六月の雪 の商品レビュー
台湾の風を感じることができました。 でも、ちと長い。 そして主人公が幼い。 20くらいかと思ったら32歳!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
台湾に興味を持ってば、なるほどと思うことも多い。ただ流し読みには適さないほど、頭を使う必要はある。それだけ読み応えはあると思います。 最後の唐突な別れは、読んでいて胸を締め付けられます。
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長い小説で、よく調べられていると思いますが、何が一番いいたいのかわからない。祖母の育った台湾のこと、認知症のこと,最終的には自分の進むべき方向になるがいまいちかな~ 感動する小説ということでよんだのだが???
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欖李花(ランリーファ) マングローブ樹種の一種である欖李は、海水と淡水が混じる場所にしか育たない。 台湾の北部の海岸近くにたくさん植わっている。 雪を見たことのない台湾の人たちからまるで雪が降り積もっているかのように小さな白い小花がたくさん咲く。 ストーリーは、けがで入院した...
欖李花(ランリーファ) マングローブ樹種の一種である欖李は、海水と淡水が混じる場所にしか育たない。 台湾の北部の海岸近くにたくさん植わっている。 雪を見たことのない台湾の人たちからまるで雪が降り積もっているかのように小さな白い小花がたくさん咲く。 ストーリーは、けがで入院した主人公の祖母が、幼少期にすごした台湾の思い出の場所を写真に撮って見せようとひとりで旅立つ。 50年も日本人が住んでいて、たくさんの建造物やサトウキビ工場を建て、豊かになった時代があり、日本が戦争に負け蒋介石率いる中華民国がやってきて、日本語・台湾語を禁止され、たくさんの虐殺もあった。 今まで知らなかった台湾の歴史に触れることが出来た。
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「六月の雪』という題名 南の国「台湾」で、降るはずのない「六月」に、目にすることのできない「雪」 それだけで、ドラマが鳴り響く。 主人公の成長物語に、あまり教育の場に出てこない「昭和における日本とアジア」のこと。 太平洋戦争が終わるまで「日本」であった地域「台湾」 最近話題に...
「六月の雪』という題名 南の国「台湾」で、降るはずのない「六月」に、目にすることのできない「雪」 それだけで、ドラマが鳴り響く。 主人公の成長物語に、あまり教育の場に出てこない「昭和における日本とアジア」のこと。 太平洋戦争が終わるまで「日本」であった地域「台湾」 最近話題になった、同時期の朝鮮半島を描いた『パチンコ』とこの本を比べてしまうと、日本人作者のせいか、どことなく日本人の身勝手な“甘さ”が、目についてしまう。 ひとつ、間違えてはいけないこと。 中国にも、韓国にも、ロシアにも、マレーシア、インドネシアにも、親日家がいて、嫌日家がいる。 そしてどちらでもない「無関心」が、本当は大多数であること。 物語はとても面白い。 甘っちょろい成長物語ではなく、同時期の女性たちの生き様が強烈にぶつかってきて、旅先の味わいだけでなく、後味にピリッと何か残る物語でした。
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祖母が台湾で生まれたと初めて孫の未來に話した日、祖母が階段から足を滑らせ入院した。 自分がついていながらという申し訳なさと後悔に苛まれる未來。 ふと、祖母が台湾の家に帰りたいと言っていたことを思い、自分が行って探してみようと台湾を訪れる。 父の元教え子の台湾人を頼りに、祖母の生ま...
祖母が台湾で生まれたと初めて孫の未來に話した日、祖母が階段から足を滑らせ入院した。 自分がついていながらという申し訳なさと後悔に苛まれる未來。 ふと、祖母が台湾の家に帰りたいと言っていたことを思い、自分が行って探してみようと台湾を訪れる。 父の元教え子の台湾人を頼りに、祖母の生まれ育った台南へ。 そこで出会った親切な台湾人の人たち。 そして、未來が知らなかった台湾の歴史。 何もかもが未来にとっては衝撃だった。 そこから未來も新たな夢を描き始める。 台南を訪れてみたくなる。 2023.6.4
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祖母の思い出の地、台湾に行って思い出の場所を探し巡るストーリー。現代の日本人の若者である未來は台湾の歴史を何も知らなかった。それは読者の私も同じ。だから未來と同じ目線で驚いたりしながらの読書でした。 台湾の歴史はこんなにも複雑だったのね。台湾が日本だった時代があること。その後、蔣...
祖母の思い出の地、台湾に行って思い出の場所を探し巡るストーリー。現代の日本人の若者である未來は台湾の歴史を何も知らなかった。それは読者の私も同じ。だから未來と同じ目線で驚いたりしながらの読書でした。 台湾の歴史はこんなにも複雑だったのね。台湾が日本だった時代があること。その後、蔣介石による恐ろしい弾圧の時代。初めて知って改めて考えさせられました。同じ台湾人でも世代によって感じ方が違ったり時には言語が違ったり。表情の乏しい台湾人と豊かな若い世代、何が彼らをそうしたのか?というのは、そんな事情があったのか…と。 かなりの長編で、内容的にも重い部分も多かったのでちょっとしんどかった(コロナ療養中にちょこちょこ読んだせいもあるかもしれないけど)。全く共感できない嫌な奴が出てくるせいかも。未來の叔母にあたる隣に住む女、あと台湾の元祖母の住む家に今暮らす一家の惨状に、読んでいて本当にしんどくなりました。挫折しそうになりながらなんとか読み切ったわ。
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祖母の骨折をきっかけに台湾を訪れることになった孫娘を通して、台湾と日本との歴史的関係を紐解いていく。 台湾は親日派の人が多い、それは戦前戦中の日本の統治のため、と言われるが、終戦後の台湾の複雑な政治背景が多分に影響しているということがわかる。 すでに第二次大戦が終わり、今年で77...
祖母の骨折をきっかけに台湾を訪れることになった孫娘を通して、台湾と日本との歴史的関係を紐解いていく。 台湾は親日派の人が多い、それは戦前戦中の日本の統治のため、と言われるが、終戦後の台湾の複雑な政治背景が多分に影響しているということがわかる。 すでに第二次大戦が終わり、今年で77年もの歳月が経ち、戦争が歴史上の一つの出来事になってしまっているが、生き続ける体験者、文化的影響は残っていると感じた。 小説としてはやや散漫な部分もあるが、台湾の知られざる一面を認識する一冊となった。
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こんなに近いのに 台湾のことを全然知らなかった 観光地としてではなく、 台湾の歴史をもっと知りたい 洪春霞ちゃん 言葉は乱暴だけど涙もろくて 一生懸命未來に協力してくれて 登場人物の中で1番好きでした なのに・・・
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祖母の産まれ故郷 台湾へ向かった主人公。 初めて知った台湾の過去。そして現在。 そこで出会った人々。 暖かい思い、つらい思い。そして別れ それでも前へ進もうとする主人公を応援したくなる 私自身、台湾のことをまったく知らなかったけれど 訪れてみたくなる1冊でした。
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