非正規介護職員ヨボヨボ日記 の商品レビュー
非正規職員の真山氏が採用となった介護施設での働きぶりを紹介している。施設の様子や介護の対象となら方への対応の様子など分かる。
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中高年の日記シリーズ、何冊か刊行されてますね。最初に読んだのは、56歳から介護の世界に入った真山剛氏の「非正規介護職員ヨボヨボ日記」(2021.5)です。内容は次の4つ:①流れ流れて介護職員 ②私の「ホ」がない生活 ③すぐ辞める人、まだ辞められない人 ④底辺からの眺め。 「ホ」は鹿児島の方言。稲穂の「穂」、船の「帆」、そのホがない。肝心な部分がない→間抜け という意味だそうです。介護する人は大変ですが、介護される人もまた大変だと思います!
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日記シリーズで唯一分かるのがこの仕事。なので新たな驚きはない。とは言え、私は施設のことはよく分からないので興味深く読めた。
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2022.10.10 読んでて暗くなるかな?と思ったけど大変な介護職とお年寄りの言動を面白おかしく茶化しながら描いていて思ったより楽しく読めた。 うちの母がこうなる日も近いかもしれないし、自分もいつかこうなるとわかっていても今から怖い。 認知症になったとしても不安や孤独の記憶の...
2022.10.10 読んでて暗くなるかな?と思ったけど大変な介護職とお年寄りの言動を面白おかしく茶化しながら描いていて思ったより楽しく読めた。 うちの母がこうなる日も近いかもしれないし、自分もいつかこうなるとわかっていても今から怖い。 認知症になったとしても不安や孤独の記憶の中で過ごすより、楽しく幸せな記憶の中で生きていたいなーと思う。
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介護職員の日常を描いたノンフィクション。 著者は、建設コンサルタント、居酒屋経営、広告代理店など様々な仕事をしてきて、介護職員に行き着いた。 老人たちとの付き合い方、身の回りの世話、患者の周辺の人々、上司の話、認知症の事例などなど介護に関わる様々なエピソードを紹介する。 著者の...
介護職員の日常を描いたノンフィクション。 著者は、建設コンサルタント、居酒屋経営、広告代理店など様々な仕事をしてきて、介護職員に行き着いた。 老人たちとの付き合い方、身の回りの世話、患者の周辺の人々、上司の話、認知症の事例などなど介護に関わる様々なエピソードを紹介する。 著者の現場が同郷ということもあって親近感が湧いた。 この地域の人たちの言葉や行動は、大体想像できるので「なるほど」と思うことも多かった。著者の苦労は、一般的な介護職員の問題もあるか、地域性も関係しているかもしれない。 自分の親も、近い将来介護職員のお世話になるかもしれない。 その時は職員さんの実態を考慮して、接してあげたいと思った。
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私も介護施設で相談員をしていたことがあり、読みながら「あるあるー」と共感できた。 きつい仕事だけど、人と接する事が好きだという著者。きっと利用者さんも楽しい時期を過ごせるに違いない。
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介護現場で起きた壮絶なエピソードの数々を、軽めの口調で語っている本です。 この仕事に生きがいなど感じることもなく、ただ人生の縮図として利用者を観察しながら働いている作者の話。「面白がるくらいでないとやっていけない」という言葉に勇気をもらえました。 利用者だけでなくその家族や施設...
介護現場で起きた壮絶なエピソードの数々を、軽めの口調で語っている本です。 この仕事に生きがいなど感じることもなく、ただ人生の縮図として利用者を観察しながら働いている作者の話。「面白がるくらいでないとやっていけない」という言葉に勇気をもらえました。 利用者だけでなくその家族や施設で働くスタッフとのエピソードもなかなか…。読んでいて身につまされました。 家族のための施設を選んだ経験と働いた経験、両方を経験した作者ならではの施設選びのポイントを教えてくれているのが為になりました。 自分自身や親が施設を利用する前に読んで良かったとおもいました。
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映画「Plan75」が公開される前に、自分の意見を持つための読書。 「正直なところ、私はここいる入居者の様に年老いてシモの世話までされ、好きな酒を禁止されてまで長生きしたいとは思わない。その考えはこの仕事始めてから更に強くなった」と語る。人としての尊厳をどこに置くか、妥協点をどこに引けばいいのか、考えさせられます。 きっと、実年齢は関係ない。健康寿命というか、自分のことを自分でできるという”ここまで”の線引き、それが大事なのかもしれない。少なくとも、その線引きができる能力があるうちに、判断できさえすれば。例えば、1冊の本が読めなくなったときか、2時間の映画が見られなくなったときか、1時間のTVドラマがか、ゲームに集中できない時か、SNSを更新する意欲が無くなった時か。 「自由」について:一流ホテルで暮らせる。ただし一生ホテルから一歩も外に出ることができない。そんな生活を選択できるか、というものだ。ホテルの広さにもよるかもしれないけど、やっぱり、「本当の自由」はないかもしれない。動物園の動物たちのように、ちょっとした隙に逃げ出すかもしれない 本文よりも、脚注の豆知識?のほうが面白いくてためになります。
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どうも、このシリーズのイラストには悪意を感じるw まあ、平積みになったときのインパクト重視なのでしょうが。 底辺だからこれでいいやみたいな諦念は持ってほしくないのだが。 若い人が憧れる介護士像が必要だと思います。 内容はあるあるで、可もなく不可もなし。
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自分の老後が怖い。 ただでさえ短気なのに、認知症になって家族やケアしてくれる人に怒鳴り散らしたり暴力を振るったり、ワガママ放題になったら。 考えるだけで恐ろしい。 人様に迷惑を掛けずにぽっくり逝きたいというのがよく分かる。 介護職の方は本当に大変だろうな。 やり甲斐だけでは勤ま...
自分の老後が怖い。 ただでさえ短気なのに、認知症になって家族やケアしてくれる人に怒鳴り散らしたり暴力を振るったり、ワガママ放題になったら。 考えるだけで恐ろしい。 人様に迷惑を掛けずにぽっくり逝きたいというのがよく分かる。 介護職の方は本当に大変だろうな。 やり甲斐だけでは勤まらないが、賃金は高くない。 介護、保育、家事、育児など一昔前は妻や嫁が当然のようにやっていた無償労働が、今も軽視されている。 もっと地位と賃金が向上すると良いのだけど、日本は…どうだろう? そういう労働を女性にやらせてきた時代の政治家達を一掃しないと無理だろうな、といういつもの悶々とした気持ちになる。 ところで、面白いなと思ったのは、 施設に入所している女性は夫の遺影を飾るが、 妻の遺影を飾る男性はいないというところ。 不思議だけど何となく分かるような気がする。
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