はぐれ勇者の異世界バイブル(1) の商品レビュー
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こういう、ちょいエロなコメディ、大好物。 今もなお、人気が根強い異世界転移ものだけど、一般誌に掲載されている作品として、これは、かなり攻めてるのではないか? 私が知らないだけってのもあるにしろ、エロ漫画家が異世界に転移するってのは、何気に斬新なのでは? ここで面白いな、と感じたのは、転移したエロ漫画家が売れっ子ではなく、むしろ、ボツを喰らいまくってばっかりの、今イチ、うだつの上がらない漫画家ってこと。 元いた世界で、ダメ出しを受けてばっかりだったからこそ、自分のエロ漫画を聖書と奉ってくれ、なおかつ、自分の才能を至高の物と讃えてくれる相手がいる異世界で、次第に自信が根付いていくストーリー展開が面白いと同時に、読み手を励ましてくれている。 成年漫画が傾いていた国の経済を立て直すどころか、好景気に持って行くのもビックリ。だけど、性は人の暮らしと国の情勢から切り離せないものであるのは確かなので、あながち、有り得ない事でもないのか、これは。 主役であるスズキも王様らの我儘に振り回されている感じだが、彼よりもシャレにならない迷惑を被り、恥辱に塗れた生活を送る羽目になってしまったユーリさん。 彼女には申し訳ないが、この人の真っ赤になっている顔が、『はぐれ勇者の異世界バイブル』の人気を上げていくと思うので、これから、もっと、辱めましょう、那珂山先生。 何やら、魔王にもロックオンされた感のあるスズキは、果たして、次なる名作を描き上げる事が出来るんだろうか。 欲を言えば、もうちょい、お色気シーンを刺激強めにしてもらいたいかな。せめて、乳首くらいは拝みたい。さすがに、本番シーンは、少年誌じゃ難しそう。 この台詞を引用に選んだのは、ここまで、自分の性癖に素直だと、もはや、リスペクトするしかねぇな、と思ってしまったので。 私は、どちらかと言えば、巨乳よりも微乳派だが、彼の説に対し、納得できる部分もある。むしろ、一切の混じり気のない邪念だけで語っているからこその説得力だろう、これは。 大賢者も一皮剝けば、ただのスケベジジィだが、性癖を押し殺し過ぎて、モンスターになるよりかは、遥かにマシである。 これからも、巨乳スキーとして、その存在感を示してほしいが、それはユーリさんが大変な目に遭うって事か・・・・・すまん、ユーリさん、凄く楽しみ。 「何を言ってる、賢者ユーリ。乳房とは、いわば、母性の象徴。誰しもが、その胸に抱かれ、育まれていった。聖母である我が乳房が、つつましくあってよいのだろうか? いや、ならん」(by大賢者シーンジャ)
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