後醍醐天皇と建武政権 の商品レビュー
イマイチ最新の学説から離れていると思ったら、1999年の本。だが、主なところは今でも通用すると思う。 後醍醐天皇の商業政策などは詳しくてわかりやすい。 平泉らの皇国史観への批判は紋切り型。最近は平泉を評価する声もある。歴史の進歩とか言うのも、戦後の唯物史観の尻尾か。 一番、時代遅...
イマイチ最新の学説から離れていると思ったら、1999年の本。だが、主なところは今でも通用すると思う。 後醍醐天皇の商業政策などは詳しくてわかりやすい。 平泉らの皇国史観への批判は紋切り型。最近は平泉を評価する声もある。歴史の進歩とか言うのも、戦後の唯物史観の尻尾か。 一番、時代遅れを感じたのは、皇国史観=軍部の戦争、民衆被害者論。女性の陵辱とか従軍慰安婦を言っているんだろうなあ。 何でも戦争と結びつける論者を見ると、明治にチョンマゲ結った人を見るのと同じ感じがする。 補論まで書いて、しつこく言うのは、戦後進歩主義の残党感ありあり。
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