紫ノ宮沙霧のビブリオセラピー の商品レビュー
現実世界の住人とは思えないくらい、不思議な魅力を持つ沙霧さん。 意味深な台詞もあったんですが、結局、沙霧さんが何者でどうして夢音堂から出られないのかも謎のまま……。 モヤモヤしました…… 登場人物たちの悩みが、めちゃくちゃ重くないですか?! 一気に読むと心が重たくなりそうです。...
現実世界の住人とは思えないくらい、不思議な魅力を持つ沙霧さん。 意味深な台詞もあったんですが、結局、沙霧さんが何者でどうして夢音堂から出られないのかも謎のまま……。 モヤモヤしました…… 登場人物たちの悩みが、めちゃくちゃ重くないですか?! 一気に読むと心が重たくなりそうです。 1話目からずーんと重くなりました。 その分、解決した後はスッキリとして心が軽くなります! 良かったね~と感情移入できちゃいます! 登場する小説も気になるものばかりで、読んでみたいと思います!
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説明しよう。山の中に建つ古い洋館は【夢音堂書店】という不思議な書店なのであった。 その書店の店主・紫ノ宮沙霧は不思議な能力を持つ超常的な人で、彼女が勧めてくれた本を読むと不思議な夢を見るという……。 ということで、純粋なビブリオセラピーではなく、超常現象的なセラピーでした。...
説明しよう。山の中に建つ古い洋館は【夢音堂書店】という不思議な書店なのであった。 その書店の店主・紫ノ宮沙霧は不思議な能力を持つ超常的な人で、彼女が勧めてくれた本を読むと不思議な夢を見るという……。 ということで、純粋なビブリオセラピーではなく、超常現象的なセラピーでした。 まあ私も超常現象は好きなのでこれはこれで面白かった。 紫ノ宮沙霧と夢音堂書店はこの世のモノならぬ存在で、一体どんな因縁があるのだろうかと思われます。ミステリーのようにすっきりと説明がつくものではなく、ファンタジーです。 紫ノ宮沙霧がビブリオセラピーに用いた本はもっともらしく詳しい説明がされていますが、ネット上で他の方の感想を読ませて頂くと、架空の本のようです。 私もあまり小説を読まないので現在の小説事情についてはよく分からないのですが、本をテーマにしたり、駄菓子屋や食堂を訪れたお客さんが不思議な出来事に出会ったりする物語が色々と出ているようです。本作品もそのような不思議なお店テーマの一つです。 本書は新潮文庫NEXレーベルから出ていて、高校生や大学生が主人公となっていて、その世代を読者対象としているのでしょう。 昔でいうと、「ジュブナイル」とか「ヤングアダルト」と言われていたジャンルだ。 心なしか文字の組み方もゆとりがあって読みやすい。 (老眼や近眼のため細かい字が見えづらくなった熟年世代にも読みやすいのですが) しかし私個人としては、高校時代は重いうつ病に悩まされて恋愛はおろか友人もいなくていつも何でも一人でやっていたし、好きな本すら読めなくなってしまった苦しい時代でした。高校を舞台とした小説はトラウマが蘇るようで辛い。最終章なんかほとんど飛ばし読みになりました。私こそ紫ノ宮沙霧さんの読書セラピーが必要です。 OLDIES 三丁目のブログ 【夢音堂書店】古い洋館は不思議な書店!【紫ノ宮沙霧のビブリオセラピー】 https://diletanto.hateblo.jp/entry/2022/10/12/202521
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再読です。続編&ドラマ化を期待してしまいますね。 3つ目の話は、早めに謎が分かりました。 そういう話好きだからですかね。 でも、1番共感したのは2つ目の話かな。 創作の「苦悩」と「怖さ」は、自分もよく感じますね。 謎を解く場面では文字の横にヽがついています。 そのヽ...
再読です。続編&ドラマ化を期待してしまいますね。 3つ目の話は、早めに謎が分かりました。 そういう話好きだからですかね。 でも、1番共感したのは2つ目の話かな。 創作の「苦悩」と「怖さ」は、自分もよく感じますね。 謎を解く場面では文字の横にヽがついています。 そのヽを見た時は続きを読むのにドキドキしました。 感覚としては心がストンと落とされる感じですかね。
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タイトルに興味を惹かれて購入。 ビブリオセラピー。 ヨーロッパではある程度認知されている…らしいけれど、日本ではまだまだマイナーな領域だろうと思われる。 書物を介して問題点を把握し解消を目指す方法、という認識で良いのだろうか。 さて、本作。 ビブリオ古書堂めいた本の...
タイトルに興味を惹かれて購入。 ビブリオセラピー。 ヨーロッパではある程度認知されている…らしいけれど、日本ではまだまだマイナーな領域だろうと思われる。 書物を介して問題点を把握し解消を目指す方法、という認識で良いのだろうか。 さて、本作。 ビブリオ古書堂めいた本のウンチクも絡めつつ登場人物の悩みを解決していく話…かと思いきや。 思ったよりもファンタジー寄りだった。 作中に登場する作品の取り扱い方もなんだかアンフェアだし不満…を感じていたけれど、途中で私の誤解であると気づいてポンと膝を打つ。 手前勝手な話だけど、してやられたわー。 個人的には二冊目(第二話)が好みでした。 読むこと。 書くこと。 クリエイターを気取ろうと周辺をウロチョロした事もある身として、大変興味深く読めまして。
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