図解入門業界研究 最新 コンテンツ業界の動向とカラクリがよくわかる本 第4版 の商品レビュー

中野明(著者)

2022/03/06

「カラクリ」はやや大袈裟なタイトルだ。しかし、デジタル化が進んで産業構造の変化が激しい業界を各種データを使って分かりやすく解説している。

コロナ禍が進んだ2021年に書かれている。観客動員ができなくなって大打撃を受けたエンターテイメント業界におけるオンラインコンサートなどは、「世界中から顧客を呼べる」と前向きに捉えられている。なるほど、収容人数に制限がある会場と比べればオンラインにはそんな利点もある。

伝達手段が変わってそれに従事する産業が打撃を受けても、コンテンツを生み出す人の仕事は変わらず生きていく。やはり、モノを生み出す人が最後は勝ち残る。