バトン の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
文体が現在形なので、ちょっと読みづらかった。 ストーリーは、絵が好きでいつも一人で絵を描いている圭と母を亡くし父も海外赴任で兄と二人で叔母さんの家で暮らす朝子。イラン人の両親をもつハッサンの3人が、圭のおばあちゃんから雛人形をもらう話。3人の境遇や心も描かれ心温まる話になっている。
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圭は、物怖じしない元気なイラン人のハッサンと仲が良い。絵を描くのが好きなので、サッカーに誘われることには閉口してますが。教室では本を読みほとんどしゃべらない朝子も含めて、3人はハッサンを中心に友情を深めていきます。 〇肩ひじを張らずに自分そのままでいること、また相手のそのままを...
圭は、物怖じしない元気なイラン人のハッサンと仲が良い。絵を描くのが好きなので、サッカーに誘われることには閉口してますが。教室では本を読みほとんどしゃべらない朝子も含めて、3人はハッサンを中心に友情を深めていきます。 〇肩ひじを張らずに自分そのままでいること、また相手のそのままを受け入れること。ゆったりした読書の時間を過ごせた。 〇人形はヒトのカタなのだなあと。おばあちゃんがひな人形に込めた想い、柳さんの木々への想い、3人の子どもたちの人形への気持ち、ハッサンのお母さんの人形に感じた恐怖、イランでも日本でも人形がまた新しい気持ちを載せて次にバトンとなって受け継がれていくのだろうな。 〇昔は必ずしも3月3日ではなかったのか。 〇一刀彫りの人形。岩絵の具。 〇タイザンボクの香り、今度かいでみよう。
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三人の子どもたちを軸に、命の継承について描いている。人種・戦争・家族など、広がりそうなテーマをはらんでいるが、加減がいい。読書会などで読み込んでみたい本。
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