地理と地形でよみとく世界史の疑問55 の商品レビュー
昨年読んだ『銃・病原菌・鉄』の復習であり、詳細版。『銃・病原菌・鉄』はいわゆる南北問題の遠因を探る力作であり、本作は現代の地域紛争の要因を簡単に説明している。もちろん、両紛争には政治や宗教、経済が深く関わるが、最近流行りの地政学的な解説になっている。 が、「なぜ」の答えがこの...
昨年読んだ『銃・病原菌・鉄』の復習であり、詳細版。『銃・病原菌・鉄』はいわゆる南北問題の遠因を探る力作であり、本作は現代の地域紛争の要因を簡単に説明している。もちろん、両紛争には政治や宗教、経済が深く関わるが、最近流行りの地政学的な解説になっている。 が、「なぜ」の答えがこの場所、海に近いからとか敵対国に挟まれているから、の一言で終わっていて、やや物足りない。世界史通史になってしまっている。 『銃・病原菌・鉄』みたいな分厚さは要らないが、もう少しなんとかならなかったのか。物覚えの悪いボクにはつらい、カタカナの地名と名前の羅列。世界史嫌いにはつらい。
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世界史の基礎が、Q&A形式で理解できる本。項目ごとに必ず地図があり、2~4ページに短くまとめてあって読みやすかった。
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本書は、歴史新書として発売されていたものを、一部変更して、書名を変えて再発行したものだそう。 著者は、東大文学部卒で駿台予備校で世界史の講師をしていた。 その後、本書のような書籍を多数執筆するようになったそうだ。 宝島社新書なのでクオリティもそのようなものであろう。 以前...
本書は、歴史新書として発売されていたものを、一部変更して、書名を変えて再発行したものだそう。 著者は、東大文学部卒で駿台予備校で世界史の講師をしていた。 その後、本書のような書籍を多数執筆するようになったそうだ。 宝島社新書なのでクオリティもそのようなものであろう。 以前、世界史を勉強した。 失念していることを思い出させると言う効果はある。 本書で出会った事柄をもっと深く勉強したければ、さらに掘り下げた本に進むと良い。 笹本駿ニの著作をまた読みたくなった。
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