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昭和天皇物語(8) の商品レビュー

4.1

11件のお客様レビュー

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2023/11/14

いよいよ一番ややこしい時代に入って来たねぇ!この辺りから終戦までの十数年間が日本という国が迷走した時期だよねぇ( ̄▽ ̄;)

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2023/04/18

遂に日中戦争の幕が切って落とされようとしている。張作霖爆殺事件に始まり、柳条湖事件、この後に続く満州事変と関東軍(特に板垣征四郎と石原莞爾)の暴走は止まらない。そんな中、田中義一総理をある種その時の怒りに任せ辞任させ、末には命を絶たせてしまった。おそらく義憤に駆られてのこととは思...

遂に日中戦争の幕が切って落とされようとしている。張作霖爆殺事件に始まり、柳条湖事件、この後に続く満州事変と関東軍(特に板垣征四郎と石原莞爾)の暴走は止まらない。そんな中、田中義一総理をある種その時の怒りに任せ辞任させ、末には命を絶たせてしまった。おそらく義憤に駆られてのこととは思うが「後悔」という言葉を残す。その後は濱口雄幸が総理に就任するが、今も東京駅に残る「浜口首相遭難現場」で有名な濱口総理である。原敬といい、濱口雄幸といい、陛下が篤く信頼を寄せていた総理が悉く暗殺される陛下の心中はいかばかりか。 北一輝の暗躍が始まっている。右翼系社会主義者として有名で、後に二・二六事件の黒幕として昭和維新を唱える。作中に出てくる安藤輝三も加わることとなる。事件の後始末はしたとは言え、結果的に後ろ盾として担がれた感のある秩父宮殿下も軽率な行動だったと言えるのかも知れない。

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2022/06/12

張作霖爆殺事件(満州某重大事件)から、ロンドン軍縮会議、満州事変へと向かう柳条湖事件へと、戦争の道へと突き進む陸海軍と、天皇裕仁のあり方を描く。

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2022/05/18

田中義一の事件など、知らなかったことがいっぱい。ドラマのような近代史だ。西園寺公望はこんな感じだったのか〜。

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2021/09/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いよいよきな臭い時代に時代に入ってきた。満州事変、226事件に向かって不穏な雰囲気。私生活でも、内親王はたくさん誕生してもなかなか親王に恵まれず、追い込まれていく裕仁天皇と良子皇后…。しかし、昨今の皇室のかれこれの問題を思うと、この時代のように皇室の為を想って敢えて厳しいことも諫言する方は宮内庁の職員さんには全然おられないのでしょうか、それとも皇族側にそれを聞き自己を省みる素地が皆無なのでしょうか…。

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2022/09/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

張作霖爆殺事件に対し、事態を有耶無耶にしようとする田中義一(同時の総理大臣)を一喝した昭和天皇。 しかし、欧米で目にした「君臨すれども統治せず」の考え方から、この御仁の行動を反省。以後は政治に口を出さないようにしていこうと決意する。 しかし、今度は満蒙の関東軍が暴走を始める、、、、、、 激動の昭和の始まりであり、十五年戦争へと突入する日本の未来はどうなるのか、不安になる昭和天皇の人間らしい側面が描かれている。

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2021/06/05

<目次> 略 <内容> ロンドン軍縮条約からの統帥権干犯問題、濱口首相の暗殺未遂から病死、満州事変の勃発まで。

Posted byブクログ

2021/06/02

#漫画 #コミック #昭和天皇物語 何とかして、何とかして、そっちじゃない方へ行きたいのに、濁流に流されていくように戦争に近づいてく……

Posted byブクログ

2021/05/30

急に政治性を帯びだした感あり、こんな感じでしたかね?ちょっと今までにない迫力ありです。 この後どういう風に展開するのか、ちょっと面白くなってまいりました。

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2021/05/30

田中内閣は張作霖爆殺事件の責任問題を糊塗しようとし、これに激怒した昭和天皇は内閣を総辞職に追い込む。この事件はその後の政局に大きな禍根を残し、昭和天皇は立憲君主の立場を逸脱したことを深く後悔して、「内閣の上奏する所のものは仮令自分が反対の意見を持つてゐても裁可を与へる事に決心した...

田中内閣は張作霖爆殺事件の責任問題を糊塗しようとし、これに激怒した昭和天皇は内閣を総辞職に追い込む。この事件はその後の政局に大きな禍根を残し、昭和天皇は立憲君主の立場を逸脱したことを深く後悔して、「内閣の上奏する所のものは仮令自分が反対の意見を持つてゐても裁可を与へる事に決心した」という(昭和天皇独白録)。しかし、このような想いを嘲笑うように、国際政治、世界経済の荒波は日本に押し寄せ、多端な時局を乗り切るために天皇親政を求める声さえ高まった。そして、天皇の意思にかかわらず時局の「解決」を求める迷走が始まり、ついに満州の地で火の手が上がる。なお、引き続き安藤輝三の動向を追っている点には、今回北一輝が初登場したこともあり注目したい。

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