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日本人のための大麻の教科書 の商品レビュー

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11件のお客様レビュー

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2023/08/12

この著書のサブタイトルである「古くて新しい農作物」ってまさに的を得ていると思った。 大麻なんて稲作よりもっと古い古来の農作物で 今現代のこの国では違法とされている嗜好品としての立ち位置では決してなく 普通の日常生活に当たり前に身近にあった、それが日本の産業としての大麻という存在で...

この著書のサブタイトルである「古くて新しい農作物」ってまさに的を得ていると思った。 大麻なんて稲作よりもっと古い古来の農作物で 今現代のこの国では違法とされている嗜好品としての立ち位置では決してなく 普通の日常生活に当たり前に身近にあった、それが日本の産業としての大麻という存在であったのに。 戦前は国の発令で大麻を皆さん育てましょう!と言ってたのに戦後GHQの指示で大麻が違法対象になり 何故か海外から入ってきた嗜好品である大麻と一緒くたになってるって本当不思議な話。 そして嗜好品の方は海外では医療として使われてる云々はもちろんよーくわかるけど 今の今国の法律で一部の農家だけしか栽培できないという規制がされてるからこそ 今の法律の壁の方が高すぎる。 嗜好品じゃないってばっていう板挟みというかなんというか。 なんかダークな印象の方がずっと強すぎて、これはひっくり返すのに時間と忍耐が必要なのでは?と思ってしまう。 吸いたいとか嗜好品として使いたいわけではないが、もし医療として必要な人がいるのであれば使ってもいいんじゃないか?と思うけど。 その辺も法律の壁が遥かに高いから、簡単ではないのは確かかなって思った。

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2023/04/30

日本に限らず人類にとって非常に重要な植物の話 潔癖主義、二律分別主義の文化が世界に浸透することで、捻じ曲げられた扱いをどうどのポイントからつけば復興できるかを提示案内してくれる書籍。 日本人のためと名打つだけあり、国内情報が厚く記載されているが、読み解き理解次第では抜群の資料へと...

日本に限らず人類にとって非常に重要な植物の話 潔癖主義、二律分別主義の文化が世界に浸透することで、捻じ曲げられた扱いをどうどのポイントからつけば復興できるかを提示案内してくれる書籍。 日本人のためと名打つだけあり、国内情報が厚く記載されているが、読み解き理解次第では抜群の資料へと変貌する。教科書と書くとお堅い方々からは突っ込みくらいそうですが、僕個人としてはサムズアップだわ(^^) 最後に本書の存在を教えてくれた存在にも ビッグサンクス◎

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2022/06/23

「大麻」なんて言葉はニュースで芸能人が大麻所持で〜ぐらいにしか聞かない日本。しかし本来日本は大麻と深いつながりがある、ということを解説してくれる本。 海外では嗜好用大麻も解禁されてきているほど身近な存在になってきているのに、日本では「ダメ、絶対」以外ないですもんね。CBDなんか...

「大麻」なんて言葉はニュースで芸能人が大麻所持で〜ぐらいにしか聞かない日本。しかし本来日本は大麻と深いつながりがある、ということを解説してくれる本。 海外では嗜好用大麻も解禁されてきているほど身近な存在になってきているのに、日本では「ダメ、絶対」以外ないですもんね。CBDなんかについてはちょこちょこ聞くようになってきましたが、なんか健康に良いもの?程度の認識しかないと思います。 この本を読んでそのまま大麻吸わせろー!なんていうことにはなりませんが、一部歴史を知るだけでもこの先なんらかの時の情報になるかもしれません。

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2022/05/23

ねずこちゃんの着物や横綱に大麻が使われているのは知らなかった。 吸う大麻として使用していないのにGHQに禁止され大麻農家が打撃を受け1960年以降に吸う大麻の文化が入ってきてから日本にとっての大麻が誤解されて今に至るのが悲しいことだと思った。 大麻=薬物で名前を言うのも憚れる...

ねずこちゃんの着物や横綱に大麻が使われているのは知らなかった。 吸う大麻として使用していないのにGHQに禁止され大麻農家が打撃を受け1960年以降に吸う大麻の文化が入ってきてから日本にとっての大麻が誤解されて今に至るのが悲しいことだと思った。 大麻=薬物で名前を言うのも憚れるような雰囲気は自国の文化を知らないことと同義なので今後変わるといいなと思った。 また日本にあるのは繊維型の大麻であることも初めて知った。 医療や文化や他国の大麻の扱いを取り上げる本だと娯楽としてもタバコほど害がないので推奨として論じるものが多いけど健康な影響や幼児の誤飲、火事やイメージ払拭のための宣伝費などについて触れてる本も読みたいと思った。偏りを感じる。 ※最初の投稿で「ねずこ」を漢字で投稿したところ「ね」しか反映されずそれ以降の文字はないものとされ何度繰り返してもダメだったのでひらがな表記とした。問い合わせ中

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2022/05/11

法律が禁じているだけで、大麻は元来、日本との所縁は深い。 事実や史実をありのまま伝えてくれるので、誰でも偏見なしに大麻の歴史・在り方、これからの形について考えることができる。 各章それぞれに掘り下げる余地は十分にあるが、教科書というタイトルらしく入口として読み応えはたっぷりだ。

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2021/11/07

恥ずかしながら、題名の『大麻』をまさにドラッグのことと判断して手にとりました。 そして、最初のページから頭ふっとばされました。 自分がまさに本書で指摘されている、間違った認識の日本人の典型だったことに、恥ずかしいやら悲しいやら…。 お正月には必ず最寄りの神社でお札を購入しますが、...

恥ずかしながら、題名の『大麻』をまさにドラッグのことと判断して手にとりました。 そして、最初のページから頭ふっとばされました。 自分がまさに本書で指摘されている、間違った認識の日本人の典型だったことに、恥ずかしいやら悲しいやら…。 お正月には必ず最寄りの神社でお札を購入しますが、その際の伊勢神宮のお札が『神宮大麻』とあるのを、なぜタイマ?というか神聖な場所で「タイマ」と発声してよいのかと毎年悩んでいて、仕方なく「伊勢神宮のを…」とゴニョゴニョお願いしていましたが、20年来の疑問が解消しました、猛省します。 来年からは「ジングウタイマください!」とはっきりと発声します!

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2021/10/11

大麻反対派がなぜ反対しているのか、詳しく書かれてないところが少しマイナスの部分。 大麻について昔からの歴史を含めて詳しくわかりやすく書かれてあった。また様々な職業の方の意見も記載してあった。

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2022/01/18

https://www.youtube.com/watch?v=pZznPeBG9xE 【大人の社会科見学】大麻博物館に行って日本の大麻のことを1から教えてもらった #丸山ゴンザレス #裏社会 #クレイジージャーニー 2022/1/12 図書館

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2021/07/04

北米での大麻ビジネスは知っていたが、日本でも農作物としての大麻は稲作より早くから栽培され、日本人の衣食住を支えてきたものとは本書を読むまで知らなかった。 衣類、漁業網、神社のお札等、大麻は生活に根ざしていることが分かった。 一方、大麻取締法は農作物としての大麻保護を目的としておら...

北米での大麻ビジネスは知っていたが、日本でも農作物としての大麻は稲作より早くから栽培され、日本人の衣食住を支えてきたものとは本書を読むまで知らなかった。 衣類、漁業網、神社のお札等、大麻は生活に根ざしていることが分かった。 一方、大麻取締法は農作物としての大麻保護を目的としておらず、世間の偏見を招いている。 農作物としての大麻を守る動きを日本もしていくべきだと感じた。

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2021/07/02

日本においてはすっかり、違法薬物のイメージが定着してしまった「大麻」について、日本での起源から取り締まり対象になるまでの歴史、その間どのように人々の間に定着していたかを、宗教、衣食、文化、あるいは医薬、デザインとしての模様等々の観点から記すことで、あらためて大麻について真面目にか...

日本においてはすっかり、違法薬物のイメージが定着してしまった「大麻」について、日本での起源から取り締まり対象になるまでの歴史、その間どのように人々の間に定着していたかを、宗教、衣食、文化、あるいは医薬、デザインとしての模様等々の観点から記すことで、あらためて大麻について真面目にかつ、真剣に考えてほしい、と提言している本。 確かに現代においては、大麻=違法薬物と思っている人がほ富んだと思うが、本書を読むと、そもそも日本では米よりも先に栽培されていたこと、それは、海外の大麻と異なり、向精神作用物質をほとんど含まないこと、各地の地名や人名にに「麻」の文字が広く使われていること、海外原産のものを使用して、一時期は医薬品として市販されていたこと、屋根葺きの材料として、あるいは葉の文様が今に至るまで使われていること等々、いかに大麻が古来から人々の間に広く、かつ深く浸透していたかが分かった。 もちろん、だからと言って大麻を解禁すべきという事にはならないと思うが、現代においては品種改良されて向精神作用物質をほとんど含まないものが出来ていたり、同作用のほとんどないCBDが市販されるようになって至り、加えててんかん薬としての治験が開始される予定もあると本書で紹介されていることから、嗜好用は別として、医療、衣料、食(作用物質を含まない種として)等の用途については、取り締まりの対象外とする議論が公になっても良いのでは、と感じた。 一方、ちょっと残念に思ったのは、大麻解禁反対派の意見が載っていないところ。それらの意見も踏まえたうえでの、大麻議論をもっと広く、深く議論しましょう、という事であれば、本書の説得力もより増すようにも感じた。

Posted byブクログ