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多様な社会はなぜ難しいか の商品レビュー

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10件のお客様レビュー

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2024/04/26

すごく勉強になった。自分の心の奥の方に合った気持ちに気付けた。心の湖から掬い上げてくれた。自分では言葉にできなかった違和感を言語化してくれた。すごく読んで良かったです。

Posted byブクログ

2023/11/15

・2015年からの新聞コラムで世間で話題となった女性活躍、子育て、差別、などに関する問題を振り返る。今も依然変わらない世の中にため息が出てしまう。 私が子育てと仕事をしながら、なんで?変わってよ?と思っていたことが、そんなに簡単に変わらない、根深い問題である事が良くわかった。 著...

・2015年からの新聞コラムで世間で話題となった女性活躍、子育て、差別、などに関する問題を振り返る。今も依然変わらない世の中にため息が出てしまう。 私が子育てと仕事をしながら、なんで?変わってよ?と思っていたことが、そんなに簡単に変わらない、根深い問題である事が良くわかった。 著者のいう、「ダイバーシティは取り入れるのが望ましいけれども日常的には馴染まない」と思っている多くの人に、この本で日本の現状や女性の心の叫び声を知って、一緒に変えていく方法を考えて欲しい。(あ)

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2022/12/05

女性差別を中心にダイバーシティが根付かない現状についてのコラムをまとめたもの。 死後離婚という言葉を初めて知った。

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2022/09/01

「なぜ難しいか」というタイトルにつられ蔦屋書店で購入。あ、これ日経新聞の連載の寄せ集めか、と読むのがダルくなり時間をかけて読了。 てっきり、このHell Japanになにか特効薬のようなものがあるのかと思った。普段フェミ友同士で喋ってるような社会課題についての問題提起しかしてい...

「なぜ難しいか」というタイトルにつられ蔦屋書店で購入。あ、これ日経新聞の連載の寄せ集めか、と読むのがダルくなり時間をかけて読了。 てっきり、このHell Japanになにか特効薬のようなものがあるのかと思った。普段フェミ友同士で喋ってるような社会課題についての問題提起しかしていなくて、正直新たな発見はなかった。 でも、読み終えて一晩経って、蔦屋書店で手に取ったときから私の姿勢が間違ってたなって気づいた。特効薬なんてあるわけがない。統一教会に気づいたとき、一瞬「これが全ての元凶だったんだ!」って思ったけど、冷静になってみると統一協会入ってないクソクソクソおじさんだって沢山いる。 本当絶望しそうだけど、一つひとつの事象について、最善の解決策は何かっていうのを探しながらジェンダー問題ってどうにかならないんだろうなって、この本を読んで気づいた。気づくと、この書影も示唆深いものを感じる。色んな問題が絡み合って、もう前が見えないくらいなんだけど、それでも個々に向き合わなければいけない。絡み合ってるってことは、一つやれば他にも影響は出るはず。 さぁ、何から始めようか。

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2022/06/12

https://bookplus.nikkei.com/atcl/catalog/2021/9784532177003/

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2022/03/05

2022. 06 日経のコラムを読んでなかったのだけど 各コラムの後に5〜7年前の日付を見て 何も変わってない、とか こんなことがあったあ、とか この数年を改めて振り返りながら 色んな感情になった 「女性活躍掲げれど音速の人生設計まるでF1」など ワードチョイスや例えが面白...

2022. 06 日経のコラムを読んでなかったのだけど 各コラムの後に5〜7年前の日付を見て 何も変わってない、とか こんなことがあったあ、とか この数年を改めて振り返りながら 色んな感情になった 「女性活躍掲げれど音速の人生設計まるでF1」など ワードチョイスや例えが面白くて楽しく読んだ P4 この国で異物は、目には見えないが強固な同化圧力により、日々排除されていく。おそらく排除されていることすら気づかれずに。 P27 第二次安倍政権発足の2012年の段階で、日本のジェンダーギャップ指数は135カ国中101位であったが、2020年の日本の順位は153カ国中121位となっている。つまり日本は、ジェンダー平等にについて「頑張ってはいるが、国際社会ではどんどん取り残されている」結果となっている。 P99 「他者への不寛容」は、そこに正義があると信じられれば歯止めが効かなくなる。 P259 ジェンダーのみならず、マイノリティの問題は「問題視すらされないこと」の方に多く潜んでいる。

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2022/02/22

セクハラ裁判のニュースを見て、紹介者の夫は「面倒な人に合っちゃったね」と言ったことから、人の感じ方の違い、ダイバーシティについて、考えるきっかけに。 フェミニズムとかジェンダーギャップについての本を、片っ端から読んでみて、出会った本。

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2021/08/29

女性の就業率は上がっても、政治経済の要職に就く女性はいまだ数少なく、ジェンダーギャップ指数が先進国で最下位の日本。この国の「かわらなさ」の正体とは?近年話題をよんだトピックをとりあげつつ、ダイバーシティが根付かない日本社会の、問題の深淵に迫る。 帯が良くて手に取りましたが、結局、...

女性の就業率は上がっても、政治経済の要職に就く女性はいまだ数少なく、ジェンダーギャップ指数が先進国で最下位の日本。この国の「かわらなさ」の正体とは?近年話題をよんだトピックをとりあげつつ、ダイバーシティが根付かない日本社会の、問題の深淵に迫る。 帯が良くて手に取りましたが、結局、前半は日本の現状がいかに進んでいないか実感するだけで終わってしまって、もう少し深い議論が欲しかった気もする。ただ後半は、なぜ日本の女性がここまで社会進出が難しく、少子化も進んでしまうのかということがリアルな共働き夫婦の言葉として表れていて、ほんとそうだよなあと共感しまくりでした。私も前は結婚して子育てしたいなって気持ちだったけど、この社会じゃ普通につらすぎて、だったら一人で気ままに楽しく生きたいなって思っちゃう。まずは政治に女性の意見を取り入れるために女性議員が増えてほしい。選挙に行って自分にできる選択を続けようと思った。

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2021/07/22

前半は少し読みづらかったが、後半のコラムを集めた部分は読みやすかった。女性からしたら、うんうんとうなづけることばかり。もう少し日本も男女平等というか、女性の大変さを大変と思いやれる社会になればいいと思う。女性差別がなくならないのにLGBTに対する差別解消もないものだと思ってしまう...

前半は少し読みづらかったが、後半のコラムを集めた部分は読みやすかった。女性からしたら、うんうんとうなづけることばかり。もう少し日本も男女平等というか、女性の大変さを大変と思いやれる社会になればいいと思う。女性差別がなくならないのにLGBTに対する差別解消もないものだと思ってしまう。

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2021/06/07

「企業におけるダイバーシティーとは、達成すべき目標ではなく、多くの人たちのより良い協業を可能にする『土台』である」という筆者の言葉が印象的なこの本には、日本のダイバーシティー&インクルージョン活動の現状、活動に対する日本人の反応、日本でなぜこの活動が進まないのか、について書かれて...

「企業におけるダイバーシティーとは、達成すべき目標ではなく、多くの人たちのより良い協業を可能にする『土台』である」という筆者の言葉が印象的なこの本には、日本のダイバーシティー&インクルージョン活動の現状、活動に対する日本人の反応、日本でなぜこの活動が進まないのか、について書かれています。 男性中心の職場編成が持続する理由についての著者の考察が印象的でした。 ・日本では、育児や家事の手間数が多く、完璧さ丁寧さ美しさが求められすぎている ・そしてその育児や家事の大半は、言うまでもなく女性が担っているし、委託先(夫または親権者、託児所、行政サービス)が充実していない ・国政は女性の就労を推進しているが、上記理由から、女性が分身の術を使えない限りまともな就労は難しい、だからパートや有期契約社員としてしか働けない ・有期で変則的な働き方の女性は企業のメインプロジェクトにアサインしにくく、結果として男性中心の職場編成が持続する ・一方でメディアは、育児も家事もしながら進学したり起業した一部のレアポケモンみたいな女性の成功体験を取り上げて報道することで、働きたいすべての女性にスーパーキャリアウーマン化を求めてしまい、結果として多数の女性の気力を奪ってしまう ダイバーシティー活動が進まない理由を語る上で筆者は、キング牧師の「善意の人々による浅い理解は、悪意ある人々からの絶対的な誤解よりも腹立たしいものだ。生ぬるい受け入れは、はっきりした拒絶よりもはるかに当惑させる」という発言を引用した上で、日本人の多くはダイバーシティー活動についての理解が浅く、権力者ほど本音ではダイバーシティーを敬遠し、ダイバーシティー活動を許容するフリをして言葉による深い議論を避けてきたため、マイノリティーの言葉は議論前に圧殺されてしまい活動が進まない、と述べています。 この本には、こういったダイバーシティー活動について日本が抱える問題や筆者が感じる不満が述べられていますが、一方で、じゃあどうすれば良くなるの?という解決策の提案はあまり多くありません。 これは著書の批判では決してなく、むしろこれだけ日本のダイバーシティー活動について深く理解され考察されている筆者でも、解決策が思いつかないほど深刻な状況にあるのではないか、と思わされてしまいまいした。 僕も家族を持つひとりの人間として、本当にいろいろと考えさせられる本でした。

Posted byブクログ