1,800円以上の注文で送料無料

10代からのSDGs の商品レビュー

4.7

4件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/11/28

身の回りの障害を減らしてみる。 分野を超えて、目の前の人にできる限りのことをする →中村哲 神経内科医として始めはパキスタンにわたり、そのあとアフガニスタンへ渡った。水不足に苦しむアフガニスタンを助けるため独学で灌漑を学び井戸を引いた。分野が違うからできないとか、自分にはそんな能...

身の回りの障害を減らしてみる。 分野を超えて、目の前の人にできる限りのことをする →中村哲 神経内科医として始めはパキスタンにわたり、そのあとアフガニスタンへ渡った。水不足に苦しむアフガニスタンを助けるため独学で灌漑を学び井戸を引いた。分野が違うからできないとか、自分にはそんな能力はないとか思わずにがむしゃらでもやってみる。これが世界を変える一歩になるんじゃないかな〜なんて思ったりした。

Posted byブクログ

2022/07/16

 これもまた読みやすくわかりやすい本でした。中高生向きの本棚から探してきただけのことはあります。図書館って便利ですよねえ。  本書の監修者が若い研究者。井筒節さんと堤敦朗さん。特に,堤さんの所属は地元金沢大学の先生なので,すごく親近感を持ちました。能登の里山里海が世界農業遺産にな...

 これもまた読みやすくわかりやすい本でした。中高生向きの本棚から探してきただけのことはあります。図書館って便利ですよねえ。  本書の監修者が若い研究者。井筒節さんと堤敦朗さん。特に,堤さんの所属は地元金沢大学の先生なので,すごく親近感を持ちました。能登の里山里海が世界農業遺産になったことなども話題にのぼっていますよ。  本書には,目標を一つずつ挙げて説明をしているような内容はありません。日本の各地で行われている具体的な取り組みを紹介しています。読み物としてもおもしろいです。まさにイノベーションの具体例があるんです。  中村哲さんのやったことは少し詳しく紹介しています。彼が行ったことはまさにSDGsの先駆けでした。「誰一人取り残さない」という気持ちが彼の行動力の原点だったのでしょう。  SDGsについて説明している他の著書とはちょっと視点を変えたユニークな作りになっている本です。SDGsの大枠をある程度知っている方に,お薦めします。  巻末には,SDGsに関わる映画や著書の紹介があり,とても参考になります。AmazonPrimeでも検索して見てみますかね。  ただ,p.71に出ている「イフガオの美しい棚田を背景に…」というコメントのある写真ですが,これって,イフガオではなく,彼らが訪れた千枚田の写真ではないかな。イフガオの棚田は,山地にあるはず。海に面しているんだから千枚田ですね。編集部に言っておこうっと。

Posted byブクログ

2022/10/11

【琉球大学附属図書館OPACリンク】 https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC06876305

Posted byブクログ

2021/07/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

SDGsの入門書としていい。東京大学の先生と金沢大学の先生が監修。 今まで、なぜSDGsが話題に上がることが増えているのか分からなかったが、コロナ禍の今だからこそ、この必要性をひしひしと感じる。世界は繋がっていて、お互いに協力していくことの必要性を。また、違いを認め、それぞれが意見を言いやすい社会になることを。「一人も取り残されない社会」はきっと素敵なんだろうな。 以下、良かった言葉などを示す。 11頁 2006年以降の地中海東部の記録的な干魃は、2011年から始まるシリア内戦にもつながり、この内戦で多くの難民が生まれた。干魃の原因は気候変動の影響を受けたものと考えられる。これが、食料、水不足、政治的な問題になり、ときには紛争につながる。すると、教育が受けられなくなったり、人々の命や健康がおびやかされるのにつながる。 15頁2006年に国連で障害者権利条約が採択され、障害の考え方が「社会モデル」に変わった。社会モデルとは、たとえば車椅子の人はスロープがあれば、行きたいところに行ける。そうすれば、障害(障壁)はなくなる。つまり、障害(障壁)は社会が生み出すもの 21頁 SDGsの最も大切なメッセージは、誰ひとり取り残さない、という、大目標。これまでのように、持つものがもつようにするのでなく、最も周辺化された人々、つまり最も苦しい状況にらおかれた人々を優先して、格差をらなくすことが2030年までの世界の約束になった。周辺化された人々という国連用語には、移民、障害者、高齢者、先住民ら難民の方などが含まれる。日本における移民は1.8%、障害者14%、60歳以上34%、LGBTは8.9%という数字が発表されています。これらの数を足しただけでも60%にせまる。 118頁 持つものがさらに幸せになることを目指すのでなく、一番苦しい立場にいる人達の状況改善を優先する。これは、2030アジェンダに書かれている。アジェンダには、ウェルビーイングという用語も書かれており、お金や生死では人の幸せは測れず、心の生き物である人間には、不安や恐怖ら愛、そして幸福感などの感情とは鍵になる。 119頁 本来のSDGsの使い方は、(1)かくぶんやにおいて、取り残している人がいないかをチェックし、取り残していたら包摂するように変えていく(2)自分の分野の活動のみならぶ、他分野との相互作用に目を向け、世界と未来のさまざまな人と環境への影響を鑑みてアクションを進化させていく、(3)後に設定された232の指標を参考に取り組みが充分でないところに資金や人材や投資し、達成やわ目指す 今多い、17のゴールを覚えたり、自分の活動をSDGsロゴに付したりする試みは目標達成にはつながらない。

Posted byブクログ