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入浴ヤンキース(2) の商品レビュー

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2021/11/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ほんと、この『入浴ヤンキース』を読むと、ひとっ風呂、浴びに行きたくなる。 こういう風に、読み手に「〇〇したい」って思わせる力を持つ漫画は、個人的に「本物だ」と感じるので、読んでいる時だけじゃなく、感想を書いている時も、ついつい、笑顔になっちゃう。 サウナ漫画もドラマ化する時代なのだし、この『入浴ヤンキース』もドラマ化、ワンチャンあるのでは、と一ファンとして期待している。 イケメンの肉体美ってのも強みだが、私としては、この作品のストーリーやテンポが良い、と感じている。 喧嘩が強いヤンキーが銭湯を堪能する事で、男を磨いていくって話の設定はエッジが効いていると思うし、ヤンキー漫画に必須である男同士の友情も存分に盛り込んであるので、見応えがバッチリのドラマになるんじゃないだろうか。 銭湯で身と心がほぐれている竜哉と大河の表情を出すのは難しいだろ、って言う人もいるだろうが、お湯に浸かったら、演技しようって邪念は吹っ飛び、素で良い顔をしてくれる、と私は確信している。 この(2)では、喧嘩と銭湯がベストマッチである事を、(1)よりも熱く語っているだけでなく、ダチの敵討ちってヤンキー漫画ではお約束の展開にもなっているので、一層にグッと来た。 勝手に相手を倒すのが、お節介、余計なお世話であったとしても、ダチをボコボコにされて大人しくしている方が、男を下げる。なので、竜哉と大河が、兄貴分である優馬の為に、秀兎に立ち向かう様は、かなりカッコよかった。 また、竜哉に春が来そうな予感もある。私は、ヤンキー漫画には、恋愛要素も欲しい人間なので、竜哉にホの字な珠理亜さんには、これからも積極的にアタックしてほしいトコ。しっかし、女に会うってだけで、こうも緊張しちゃうとは、竜哉にも可愛い一面があるもんだ。 さて、(3)では、どんな展開になるんだろう。四天王は、もう二人だが、きっと、これまた、強者でクセ者なんだろうな。また、タイガー&ドラゴンが、今度は、どんな銭湯を紹介してくれるのかも楽しみ。 この台詞を引用に選んだのは、大河の相棒が竜哉で良かった、と思えるものだったので。 根っこの部分が、ちょっと真面目過ぎる部分がある大河は、アルバイトで接客をする際、上手く笑えない事に悩んでしまう。気持ちは解かる。私も苦手だ。 そんな大河をバカにせず、真面目に悩み相談に乗った上で、自分の言葉で相棒を励まし、「よし、やるか」と前向きにさせる竜哉は凄い。 これも一種のカリスマ性だろう。 竜哉は、自分の感情を押し殺さないで、自分のままに生きているもんなぁ。笑いたい時に笑い、怒ると決めたら全力で怒れる。それは、人間力が高い証拠だ。 そう考えると、やはり、竜哉をオトすべく、珠理亜さんには頑張って欲しい。 まぁ、個人的には、大河派なので、大河にも恋愛ドラマ展開が起きてくれないかな、と期待はしている。 きっと、大河は、好きな人の前では、竜哉と話している時や、銭湯で湯に浸かっている時とは異なった笑顔を見せてくれるんじゃないでしょうか。 どんな女性なら、大河にお似合いなのか、それを聞かれると迷うが、それこそ、四天王の姉妹と恋仲になっちゃったら、話はもっと面白くなりそう。 優馬と秀兎の二人とは竜哉が戦っている訳だし、大河も四天王と戦っても良いと思うんですよ。戦う理由が恋絡みってのも、ヤンキー漫画っぽくないでしょうか? 「まぁ、人には得意不得意があるんだから、気にすんなって。お前は、お前のままでいいんだよ、大河。作り笑いなんて、お前にゃ似合わねぇよ。笑いたい時に心から笑える奴が、シブい男だろ」(by松井竜哉)

Posted byブクログ