パーパス経営 の商品レビュー
会社のエライ人が「なわせんせい」と言ってた方の本をようやく読みました。元マッキンゼーの人なのね。 もう超ごもっともでそういう風にしたいけど、なかなか数字に追いまされてる人たちはトップが突然悟りを開いたような事を言い始めると、行動とマッチしてないと困惑するね。。
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( オンラインコミュニティ「Book Bar for Leaders」内で紹介 https://www.bizmentor.jp/bookbar )
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SDGs/ESGの波が来ている中、「そんな客観正義を示したところでステークホルダーの共感は得られないので、各企業が主観正義を打ち立てることが重要」という指摘には、納得させられた。確かに、SDGsと企業活動の紐付けやら、コーポレードガバナンスコードの全コンプライに勤しむ企業は多いが、義務感からやっているだけに見える。本来は、これを機会に、企業の志に立ち返ることが求められているのかも知れない。 一方、「ガバナンスは株主のためにやっていることで、株主資本主義から決別した今、そんなのは無用だ」という筆者の主張は極論な気がした。ガバナンスは株主のためだけにやっているわけではないし、会社は株主のものではないとしても、資金調達先として株主の存在が大きいことは事実。あと「ガバナンス態勢を構築することで、企業をリスク回避に走らせるのも問題」という主張もあるが、リスクテイクの精度向上も、ガバナンス態勢構築の目的なので、その点も踏まえて、ガバナンスを軽視しすぎている印象を持った。
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資本主義における基本資産は、カネ(金融資本)とモノ(物的資本)だった。ヒト(人的資産)は、資産ではなく費用(コスト)として計上されるという欠点があった。本書で提唱する「パーパス経営」の源泉は、人の思いを中心とした「パーパス」という目に見えない資産である。これは自分は何のために存在...
資本主義における基本資産は、カネ(金融資本)とモノ(物的資本)だった。ヒト(人的資産)は、資産ではなく費用(コスト)として計上されるという欠点があった。本書で提唱する「パーパス経営」の源泉は、人の思いを中心とした「パーパス」という目に見えない資産である。これは自分は何のために存在するのか、そして他者にとって価値のあることをしたいという信念である。「パーパス」は、マネジメント用語としても、ミッション、ビジョン、バリューの上位概念として注目されている。こうした考え方は、日本の企業が昔から「志」といった言葉で、強く持っているものだ(著者はパーパス重視の経営を「志本主義」と呼ぶ)。これからは、志に基づく顧客資産、人的資産、組織資産などの無形資産をいかに蓄積していくかが経営の鍵となる。昨今、注目されているSDGsは、2030年までの目標にすぎない。そうではなく、30年先の視点から現在を捉える発想が不可欠だ。本書では、国内外の100社以上の名だたる企業の変革にかかわってきた著者が、志を追求し、成長を続けるための経営の思想と、具体的なマネジメントの方法を説き明かす。
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SDGsバッジを見せびらかしているだけで中身がないと見透かされて見放される。 ファッションエコや、SDGs搾取は持続不可能。 かつての日本人のような、ジリリタ、三方よし、論語と算盤(道徳と経済のバランス)という気概を思い出すこと。
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