対象に、じわじわと距離を誤って近づき、気づけば抜け出せないほど深く沈んでいく。その過程で露わになる生々しさや、崩れていく速度のあっけなさに、ページをめくる指が止まらない。 依存の先に待ち受け...

アルコール、美容整形、不倫、生と死、そして性――。 人が本来なら一線を引いて向き合うはずの対象に、じわじわと距離を誤って近づき、気づけば抜け出せないほど深く沈んでいく。その過程で露わになる生々しさや、崩れていく速度のあっけなさに、ページをめくる指が止まらない。 依存の先に待ち受けるものは、破滅か救いか。どちらとも言い切れない“揺らぎ”が、この作品集の魅力だ。短編という器ゆえの“余白”が、読後に奇妙な静けさを残し、読者にそっと考える時間を渡してくる。 痛みと欲望が同居した、それでも目が離せない物語の連なり。作者が描く人間の「ほころび」に、思わず息を詰めてしまう一冊だ。

Posted byブクログ

2025/12/19

初の金原ひとみ先生は衝撃でした。6話からなる短編集で、全ての話でどん底まで堕ちて行く女の話でした。なかでも、アル中の女、コロナ過敏からのセックス依存の女が強烈。どの話も現実味のある内容で、少し怖くなった。

Posted byブクログ

2025/11/12

4.3/5.0 どの話も退廃的で絶望的なんだけど、その暴力性の陰から覗く、人物たちの内面が凄く繊細で、生きるってなんでこんなに難しいんだろう、と改めて思わされた。

Posted byブクログ

2025/09/19

初、金原氏。稀有な作家さんですね。 物語は依存症の女達の短編。 初手のアル中の描写は凄まじかった。アル中は本や漫画で何回も目にして理解してるつもりで、してなかった。これを読んで初めて「ああこんな感覚なんだぁ」と、一体になれた。 所々突き詰める文章は冷や汗がでるほど深く刺さる。 他...

初、金原氏。稀有な作家さんですね。 物語は依存症の女達の短編。 初手のアル中の描写は凄まじかった。アル中は本や漫画で何回も目にして理解してるつもりで、してなかった。これを読んで初めて「ああこんな感覚なんだぁ」と、一体になれた。 所々突き詰める文章は冷や汗がでるほど深く刺さる。 他の女も正直「コイツらきしょいな」と感じるが、思い当たる節がないようでありすぎて、共感なんてしたくないのにちょっとわかってしまうし、そういう女の資質が際立ちすぎてすごーく嫌になる。 それでも、負けんな!がんばろう。 と思わずにはいられなんだ。

Posted byブクログ